
川口オート所属の34期・本田仁恵選手にお話をお聞きしました。
(取材日6/3)
—まずは優勝のゴール線を越えた時のお気持ちを聞かせてください。
嬉しかったです。
—あのレースは1回、後ろの選手に抜かれてから逆転しましたが、抜き返す時はどんな感じだったんですか?
タイヤもエンジンも西村さん(山陽17期・西村義正選手)よりいい気がしたから、タイミングがあったら1回勝負しようと思っていました。まだ2、3周残っていたので諦めないでいました。体感的には行けると思って行ったんですけど、リプレーを見たら意外とそうでもなかったですね(笑)。インに入ってみてダメだったらしょうがないかなと思って。
—オートレーサーになろうと思ったキッカケは何ですか?
父親に進められてって感じでした。自分は(試験を)受けるってなるまでオートレースを見たことがなくて...。初めて見た時は、音が大きいなと思いました。自分にはできっこないよなと思ったんですが、やってみるのは悪いことじゃないし、やらなきゃ始まらないので。それで、せっかくだから受けるだけはしてみようかなと。(合格通知が来た時は)びっくりしましたよ。受かると思っていなかったので。
—それまでバイクには乗っていたんですか?
はい。普通自動二輪の免許は持っていて、中型のホンダのVTR250に乗っていました。お父さんもバイクが好きだし、高校を卒業してすぐ取りました。
—養成所でオートレースのバイクを乗ってみた時はどうでしたか?
今まで乗っていたのとは全然違うし全部、新鮮でした。でも、クラッチペダルが逆ってだけで、そういうものだと思えば、そういうものかなとあまり深くは考えていませんでした。養成所ではずっと遅いグループでした。悔しさはあったけど、そんなにカリカリはしていなかったですかね。検定は通らないといけないと思っていたので自分では頑張っていたけど、周りの人と話していて「あいつに負けたら悔しい」とかはなかった。速い順に班分けされていて、速いグループから落ちるとみんな、また速いグループで走りたいって思っていたみたいですけど...。デビューしてからは成績に応じて賞金が出るし、周りの先輩がすごく面倒を見てくれるので恩返ししたいなって気持ちが出てきました。結果が一番、目に見えて恩返しになるので、そういう気持ちもあって今は頑張ろうと思っています。養成所の時の気持ちとは全く違いますね。
—ロッカーとか周りの環境はどうですか?
ホントに最高の環境でやらせてもらって幸せだと思います。今があるのもみなさんのおかげです。
—ここまでで一番覚えているレースはありますか?
優勝したレースです。それ以外にないですね。思っていたより良かったです。お父さんも喜んでくれました。
—今後の目標は何かありますか?
もう1回優勝したいです。優勝した時にもう1回したいなあと思いました。前までは辞めるまでにできるのかなあと思っていましたが、優勝した時はもう1回したいと思いました。
—オートレーサーとして普段、取り組んでいることはありますか?
ストレスを溜めないようにしています。あまり制限とかしないから良くないんですけど、自然体でいます。S級の人とかはやってるんだろうけど、運動もしたい時にするくらいで。さすがに身長があるので、体重がすぐ増えちゃうから気にする部分は多少あるけど...。
—今、走りで課題に挙げていることはありますか?
抜く人が増えたから、自分で展開を作れるようにしたいと思っています。
—最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。
また優勝できるように一生懸命頑張ります。
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