G2オーバルチャンピオンカップ<飯塚>優勝戦の回顧
2024年10月22日
中村雅人が執念の走りで久々に記念V!
0メートルオープンのスタート争いは2枠の有吉が先行したが、最初の1コーナーでほんの少し流れてしまった。1枠からスタート踏ん張った中村雅は、その隙を逃さず有吉のインに潜り込む。そのまま3コーナーで有吉の内側を回り先頭を奪取。この時、中村雅も有吉も内線からやや外れてしまい、荒尾が有吉を差して2番手に立った。そこからは逃げる中村雅と追う荒尾で一騎打ちの態勢になった。荒尾は再三、中村雅のインを狙ったが、中村雅が絶妙なコース取りで完全ブロック。最後は荒尾が捲りを敢行したが、ゴール前でも中村雅の前に出ることができず、中村雅が1着でフィニッシュを迎えた。
一瞬のチャンスをモノにして先頭に立った中村雅は、その後の周回は我慢のレースになった。逃げてもペースが上がらなかったので、コースを外さないように丁寧に周回を重ねなければならなかった。しかし、確かな技量を誇る中村雅はそれをやってのけた。今回のG2オーバルチャンピオンカップは初制覇。記念レースは2021年のG2ウィナーズカップ以来、21度目のタイトルとなる。久しぶりのタイトルとなったが、次に待っているSG日本選手権オートレースへ向けて弾みがついた。絶好調で最高峰の戦いに臨める。