オールスターオートレース(SG)<川口>優勝戦の回顧
2017年05月03日
鈴木圭一郎がSG4連覇達成!!
川口で行なわれたSG第36回オールスターオートレースは、浜松の鈴木圭一郎が圧巻の走りで制した。これで、全日本選抜、日本選手権、スーパースター王座決定戦に続くSG4連覇。これはオートレース史上初の偉業となる。
優勝戦の枠番選択順1位だった鈴木は8枠を選択。通常なら8枠は最後に残る枠。あえて8枠を選んだのには何か訳があったのか。結果的に、先行逃げ切りが多いこれまでのSG優勝戦とは違い、大いに盛り上がったレース内容になった。
レースは5枠の青山周平が先行。道中で高橋貢がインに突っ込んだが、すぐさま青山が差し返し首位をキープ。その後は、中盤で巻き返してきた松尾啓史が2番手に浮上。青山に競りかけるが交わすまではいかなかった。鈴木は、1回は松尾に捌かれたが、そこから脅威の追い込みを見せ3番手まで浮上。前を走るのは青山と松尾。まずは松尾を冷静に交わし、青山と一対一に。その青山も落ち着いて捌いて首位を奪取。そのままゴールを迎えた。
それにしても鈴木の強さが際立ったレース内容。まさに乗りに乗っている。8枠ながら一番人気を背負い、見事に期待に応えてみせた。実力はもちろんの事、話題までも作り上げてしまった。伝説の一戦になるのは間違いない。これまでに鈴木は最年少GI優勝(21歳3ヶ月6日)、最年少SG優勝(21歳10ヶ月11日)、デビュー後最短SG優勝(3年3ヶ月6日)、SG最年少完全優勝など、数々の記録を塗り替えてきた。そして、ここでSG4連覇。どこまで新記録を作り続けてくれるか。鈴木のこれからの活躍が楽しみでならない。