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稲妻賞(GII)<伊勢崎>優勝戦の直前予想

2019年06月15日

 早川清太郎が3年ぶりに同大会制覇を狙う!


 今回のGII稲妻賞は予選2日目に大きな波乱があった。全国ランク1位の鈴木圭一郎がまさかの周回誤認で参加解除。金子大輔もフライングで失権となるなど、強豪どころが姿を消していった。そして準決は重走路になり、優勝戦はやや異色の顔ぶれ。優勝戦当日は天候が回復する予報で、どのようなレースが展開されるのか。

 ハンデ構成は0ハンの内から落合淳、木村享平、田辺誠。10線は内から吉原恭佑、高橋貢、早川清太郎、荒尾聡、青山周平となった。

 ここで気になるのは10線の並び。全国ランク順に位置が決まるなら、内から吉原、荒尾、早川、青山、高橋貢となるのだが、実際には高橋貢がだいぶ内枠に入った。逆に荒尾は厳しい位置。

 0ハンのスタート争いは最内の落合がへこむ可能性ある。木村の先行に田辺が乗って行きそう。10線は、ほぼ枠ナリか。それともスタート力ある荒尾がカマシ気味に出て行くか。

 0ハン3車は準決からハンデが10M重くなっている。展開的にはもちろん有利だが、本来より重いハンデ位置からのレースで、どこまで逃げ粘れるかどうか。記念の優勝戦で8周回になることを考えると逃げ切りまでは厳しそう。そこで10線の中から優勝者が現れるとみた。

 まず0ハンを交わすのは10線最内の吉原か。スタートさえしっかり決めれば、0ハンなら交わせそう。高橋貢や早川が離されずに付いて行く。荒尾と青山は、カマシが決まらない限りは厳しい展開になりそうだ。

 吉原に展開は有利そうだが、当ブログでの本命には早川を推す。近年の地元記念レースでは通常以上のパワーを発揮するケースが多く、スタートも切れることが多い。今節の予選3日間の上がりタイムを見ても、一人だけ突き抜けている。荒尾と青山の先行さえ許さなければ、内枠勢や0ハン3車を力強く捌いて行きそうだ。

 相手は高橋貢。やはり、このハンデ位置は魅力。スタートも枠ナリには出そうで、この位置では負けられないと奮起するだろう。次に、吉原。先行が絶対条件だが、外枠勢にリードを作れれば自身2度目の記念タイトルも十分。そして青山。大外からでは楽ではないが、内枠勢を何車かでも置いて行ければ、多少は展開が向いてくる。最後に荒尾。全国ランクを考えれば厳しい位置に置かれたが、逆にこれが発奮材料となってトップスタートを決めてくるかも。

 ◎早川清太郎
 ○高橋貢
 △吉原恭佑
 △青山周平
 ▲荒尾聡



稲妻賞(GII)<伊勢崎>優勝戦の出走表
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