9月9日 山陽オート 優勝戦の回顧
2024年09月10日
祐定響が完全Vで初優勝を達成!
0ハンからの競争になった祐定は試走タイムこそ38で、数字としては出場選手の中で最も悪かったが、レースでは安定したコース取りでスピードに乗れていた。20線単騎の筒井は周回ごとに徐々に差を詰めてはいたが、仕掛ける射程範囲に入ることができずレースは終了。祐定が僅かに振り切り、ゴール線をトップで通過してみせた。筒井は準優勝。3着には30線最内から先行した角が入線した。
今節の祐定の走りは安定していた。上がりタイムもレースごとに少しずつ良くなっており、節間にも成長が感じられた。ここ最近は他の選手が2級車で初優勝を決めるシーンが目立っていたが、祐定も例に漏れず達成してみせた。36期は栗原圭や吉林などが同期をけん引しているが、祐定もその一角に加わってきそうな可能性を感じさせた。これからどのように成長していくのか、また1級車に乗り換わったらどんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみでならない。