伊勢崎、山陽オート モトロト・通常賭式発売中!  飯塚オート 通常賭式発売中!
オートレース選手インタビュー
当たり前の事を続けて行く事が難しい!|伊藤 信夫選手
2020年1月31日

通算1,000勝までのカウントダウンが始まった浜松24期伊藤信夫選手。日本最速男と語り継がれている信夫選手は今年選手生活25年を迎えています。これまでの選手生活、目前となった通算1,000勝、更にSGの舞台について聞いています。これからも活躍が期待される浜松が生んだ遠州のスピードスター伊藤信夫選手をもっともっと知って下さい。(インタビュー取材は1月4日浜松オートレース場です。)

インタビュー / 内野久照

iton_01.png

内野:2020年始まりましたが?

伊藤:昨年もそうですが心掛けている事は一走一走を大事にすると言う事です。

目の前の事を今、今、今と思って一つ一つやっています。

昨年の終わり頃に1着を取った次のレースで惨敗する事がありました。8着を取る事が何度もありました。

ちぎられての8着です。まったく追い付けないレースがありました。

その時に思った事は無駄な幅が大きいという事です。

やっぱり大きい着を取りたくないのでどんなに調子が悪くても4着5着にはおさえたいなと思いました。

内野:通算1,000勝に手が届くところまで来ております。

伊藤:はい。まだ意識はしていませんし達成してもほっとする事はないと思います。

ただ1,000勝を達成した選手が沢山いる訳ではないですしこれは記録として残るので1,000勝まで残り5勝を切ったらしっかりと意識しようかなと思っています。

iton_02.png

内野:1番の思い出のレースは?

伊藤:1999年のグランプリ優勝ではなく怪我から復帰して取った川口のSG第20回全日本選抜オートレースです。

内野:何故そのレースを選んだのですか?

伊藤:その前の年の2006年の4月に大腿骨を骨折して長期に渡り休んでいました。前のように戻れるのか?今まで出来ていたパフォーマンスが披露出来るのか等不安がある中での復帰でした。更に浜松オートの存続問題もあったし自分自身も1着しか受け入れられないというようない気持でレースに挑み続けていた時期でもありました。

復帰してすぐは勝てなかったけど段々勝てるようになり短い期間での完全復活が出来ました。またSGの舞台で結果を残す事が出来たのでこのレースが一番の思い出に残るレースです。

内野:悔しかったレースはありますか?

伊藤:どのレースが悔しかったというのではなく試走が出ているのにフライングをしたり、自分のミスで反則したレースは悔しさがいつも残っています。

内野:仕事に対して心掛けている事は?

伊藤:最近は年齢(今年48歳)の事ばかり言っていますが...。

これまで成績が落ちていないという事は現状維持ではなく成長していると思うようにしています。

若い時のように自分を追い込みガムシャラに1着を追いかける。

1着しか見えなくてS級ランク上位をいつも狙うというのではなく今出来る事やれる事をやり続ける事だと考えています。

若い時と比べてパフォーマンスが落ちているのは事実ですがレースでは今の一番良いところを見せて行きたいです。

iton_03.png

内野:今、特に意識してやっている事はありますか?

伊藤:同じ事をしてダメなら違う事をするようになりました。

テーマを変えて行くようにしています。柔軟性を持って取り組むようにしています。

昨日だめだったら今日は結果を出せるようにと求めています。

乗り方もそうですが現代オートへの対応を意識してやっています。

内野:信夫選手にとってのSGとは?

伊藤:最高の舞台です。凄いステージだと思います。SGを取るという事は本当にすごい事だと思います。

もう一度SGを取るとまでは言いませんが昨年はSGファイナル優勝戦にのる事が出来なかったので今年はSGの優勝戦にのれるように頑張りたいです。

内野:信夫選手にとってオートレースとは?

伊藤:完璧に仕事なんですよね。選手になるきっかけが一着を取りたい一着を取って稼ぎたいと始まったのが僕のオートレース人生です。いつも最善を尽くすという事です。

これをずっと続ける事が難しいです。この事とこれからも向き合って続けて行きます。

当たり前の事ですが...。

iton_04.png

内野:いつ頃選手になると決めたのですか?地元は浜松ですね?

伊藤:地元の工業高校出身です。モトクロスをやっていました。バイクが好きでした。

卒業後はバイク屋さんに勤めました。その時にレースを見るきっかけがありました。

同級生とオート観戦に行き選手募集を知りました。

当時は受験の条件に年齢制限があり21歳になる年だったので、最初で最後のチャンスでした。試験を一度も受けた事が無く対策も出来ず聞ける人もいないまま受ける事になりました。

バイクが好きだったのでバイクに携わる職業でご飯が食べられる。

バイクの仕事で生活できるという事に憧れがあったので合格した時はすごく嬉しかったです。

内野:選手になってこれまで続けている事はありますか?

伊藤:25年間、体重計に毎日のっています。現在54kgです。もう少し痩せないとと思っていますがそこは甘いのかもしれません。(笑)

内野:今年は選手生活25周年ですね。

伊藤:長いようであっという間という感じもありました。一生懸命やっていたので自分でも何が変わったかは分かりませんが、頑張って来たと自分でも思っているし決してなまけてはいませんでした。

ここまで25年間頑張ってきたなと正直に思います。

内野:大事にしている言葉はありますか?

伊藤:『継続してやる事』です。当たり前ですがずっと続けて行く事、結果を求めて行く事は難しいですね。継続は力なりと言いますがその通りだと思っています。

内野:若い選手がどんどん入ってきていますが?

伊藤:若い子が入ってきてレースの流れも変わってきているし世代が違う事を受け入れて順応性を持って取り組んでいきたいです。

内野:浜松のおすすめは?

伊藤:食べ物はもちろん『うなぎ』です。月に一度は食べるようにしています。どこのお店も美味しいですよ。

内野:観光・遊ぶところでのおすすめはどこでしょうか?

伊藤:テーマパークという場所ではありませんが浜松ではフラワーパークが有名です。僕がおすすめするところは山の方になりますが『はままつフルーツパーク』です。

浜松はフルーツの町でもありますし季節のフルーツが盛り沢山でフルーツ狩りが楽しめるので是非行かれて下さい。

iton_05.png

内野:信夫選手にとってファンの皆様の存在は?

伊藤:特に地元のファンの皆様には感謝しています。試走に行く時に自分に向けての声援だと分かりますし自分への支持なんだなとダイレクトに伝わります。

これまでにヤジや嫌な事を言われた記憶がありません。調子が悪くても激励を受ける事が多いです。皆様の一言一言がすごくありがたく感じています。

ファンの皆様の存在がすごくありがたいです。本当にありがとうございます。



内野:オッズパークをご利用の皆様にもメッセージをお願いします。

伊藤:出来る限り精一杯頑張りますのでこれからも応援宜しく御願いします。

インタビュー / 内野久照

MCうっちぃ!こと内野久照 オートレース歴16年。好きな選手は浦田信輔選手。現在飯塚オートでMC、山陽オートで実況を行っています。年間約180日間選手ロッカーに潜入し取材もこなすMCです。オートレースを盛り上げたくFBでは飯塚オート盛り上げ隊、Twitterではオートレース盛り上げ隊にてロッカーフォトや選手情報配信しております。 最近では場外車券売り場にてオートレースの解説予想を披露し自腹車券勝負に挑んでいます。オートレース大好き九州男児が展開する魂の大胆予想にご期待下さい。

TOP