3月4日〜8日 川口オートの展望
2026年03月03日
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《開設記念グランプリレースの展望》
今回で第74回を迎える川口G1『開設記念グランプリレース』。前回大会は高橋義弘が6年ぶり通算3度目の大会Vを飾り、このタイトルとの相性の良さは参加選手の中でトップクラスといえる。今季の高橋義弘は2月に川口デイレース一般開催を優勝し、浜松デイレースSG『全日本選抜』で悪くない動きとタイムを記録。大会2連覇を狙える良い流れとムードを備えている。
川口25期SGホルダートリオの永井大介・若井友和・森且行は全員、この大会のタイトル保持者でもある。
その中で最も直近に制したのは2023年の永井。3度目の制覇となったこのレースは、2番手まで追い上げてきた青山周平をレース後半は逆に突き放すという完勝だった。
同じく3度の大会V歴がある若井は、昨年12月から優出するペースが上がっている。先月のSG全日本選抜は準決勝戦で反則失格になってしまったが、それ以外の5走は全て3着以内に好走しており状態はかなり良い。
2009年大会の覇者である森は前節SG全日本選抜の2日目、ほぼ6周回を鈴木圭一郎にジカ付けして背後から攻め立て続けるパワーを見せた。
その鈴木圭一郎の近況は、浜松デイレース一般開催の完全VからSG全日本選抜の準決勝戦まで8連勝。川口デイレースの実績は、おととし『スーパースター王座決定戦』制覇、昨秋はG2『オートレースメモリアル』に優出、暮れのスーパースターはトライアル中の整備に苦しみながらも王座決定戦まで駒を進めている。開設記念グランプリはデビューまだ3年あまりの2016年に制している。
2021年のグランプリ覇者である有吉辰也は、前節の全日本選抜は準決勝戦でまさかの試走落車。4日目まではオール3着以内に着取りをまとめていただけに、戦えず敗退したことが惜しまれるが、最終日6日目は展開を読みきった自在の捌きで勝利している。
高橋貢は1997年、丹村飛竜は2017年に当大会を優勝した。ともに今年2月以降の勢いは今ひとつながら、高橋貢は昨春ここ川口でおこなわれたSG『オールスター』に優出した実績があるし、丹村飛竜は今年1月に山陽で3節連続優出・2節Vと活躍していた。その底力から今節に活躍する可能性は十分にある。
A級の遠征車の中で活躍する可能性が比較的に高そうなのは、全日本選抜の予選を好走した鈴木聡太、全日本選抜で鋭いダッシュ力を披露した山本将之、昨年暮れの川口SSフェスタ内『スーパースターガールズ王座決定戦』2着のあと年明け以降は伊勢崎デイレースを中心に捌き足が上向いている高橋絵莉子の名前を挙げたい。
黒川京介は全日本選抜の決勝戦は青山周に差されて準優勝だったが1〜5日目まで全勝。今年の川口はデイレース2節に出場して6戦6勝のV2。全国ランキングは4月から適用される2026年度上期を含めて3期連続4度目の川口トップに立った。昨年は準優勝だったグランプリの冠を、地元エースとして今年こそ勝ち取るか。
佐藤励は初めてのSG制覇となった昨年の『オールスター』は川口での開催だったが、ずっと川口にのみ受け継がれてきた伝統のタイトル戦はまだ手中にしていない。全国ランキングは順位を着実に上げてきて今期は初のS級トップ10入り、そして次期は鈴木圭に続くS4の位置まで登ってきた。今年2度の川口決勝戦とも後塵を拝した黒川への雪辱もここで果たしておきたい。
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主な出場予定選手
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黒川 京介〔川口 S-2(33期)〕
佐藤 励〔川口 S-6(35期)〕
若井 友和〔川口 S-17(25期)〕
永井 大介〔川口 S-18(25期)〕
森 且行〔川口 S-34(25期)〕
高橋 義弘〔川口 S-37(29期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-3(32期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-5(25期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-13(22期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-14(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-19(24期)〕
文/鈴木