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佐藤 水菜選手

2018年10月01日

今年デビューした114期の中でも抜群の成績を残している佐藤水菜選手(神奈川114期)。初優勝はデビュー2戦目、7月川崎競輪場での『オッズパーク杯』でした。
その時のお話、そして近況や目標についてお伺いしました。

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山口:デビューしてから既に何度も優勝されていますが、デビュー戦(四日市)はいかがでしたか?

佐藤:デビュー初戦は先行できなかったので残念でしたね。なので2日目は先行しようと思っていました。その自分のペースで決勝を走ったら、簡単にのまれてしまい......。デビュー戦は良かった部分と反省点と両方ある開催でした。ただ全体としては良いレースは出来たと思います。

山口:デビュー戦で、すんなり優勝出来なかったことは逆に良かったんでしょうか?

佐藤:そう思います。気を引き締めないと、と思いました。

山口:2戦目、川崎の『オッズパーク杯』では3日間強いレースでしたね!

佐藤:真備さん(高木真備選手・東京106期)がいらっしゃったので、力勝負しようと思っていました。先行したくて挑み、そのまま結果に表れたので自信になりました!

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山口:地元での優勝でしたもんね。

佐藤:そうですね。ホームバンクは平塚なんですが、やっぱり神奈川の競輪場で優勝出来たのは嬉しかったです。
それに地元から応援に来てくれた方が多かったので、そこで魅せるレースをして結果が出たのは大きかったですね。

山口:次の西武園は、苦い思い出(2日目に失格・誘導妨害)になりました。

佐藤:初日があまり良いレーススタイルではなかったので、2日目は積極的に行こうと思って焦りすぎてしまいました。
お客様にはご迷惑をお掛けしましたが、気持ちの面でとても勉強になる2日間でした。

山口:その後はすぐに立て直せましたか?

佐藤:すぐにレースだったので、同じことをしないように気をつけていこうと思いました。冷静に走れたと思います。

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山口:そもそも選手になろうと思ったきっかけは何だったんですか?

佐藤:親が自転車をしていて、自分もずっと自転車競技をしていました。高校2年生の時に尾崎 睦選手とバンクで走らせてもらった事があったんです。それがきっかけで選手になろうと思いました。
練習も一緒にさせていただいています。

山口:学校時代はいかがでしたか?

佐藤:滝澤校長先生の教場だったので、乗り込みなどは結構きつかったですね。他の教場の1週間分くらいの練習を1日でするくらいの密度でした。
タイムや技術面、そしてなにより、最後まで諦めないことや先行にこだわりを持つという精神面でかなり鍛えられたと思います。
自分でいかにレースを作っていくかとか。それは卒業記念レースでも心掛けていました。最後の集大成だから、心を込めて思い切り先行したことが、今のレースに繋がっていると思います。

山口:学校時代は徹底先行、という感じではなかったんですか?

佐藤:前期は先行が多かったんですが、自分で先行はあまり向いてないなと思い、かまし先行や捲りのレースが多くなり戦いやすい戦法を取っていましたね。

山口:今はいかがですか?

佐藤:今は、臨機応変に走ろうと思っています。先行も捲りも、何でもですね。
抑え先行何度かレースでも出来て、それで結果も出ているので、毎レース余裕を持って走れていると思います。

山口:それでも勝ちきれない時もありますが、その時を振り返っていかがでしょう。

佐藤:他の選手の脚力が、自分よりはるかに強いと感じたことはありますね。具体的には、先日高松で対戦した児玉 碧衣さん(福岡108期)とかはそう感じました。決勝だけではなく、初日から圧倒的に強かったです。

山口:目標とする選手はいますか?

佐藤:今まで一緒に走った中では、児玉さんの脚力の凄さを感じたので、自分もあんな風に圧倒的に強くなりたいです。

山口:児玉選手とは戦法は少し違いますよね?

佐藤:そうですね。ただ、あの強さに圧倒される感じは凄いなと思います。児玉さんは緊張とかもしていなかったので、気持ちの余裕が違うなと思いました。

山口:一緒の参加でお話もされましたか?

佐藤:はい。たくさんしていただきました。実際話してそこで気持ちの違い、どれだけ余裕があるのかを感じました。

山口:対戦も楽しみですね。

佐藤:はい、今後同じレースでしっかり戦えるように頑張りたいです。

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山口:初のビッグレース、競輪祭も決まりましたね。

佐藤:そうみたいですね。自分には直接その情報は入ってこなくて、インターネットで見ました。自分が選考の対象に入っているとは全く思っていなかったので、びっくりでしたね!

山口:一歩先に進んだ感じはありますか?

佐藤:オッズパーク杯ガールズグランプリに出られる可能性のあるビッグレースなので、嬉しいです。114期で初めて、そんな大きなレースを走れるのも嬉しいので、出来るところまでやってみよう、と思います。

山口:トップ選手とのトーナメントは初めてですが、いかがですか?

佐藤:楽しみです!自分は全然プレッシャーを感じることもないので、思い切り走るだけですね。そこでどれだけ力が出せるか、を試したいです。

山口:普段の練習環境は?

佐藤:普段はバンク練習なんですが、最近はレース感が詰まっていてなかなかしっかりとした練習が出来ていませんでした。疲れがなかなか抜けなくて......。それをレースの間にどう調整していくかが今の課題です。

山口:そうですよね。プロになってまだ約2ヵ月ですもんね。(取材時は9月)

佐藤:意外と疲れが抜けなくて、リフレッシュも出来ないので、それが今一番考えなきゃいけないことですね。肉体的には平気なんですが、精神的なリフレッシュを考えないと。
うまく良い方向で繋げられるようにしたいです。

山口:ご声援は聞こえるタイプですか?

佐藤:あった方が嬉しいですが、他の選手への声援を聞いても「絶対負けない!」と思って奮起するタイプです(笑)

山口:地元ホームバンクの平塚、まだ斡旋はないですが、その時は大声援でしょうね。

佐藤:多分応援に来てくれるとは思うんですが、正直にいうと、平塚はプレッシャーが大きくて、まだ走りたくないんです。皆さんの期待に応えられるようなレース内容や結果が伴っていないので......。

山口:そうなんですね。理想のレースはどんな感じですか?

佐藤:決勝でも、後ろの選手を引き離して勝つ、圧倒的に強い勝ち方が理想です。平塚では、そんな強いレースを見せたいんです。
先輩選手と対戦して、力の無さを感じることもたくさんあるので、平塚の斡旋が来るまでにたくさん練習して力を付けようと思いました。

山口:頑張ってください!最後にオッズパーク会員の方にメッセージお願いします。

佐藤:いつも応援ありがとうございます。またオッズパーク杯で優勝して、マキバオーとハグ出来るように頑張ります!あの時、一緒に写真撮らせてもらったんですが、反響がすごくあったんです(笑)。今後とも応援よろしくお願いします。


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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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