6月8日〜11日 川口オートの展望
2019年06月07日
一ヶ月ぶりに川口のナイター開催!
前回の川口ナイターはGII川口記念。今回までの間に昼間開催が2度挟まれていたが、再び川口でナイターレースが堪能できる。S級は山陽の前田淳以外、全て地元勢という強固な布陣。A級とB級も地元勢が多く参戦している。さて、優勝争いの行方は...。
今回、地元のS級は実に10名参戦予定。そのほとんどが前走で地元の昼間開催を走っていたが、優勝戦まで進んだ選手はゼロ。その開催では昼間のレースで熱走路ということもあり、軽ハン勢の活躍が目立っていた。ただし、今回は走路温度が下がるナイターレース。S級陣の追い込みが見られそうだ。
ランクトップは永井大介。前走の準決ではスタート失敗し6着の結果。それ以外の3走は1着2本を含む、オール車券に絡む活躍を見せていた。エンジン面は心配なさそうで、今回は前回の悔しかった分まで気持ちをぶつけてきそうだ。地元勢を引っ張っていく存在になる。
その同期の若井友和は前走の地元で準決3着。惜しくも優出はならなかったが、初日から連勝を決めていたし、その前の節では準優勝。大きな流れで言えばエンジンは高位で安定していると言えるだろう。永井とともに地元ツートップを演じるか。
永井と整備仲間の池田政和も、前走の地元では準決モレと振るわなかった。一般開催で準決入りを逃すのは相当にうっぷんが残るシリーズになっただろうから、今回はそれらを一気に発散する走りが見られるかも。大木光は前走の地元で初日こそ1着だったが、その後は失速。機力と気力の立て直しに期待。
前々走の浜松GIで優出した佐藤摩弥と山田達也ではあったが、前走の地元ではともに優出モレ。ただ、この両者はそこまでエンジンが崩れている様子ではなかったので、ちょっとしたことでV字回復は可能。前走が伊勢崎一般開催だった平田雅崇と岩田裕臣も、エンジン状態は並かそれ以下。地元に帰っての整備でエンジン上昇を図りたい。
外来で唯一、S級としての参戦は前田淳。ただ、前田もこのところ成績はパッとしない。特に試走タイムから出ていないのが気になる。逆に、この数字が高まるようなら良化の兆しが出たとみていい。
A級では前回の川口で優出した高橋義弘と間中大輔に注目。高橋義はスピードが最大の武器。前回の昼間開催より、今回のナイターの方がより持ち味を発揮できるだろう。間中は攻撃力の高さが魅力。前を走る車との距離があるときはイマイチだが、抜き去る射程に入ったときは必ずインに突っ込んで行く。スピード戦より混戦で存在感を示すことができる。
B級では山本智大が好調。前走の飯塚4日間開催では初日から3連勝を決めて優出。優勝戦は4着だったが、最重ハンの30M前という好位置を生かしての力走が目立っていた。
また今回は、もうすぐデビューが控えている34期生4名が練習参加。その師匠となるのは斎藤撤二、若井友和、谷島俊行、相馬康夫。いつもの流れでいくと、弟子を持つことになる師匠はレースで好成績を残すことが多い傾向がある。この4選手にも注目だ。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-2(25期)〕
池田 政和〔川口 S-10(23期)〕
大木 光〔川口 S-17(28期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
平田 雅崇〔川口 S-21(29期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-23(31期)〕
山田 達也〔川口 S-26(28期)〕
前田 淳〔山陽 S-37(27期)〕