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浜松記念曳馬野賞(GII)<浜松>優勝戦の回顧

2023年10月09日

 鈴木圭一郎がGII浜松記念曳馬野賞を制す!


 浜松オートで行われていたGII浜松記念曳馬野賞は地元の32期・鈴木圭一郎の優勝で幕を閉じた。重走路で始まった最終日だったが、優勝戦を迎える頃には走路はほぼ良に回復。スピードバトルが展開された。

 試走タイムは鈴木圭が一番時計で27。次いで金子大輔が29、浦田信輔と丹村飛竜が30、中村友和と別府敬剛が31、岩科鮮太と鐘ヶ江将平が33。

 スタート争いは最内から岩科が先行するかに見えたが、3枠から別府が抑え込んで1コーナーをトップ旋回。別府の逃げでレースは始まった。直後には丹村飛や中村友が続いていったが、鈴木圭が1周目で交わし2番手を奪取。早々と別府を追う展開を作れた。追走を続けていた鈴木圭は、4周目に入るホームストレッチで別府のインに切り込む。そして先頭に立つとそのままハイペースで周回を重ねて1着ゴール。2番手には別府が粘っていたが、道中で金子が交わして準優勝となった。別府は3着入線。後方はそれほど動きがなく、見せ場を作れなかった。

 鈴木圭は初日の選抜予選こそ3着だったが、そこからは4連勝で優勝。準決の重走路もしっかりこなしていたし、優勝戦の上がりタイムもこの時期にしては十分。今期から全国ランク1位になるが、それに相応しい総合力を示してみせた。まだまだ20代の鈴木圭。これからもタイトルを積み重ねていくだろうし、ファンを魅了する走りを披露し続けていくだろう。


浜松記念曳馬野賞(GII)<浜松>優勝戦のレース結果
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