GIRL'S KEIRIN×Oddspark Ver.3 日本競輪学校 林 真奈美生徒、蓑田 真璃生徒、土屋 珠里生徒 インタビュアー:赤見 千尋 |
土屋:高校生の時に進路で悩んで、最初は大学進学を考えていたんですけど、本当にそこに行きたいのかなって、ちょっと自分でもわからなくて。その時にテレビでガールズケイリンを見て、父にも勧められたし、みんなと違うことをしたいなって思って決めました。自転車には全然乗ったことがなったんですけど、もともと陸上をやっていて、その練習でパワーマックスとかに乗った時に他の人よりも得意だったっていうのがちょっと自信になりました。
みなさんすでに所属と師匠が決まっているそうですけれども、競輪選手になりたいと思ったら、どんな行動を取るものなんですか?蓑田:まずは競輪場に電話しました。競輪選手を目指す人はここに電話して下さいみたいな感じで、要項に書いてあったんです。電話したら、自分の経歴を聞かれて、その後面接でやる気があるかどうかを聞かれて。そこから選手会の方に紹介してもらって師匠を決めるんですけど、「こんな候補生がいますがどうですか?」みたいに、お見合いのような感じで(笑)。わたしの場合は住んでる地元が近い選手にお願いして、一緒に練習させてもらってます。
競輪学校に入る前に、師匠と一緒に練習するんですか?蓑田:そうです。技能試験の人は基本的にそうだと思いますよ。師匠に教えてもらって、育ててもらうんです。
林:わたしの師匠は、「プロになったら自分でやれるようになれよ」っていうスタンスの人なので、特に指示がない時もありました。師匠がいない時は兄弟子にお願いしたりして練習していますね。グループで練習する人もいるし、一匹狼的な人もいるし。あとは、居る人とするっていう時もありますね。
みなさんそれぞれが目指す選手像というのは?蓑田:先行で日本一になることです。自分の力でゴールまで走り切るというのは、本当にカッコイイので憧れます。風の抵抗が全然違うので、先行で走り切るのはすごく力が要りますから。目指しているのは奥井迪(ふみ)選手です。先行して風を切ってゴールする姿がすごくカッコいいので、わたしもそういう選手になりたいです。
土屋:わたしも先行選手を目指しているっていうのと、まだ高校を卒業したばかりで社会を経験していないので、人として尊敬されるようなしっかりした人になりたいっていうのがあります。
林:わたしは、ボートでも味わった日本一をもう一度味わいたいっていうことと、あとは雰囲気というか、オーラのある選手になりたいです。強いっていう意味では姉弟子の小林優香選手に憧れます。今3つタイトルを獲っているすごい選手です。自分が競輪場で練習を始めたのが3月だったんですけど、5月に小林選手がデビューしてずっと見ていたので、憧れざるを得ない存在です。小林選手を超えれば、日本一になれるよって周りからも言われているので、そこを目指しています。かなり高い目標ですけど、実現できるように頑張ります!