第2回G2浜松記念曳馬野賞<浜松>優勝戦の回顧
2024年06月23日
高橋貢が3年ぶりのグレード獲得
小雨は11レース頃に上がったが、決勝はところどころ半乾きでまだら模様の不安定な走路状態でおこなわれることになった。
初のグレードタイトル獲得に燃える鈴木宏和がダッシュを放ったが、内枠の利で先行した浅田真吾がコースを外さずに逃げ回る。そのうちに高橋貢や金子大輔が車間を詰めてきて中盤の周回、業を煮やした鈴木宏が浅田を捲りにいくところへ高橋貢がイン突進を敢行。しかしこれは決まらずコーナー流れて、鈴木宏がついに先頭へ立つ。だが態勢を立て直した高橋貢が再びインへ攻め込んで首位を奪うと、残りの周回でリードを拡げて圧勝。これで、2021年の稲妻賞(伊勢崎)以来28度目のG2制覇となった。
前回覇者の鈴木圭一郎はスタート8番手と苦しい位置取りになりながら後半猛烈に追い上げて2着へ喰い込んだ。
文/鈴木