前夜発売 1:45から発売開始予定!
オートレース選手インタビュー
初の年末大舞台へ!!!|黒川 京介選手
2021年12月 7日

川口所属の33期。今年はSG優出2回。目標としていた年末のスーパースタートライアル戦(以下スーパースター)の切符を獲得しました。今年、ここまでの状態や年末へ向けての気持ちなど、お聞きしてきました。

(取材日:2021年11月26日)

インタビュー / AKI

kurokawa_k_211208_01.png

AKI:年末のスーパースタートライアル戦に初出場決定おめでとうございます!

黒川:ありがとうございます。凄く嬉しいです。ずっと目標というか、夢のひとつでした。2年前くらいにポイント18位くらいでスーパースターを逃した事があって。なので、今回決まって本当に良かったです。

AKI:今年はSGオールスター・オートレースで3着。大きなポイントになりましたね。

黒川:そうですね。ただ、その時は年末を考える余裕はなくって。とにかく一つでも上位の着をと考えていました。結果的についてきてくれた年末という感じでした。その後もまずは目の前のレースをという感じでしたが、最近になってやっと年末を意識するようになりました。

AKI:9月の全日本選抜でもSG優出がありました。今年は優勝こそありませんでしたが、大きな舞台での活躍が目立っていますよね!

黒川:そうですね。優勝はなかったんですけどグレードの優出が多くて。普通開催が2回の優出で、グレードが5回くらい。グレードの優勝戦に多く乗れました。同じ優勝戦でもグレードの優勝は違います。あの雰囲気は押し潰されそうにもなりますね。ピットから出るまでは緊張しますね。スタートラインに立てば大丈夫なんですが。初めてのSG優勝戦の時はピットの中から逃げ出したいくらいの雰囲気、すごい緊張でした。めちゃくちゃ時間長いですし(笑)なので、その時のレースは走り切る事がいっぱいで。けど、そういう経験があって、今年のオールスターではレースに気持ちを持っていけたんだと思います。

AKI:グレードでの活躍が多かった訳ですが、ここまでの今年のエンジン状態というのは振り返っていかがですか?

黒川:去年みたいにかなり悪いとかいう状態はありませんでしたね。常に普通以上はあった感じです。長い期間キープできた1年だったかなぁとは思います。去年は怪我もあって人間的にも乗れていませんでした。整備も自信がなく空回りに空回った感じでしたね。そんな中、今年の一発目のシルクカップ3日目くらいにヘッド交換をしたら内から捌けるようになって。そこから自信も少しずつ戻ってきたというか。やっぱ自信がないと外からのレースしか出来なくなっちゃいます。年始をきっかけに、連対率はあまり高くはないんですが7、8着とか大きな着というのは減りました。その後2、3月に落車してケース交換をしてから少し悪くなった感じもありましたが、もう一度ケース交換をしてからまた安定するようになりました。その後も色んなヘッドを試したりはしていますが、大きな波はありませんね。下回りが安定しているので安心して整備が出来ます。特に今年の後半、エンジンのベースがしっかりしてる感じがします。

kurokawa_k_211208_02.png

AKI:足回り、ハネなどはどうですか?

黒川:ハネはタイヤによってきたりこなかったりという感じですね。ただ、自分は夏よりも冬の方がハネが来づらいので、年末に向けてピッタリとおさまってくれたらなぁと思っています。全くこないっていうのは年に数回しかないんですが、そこをスーパースターに合わせていきたいですね。

AKI:雨に関してはどうですか?

黒川:本当雨だけは降って欲しくないですね。年末もそれだけは本当に嫌です。自分降らせるんですよね、雨男です(笑)苦手というよりは乗れたり乗れなかったりの波が大きい感じ。たまに乗れて、大体乗れない。どちらかというと食いつく方が良いんですが、オールスターの優勝戦みたいに雨でも乗れることがあります。そこが自分でもよく分からないところではあるんですよね。ただ、キューポラ杯が終わった後の開催で良いセッティングがみつかって。そのセットで山陽の雨を乗ってみたら結果が出て。このセッティングが色んなところで通用すれば良いなぁと思っています。もう2本くらい着が取れれば確信に変わってくるとは思うので。少しずつ力をつけていきたいですね。

kurokawa_k_211208_03.png

AKI:年末も1ヶ月切りました。今の気持ちはいかがですか?

黒川:初めてなので空気感が分からないんですが、気持ちで負けないように。あとは、今年はスタートがかなり切れていたので見せ場を作っていきたいですね。

AKI:スタートが良くなるきっかけとかはあったんですか?

黒川:きっかけというかちょっとずつの積み重ねですね。後は去年、若井さん(川口25期:若井友和選手)に「来年(2021年)のSG日本選手権までに摩弥(川口31期:佐藤摩弥選手)よりも速いスタートを切れるように。」という課題を頂きまして。クラッチのセッティングなどを少しずつ変えていました。なんとなく自分の中で良いところが見つかって、今年は安定して良いスタートが切れるようになりました。本当に細かいところをちょっとずつちょっとずつ変えていって1年かけて仕上がってきた感じです。このスタートが切れるようになったから今年はグレードでも戦えたんだと思います。GI以上だとスタートは特に大きいですよね。グレードで3番手以上にはスタートが切れるというのは自分自身助かっています。後は、このスタートが年末でどこまで通用するか。トライアルで1着、王座決定戦に残れるようにバシッとスタート決めたいです。みんないつも以上に気合い入れて切ってくるのは間違いないですが、それを上回れるようなスタートを切れるように、気持ちから持っていきたいと思います。

AKI:初めてのスーパースター。乗ったからにはやはり...。

黒川:年末の王座決定戦に残ること!ですね。せっかく乗れたので。色んな先輩が「スーパースターは良い経験になるから。」と言うので、色んなことを吸収して来年に向けてパワーアップ出来たらなぁと思っています。デビューして丸4年。良かったり悪かったりが大きなタイプではあるんですが、その山のタイミングで年末への切符を獲得できたのはプラスでした。年末ももちろん出来ることを一生懸命にやりますが、来年はもっと活躍してSGの優勝を争うような選手になりたいですね。スーパースター1回出れた!で終わらず、毎年出れるようになりたいですね。

AKI:後輩も力を付けてきてますよね!

黒川:そうなんですよ。川口の後輩も速いですし、どんどん速い後輩も出てくると思います。後輩は凄く可愛いんですが、負けないように頑張りたいです。

kurokawa_k_211208_04.png

AKI:元々ポケバイからオートレースを知って選手になる夢を叶えた訳ですが、実際選手になってこの世界はいかがですか?

黒川:やっぱり見てるだけとは違うことだらけでした。けど、オートレースは良い環境だと思います。オートレースだから自分は成り立っている。自分は誇りを持てるような職場です。

AKI:改めて年末へ向けて、意気込みをいただけますか?

黒川:見せ場作って、1着取って、最終日の王座決定戦に残れるように、一生懸命走りたいです!ファンの方が横断幕を作ってくださったりして本当に嬉しいです!練習の時に目に入ります。そのファンの方のためにも頑張ります。

AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

黒川:いつも車券を買ってくださりありがとうございます。これからも一生懸命走って、盛り上げられるような選手になりたいと思います。応援よろしくお願いします。

(写真は川口オート提供)

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

TOP