5月4日〜7日 伊勢崎オートの展望
2017年05月03日
今回の伊勢崎はA級B級バトル!
直前にSGが行なわれている関係で、今節はS級選手が不在。A級とB級による開催となるが、勝ち上がり方式もA級とB級に分かれて行なわれる。3日目の準決はA級が3個レース、B級が2個レース用意されており、A級からは各レース1、2着が優勝戦へ。B級からは準決の各レース1着のみが優出となる。優勝戦はA級選手6人、B級選手2人の進出が約束されている。
A級で好調なのは越智尚寿と中尾貴志。共に前走の地元開催で優出した。優勝は、スタート決めた藤川幸宏となったが、中尾が準優勝、越智が3着だった。中尾は予選準決の3日間で全て1着。シリーズを通してオール連対で締めくくった。スピードは元々、高い評価を受けていたが、近況はスタートのキレが増しており、数車並んだ外よりからでも先行するケースが目立つ。今回も同ハンに数選手並ぶ番組があるだろうから、高いスタート力は強力な味方となる。越智もスタートの切れはマズマズ良かった。越智の場合は、攻めが的確で、混戦になっても浮上できるのが最大の強み。また、同じ優勝戦に乗っていた山本智大も、エンジンは上向いてきている。
地元勢では、中尾が準優勝だったレースに乗っていた湯浅浩が好調。エンジンはここ何節も高位で安定している。飯塚の優勝戦ではスタート行けずに苦しい展開になったが、他のレースではスタートも悪くない。前回の伊勢崎で優出した中野光公、田中賢、大月渉らは、その後の遠征ではイマイチだったが、再び地元に帰ってきて好走する可能性は高い。
今回出場する中で地元ランクトップの渋沢憲司は、スタートが早く速攻に期待できる。ランク次位の桜井晴光は、今回のようなS級不在の開催で結果を残す傾向がある。3番手・落合淳は厳しい展開になっても、ジワリジワリと追い込んでいける精神的な強さがウリ。
B級で好調なのは磯部真樹。例年、走路温度が上がってくるこの時期に成績が上向いてくる事が多い。いきなりの独走か、前に1,2車しかいないような番組なら連に絡んでこれる。
他にも、現在はB級にランクしているが、A級並の実力を持っているのは竹中修二や中原誠、それに重富英雄だ。いずれも成績はムラな傾向あるが、竹中はシッカリした捌きがあるし、中原と重富は一人で走る展開になればペースが上がる。スタートに不安を残す岩永清文も、道中の走りはかなり良い。インからインの攻めで巻き返してこれる。地元では石川岳彦が、よほどの事がない限り準決までは進出してくるだろう。
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主な出場予定選手
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渋沢 憲司〔伊勢崎 A-13(29期)〕
桜井 晴光〔伊勢崎 A-44(26期)〕
落合 淳〔伊勢崎 A-49(29期)〕
湯浅 浩〔伊勢崎 A-76(19期)〕
越智 尚寿〔飯塚 A-20(25期)〕
中尾 貴志〔飯塚 A-41(31期)〕
阿部 剛士〔川口 A-38(27期)〕
石橋 大〔山陽 A-136(28期)〕