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オートレース選手インタビュー
青山周平、地元伊勢崎への思い。|青山 周平選手
2019年7月19日

伊勢崎所属の31期。元々はロードレースライダーとして活躍し、全日本ロードレース選手権でチャンピオンにも輝いています。その後、2011年にオートレースへ転向。オートレースの世界でもSG4回、GI12回、GII4回(2019年7月現在)と多数のタイトルを獲得してきました。
そして、『周平スマイル』はファンを魅了する笑顔。私も周平スマイルには何度も癒されました!(笑)

そんな青山選手が6月に地元伊勢崎で行われたGII稲妻賞で優勝!表彰式では周平スマイルを爆発させました。あの時の思いや、新しくホームになった伊勢崎について、そして、今後の事などお話を聞いてきました。

インタビュー / AKI

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AKI:GII稲妻賞優勝戦、まず試走から振り返っていかがですか?

青山:とにかくタイヤが良かったです。以前、試走タイム3.25が出ていたもの。エンジンに関しては欲しい部分がありました。試走は一番時計の3.27も感触の良い27というよりは余裕がない27だった。早川清太郎さんが3.28試走で、レースは清太郎さんが展開を掴んでいつもみたいにまた負けてしまうのかなと思っていました。

AKI:スタート切ってからは?

青山:スタートで後手を踏んで、「あ、やべ8番手だ。」と思った(笑)スタート遅れたわけではなかったけど周りが早かったですね。清太郎さんが先行して良い展開に。自分も空いているところをしっかり走り、レース道中は清太郎さんに乗っかって捌いて行きました。

AKI:レース終盤は早川選手との一騎打ちになりましたがあの辺りは?

青山:清太郎さんより前に行き先頭にたったけど安心はしていなかった。きっと仕掛けてくるだろうと思っていたし。けど、その仕掛けのタイミングはもう1周遅いと思っていた。

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AKI:一度捌かれてから焦りなどは?

青山:清太郎さんが思いっきりきたけど余裕がある感じではなかった。なので、清太郎さんにプレッシャーをかけながら、立ち上がり甘くなったところを捌き返しました。最終周回の2コーナで少しはらんでしまったけど、ゴールした時は嬉しかったですね。ただ、半分はちょっとどうなの?反則かな?とも思っていました(笑)

AKI:表彰式ではいつも以上に喜びを表現されている感じがありましたが?

青山:まさかの優勝だったんです(笑)正直、自信はなかった。メンバーもキツかったし、自分のエンジンの仕上がり具合を考えても厳しいなと思っていた。全然ダメではないけど、そこまで勝負できるのかな?といった感じ。なので、8枠からスタートで後手を踏んだところからみんなを抜いて、抜かれたけど抜き返して。あの位置で勝てたことが嬉しかったんです。

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AKI:因みに、周平スマイルと言われるのはどう思いますか?

青山:恥ずかしい。ただ、へらへらしているだけなので(笑)

AKI:新しいホームとなった伊勢崎オートレース場はどんなところですか?

青山:ファンの方が熱いです。選手紹介や表彰式でもすごく感じます。
正直、昨年の伊勢崎で行なわれたSGグランプリを優勝するまでは勝手にアウェイ感を感じていました。同じ伊勢崎だけど、貢さんや清太郎さん、元々伊勢崎にいた選手と、船橋から来た僕。受け入れてもらえてるのかな?とネガテイブに考えていた。けど、グランプリを優勝して、ファンの人が凄く応援してくれていたんだなと気づけて、ありがたかったしすごく嬉しかった。ここがホームだったんだなと思えた瞬間でした。伊勢崎に移籍出来て良かった。グランプリの優勝は大きな優勝でしたね。

あとは、伊勢崎ではなかなか優勝できなかったのもありましたね。伊勢崎の記念は大体清太郎さんと貢さんが優勝。そして、自分は2着が多かった。 貢さんと一緒になるといつもその後ろに自分。予選や選抜戦でも2着が多かった。たまに1着取れても優勝戦になると2人の背中を見てゴールしていました。ただ、早く優勝しなきゃとかいうプレッシャーはなかったかな。いい意味で、勝てる時は勝てるし、勝てない時は勝てない。ホームはちょっと苦手だけど活躍できればと。いつも伊勢崎では優勝できないなぁ、とは思っていましたけどね(笑)

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AKI:地元伊勢崎への苦手意識はなくなりましたか?

青山:今まで地元では3回しか優勝が無いので苦手意識は...どうかな?(笑)
ただ、あ、自分も勝てるんだな。たまにはやれるんだなって、思えるようになりました。

AKI:伊勢崎オートの環境はどうですか?

青山:オートレース絶対王者の貢さんがいて、そういう偉大な先輩のいる環境で仕事が出来ることはなかなかない。同じホームで、貢さんの姿をまじかで見れる事は絶対得るものがあると思っていた。実際に伊勢崎に来て、貢さんは良い意味でマイペースだと感じましたね。焦ることもなく、ダメな時でも自分のペースを乱さずに仕事をされる。かといって、すごく調子がいい時もいつもどおり自分のやり方でやっている。レースの技術も凄い。エンジン力がなくてもうまく展開をものにして、レースも綺麗。危なげなく、気が付いたら先頭にいる。

そして、清太郎さんの整備力も凄い。伊勢崎の記念と言えば清太郎さん。一般戦も含めるとかなり勝っている。エンジンの仕上げ方は圧倒的と言ってもいいと思うんです。開催序盤はダメでも3日目にはしっかり立て直してきて、気が付けば優勝みたいな。本当に凄いです。 そういう部分をまじかで見れるのは凄く勉強になりますね。

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AKI:今後の課題とかはありますか?

青山:清太郎さんの話が出ましたが、自分は整備が苦手です。エンジンがいってるとかそんなのもよくわからない。なので、先輩や同期にアドバイスを聞いて整備をしています。整備をもっと覚えないと戦えない。難しいと感じています。自分なりに色々試して習得したいです。後は、スピードが欲しい。先頭に立っても独走出来ず抑えるレースになってしまう。後は、捌くのもそうだけど、展開をうまく作る事。うーん。全部足りないですね(笑)今は周りの選手に助けてもらって勝てています。

AKI:逆に自信があるところは?

青山:自信があるとすれば...スタートですかね。毎回ではないし波はあるけど、自分が思ったスタートが切れれば誰にも負けないと思います。0オープンの8枠でも関係ない。ハマればスタート巧者の誰にも負けない。それくらい自信があります。ただ、そのゾーンに入っている期間が短いですけどね(笑)

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AKI:今後の目標は?

青山:選手になった頃は、結果や名誉あるもの、No.1やSG制覇、グランドスラムなど大きな名誉あるものが欲しいと思っていた。けど、怪我をしてからは考え方が変わって...記録にこだわらず、出来る時は出来るし出来ない時は出来ない。ただ、どんな時でもその時の自分の最善を出していきたいと思っています。日々の積重ねを大事にして少しずつレベルアップしていければ。そして、モチベーションを保てるようにしていきたい。

バイク競技は3歳からやっていて、オートレースは自分が輝ける場所だとは思っています。なので、トップレベルで輝き続けられる様に頑張っていくことが目標です。

AKI:サテライト成田、オートレース成田さんがスポンサーになっていますよね!

青山:オートレース成田といえば青山周平と思ってもらえれば良いなと思って、成田さんとスポンサー契約をしてもらっています。少しずつ浸透してくれれば良いなみたいなといった感じ。トークショーを行なったり、競走車のレプリカやトロフィーを飾ってもらったりして、オートレースをみじかに感じつつ、自分を応援してもらえたらいいなと考えています。6月には応援車券を初めてそういうのも自分のモチベーションになっていますね。

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AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

青山:自分が勝手に思ってるだけかもなんですが、オッズパーク杯はとても相性が良いんです。オッズパークさんには大変お世話になっています(笑) オートレースは最後まで着がわからない白熱したレースが沢山あります。自分自身お客さんと一緒に走ってるつもりなので、オッズパークさんを通じて沢山車券を買って下さい。今後もよろしくお願いします。

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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