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オートレース選手インタビュー
公営競技最高齢のレジェンドレーサー!|鈴木 章夫選手
2023年12月21日

1964年にデビューしてから半世紀以上、レーサーとして走り続ける鈴木章夫選手にお話を聞きました。

(取材日 11/18)

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—まずは選手になられたきっかけは何ですか?

うーん、試験に受かったもんでなったんです。自分、オートレース知らなかったんですけど、受けてみたら受かったので。

—それまでオートバイには乗っていたのですか?

50ccのには乗っていました。

—選手になられてから長い時間が経っていますが、一番記憶に残っているレースとかありますか?

もう、長すぎてないよ。(笑)

—記念レースで初めて勝った時は?

ああ、嬉しかったですね。

—逆に苦しかったこととかはありますか?

そうですねえ、養成所がみんな厳しいって言ってたけど、自分はそんなに厳しくはなかったですね。

—レースするにあたって、日々取り組んでいることとかありますか?

それがないでね、まあ、歩いたりすることかな。それぐらいかなあ、まあ、昔は魚釣りとかいろいろやったんですけどね。最近は魚が釣れんもんで、昔はたくさんいたんでね。

—オートレースってある時期がくると、お弟子さんを持つことがあると思うんですが、その時ってどうだったんですか?

それは1回、弟子を持ったんですけど、辞めちゃったもんでね。

—どなたですか?

それは言っても分からないと思う。けっこう早く辞めちゃったんでね。なんで、そういう流れがないっていうかね、みんなみたいに系統みたいなのはないんでね。弟子取れば、またその弟子が弟子を取るんだろうけどね。でも、辞めちゃったもんで。

—普段、整備される時に仲間とかってのはどうなんですか?

まあ、近くにいる人が、手伝って欲しい時は手伝ってくれるけど、普段は一人でやってますね。

—エンジンに車名をつける時にこだわりとかあるんですか?

こだわりはないですけど、とりあえずは地名が多いですね。それと、呼びやすいというか、そういう名前があればそれにするし、地名でなければいかんとかではなくてね。

—ランギトトって車名の時もありましたよね?

あれも地名ですね。地図とか見て決めました。

—トマトトトマトってのもありましたね?

それは回文。

—今まで何度も乗り換える機会はあったでしょうね。

そうですね、だから車名ももの凄くあります。

—同じ公営競技のボートレースで高齢な方がいるんですけど、ご存知ですか?

うん、あのね、浜松で新聞に時々載るもんで、それを見て、やってる人いるんだなあと思って。

—意識とかはしますか?

それはないです。まあ、自分が辞めればその人が一番古くなるもんで、早く自分辞めた方がいいかなって思うぐらいで(笑)別に意識はしてないですよ。

—交流は?

ないですよ。

—改めて、ここまで選手生活を振り返って、思うところってありますか?

そうですね、いつ辞めようかと思って。

—お体が元気なうちは走り続けるのでは?

いやー、結局そのバランス感覚とかね、反射神経とかかなり落ちてるもんで、いつまで続けられるのかな、って程度で今ね。

—それでも今も走られているのは素晴らしいですね?

まあ、きついきついって言いながらずっとやってるけど、安全にっていうか、怪我しないように、それが一番ですね。

—これからも良いレースを見せていただければと思います。インタビューありがとうございました。

いやいや、こちらこそ。

(インタビュー取材・文 高橋英紀)



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