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オートレース選手インタビュー
この派閥だからこそ取れた"優秀新人選手賞"!!まずは初優勝を目指して。|川口 裕司選手
2020年3月30日

飯塚所属の34期。2019年7月にデビューし、現在まで(2020年3月25日)優出2回、準優勝1回。そして、2019年度の優秀新人選手賞を受賞!飯塚期待の新人です。オートレーサーになろうと思ったキッカケや養成所、デビューから今までの事を振り返って頂きました。そして、課題や目標もお聞きしてきました。ぜひ、飯塚の川口選手にも注目してみて下さい!

インタビュー / AKI

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AKI:まずは、なぜオートレース選手になろうと思ったんですか?

川口:大学までサッカーをやっていたんですが、中学校のサッカーチームの先輩に公営競技の選手がいて。さらに、幼馴染が公営競技の選手で。自分の身近に選手がいたので、自分も選手になれたらいいなぁと思っていたんです。

AKI:オートレースは知ったキッカケは?

川口:色々な公営競技を見ていたんですが、真司(川口選手の双子の弟)の職場の先輩がオートレースを知っていて観に行こうとなったんです。

AKI:最初にオートレースを観た時の印象は?

川口:やっぱり迫力がありましたね。どの公営競技とも違いました。

AKI:目の前でオートレースを観て試験を受けようと思ったんですね?

川口:はい。けど、丁度33期の合格発表が終わったくらいの時期で選手募集のタイミングが合わずに少し待つ事になりました。

AKI:試験は1発合格だったんですね!

川口:そうですね。なんとか受かりました。

AKI:弟さんも一緒に受けたと聞きましたが。

川口:はい。一緒に受けたんですが自分だけが受かって。。。。けど、どっちかしか受からないかなとは思っていて、真司とも「どっちか受かればいいね。」と話していたんです。結果的に自分だけが合格という事になって、真司は内心悔しかったと思いますが「俺の分まで頑張れよ!」と言ってくれました。

AKI:養成所はどうでしたか?

川口:毎日の朝の筋トレがキツかったです(笑)大学時代、サッカーをやっている時だったらそうでもなかったかもしれないんですが、サッカーを辞めてから期間も経っていましたし苦でしかなかったです(苦笑)

AKI:筋トレはどれくらい行うんですか?

川口:腕立て、腹筋、背筋とかを「終わり。」と言われるまでです。

AKI:え...終わりと言われるまで!?

川口:教官が厳しかったですね。

AKI:走行練習はいかがでしたか?

川口:自分はバイク経験者ではなかったので最初はかなり苦戦しました。エンジンもかかりませんでしたし、センスもなかったと思います。飲み込みも早くないし同期の中でも下のレベルでした。

AKI:結構苦労されたんですね。どの辺りから手応えは出てきたんですか?

川口:年末年始に帰省する前くらいですね。走行タイムが上和田(川口34期:上和田拓海選手)や野本(伊勢崎34期:野本佳章選手)の次くらいに出だして。松尾(山陽34期:松尾彩選手)と古城(山陽34期:古城龍之介)と自分が同じくらいのタイムでした。松尾は養成所からセンスがあってめちゃくちゃ速かったです。今は落車明けで成績があまり良くないですが、今後めちゃくちゃ速くなると思います。負けられませんね。

AKI:養成所を無事に卒業して、迎えたデビュー戦は覚えていますか?

川口:覚えています。めちゃくちゃ斑走路だったんですよ(苦笑)養成所では斑走路は無いですしヒヤヒヤしました。緊張もしましたね。ただ、緊張はデビュー戦だけで後はそこまで緊張してないです。

AKI:そうなんですね。インタビューをしていても思いますが、割と落ち着いていますよね。

川口:落ち着いてる馬鹿ですかね?(笑)先輩選手とかにもしっかりしろと言われています。

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AKI:デビューして半年、12月に初優出を決めましたが、その事に関してはいかがですか?

川口:あの頃は、エンジンもタイヤもスタートも全て良かったです。何も考えなくても良い着が取れていました。考えすぎずにレースが出来ていて、予選道中は1着3本での優出。エンジンは扱わず動いていたし勢いがありましたね。

AKI:迎えた優勝戦ですが、初優勝まで本当にあと少し。かなり惜しかったですよね!

川口:そうなんです。最後のコーナーでタイヤを滑らしてしまい、そこを久門さん(飯塚26期:久門徹選手)に外から行かれてしまって。優勝戦後、久門さんに「あのひと滑りがなければお前の優勝やったよ。」と言われました。それに、優勝戦は知り合いが沢山観に来てくれていて...目の前で優勝したかったですね。

AKI:タイヤがもう低かったんですか?

川口:そうなんですが、実績がないタイヤよりも予選道中で勝ち上がってきたタイヤで自信を持って行きたかったんです。

AKI:悔しかったですか?

川口:そうですね。けど、周りの先輩選手にはまだ早いな!と言われました(笑)

AKI:季節が変わって、暖かくなってからのレースはどうですか?

川口:寒い方がエンジンが合ってたのかもしれませんね。今は頑張っても上がりタイム3.47台しか出ないですし。めちゃくちゃ悪いという感じではないんですけど、寒い時ほどの威力がないですね。これは、まだまだ整備が分からないので合わせていけてない感じです。

AKI:まだまだ1年目で整備はこれからというところだと思いますが、師匠の高林選手(飯塚27期:高林亮選手)に教えてもらっているという感じですか?

川口:そうですね。後は、高宗さん(飯塚32期:高宗良次選手)にも聞いたりします。今はとにかく整備を覚えていきたいです。まだまだ仕事のスピードも遅いので。先輩達にも認めてもらいたいです。

AKI:となると、最近は車を扱う事も増えましたか?

川口:そうですね。自分なりには扱う事が増えました。この前、ヘッドの座金をイジったら全然ダメで。けど、扱った事によってダメだということが分かったんで良い経験にはなりました。成績ももちろん大切ですが、今は色々経験する事も大事だと思っています。この前は、評判の良いリングを入れたら体感から違ったし1着も取れました。少しずつやっています。

AKI:師匠の高林選手はどんな指導を行うんですか?

川口:ガツガツと教えるという感じではなく、自分が聞いたら教えてくれるという感じです。「速くなりたいならまずは自分で考えながらしたほうがいい。」というやり方です。自分で考えて感覚も大切にやっています。これやれあれやれという教えよりは、自分で考えてやれるので合ってると思います。

AKI:スタートに関してはあまり苦労されている印象はありませんが、ご自身ではどうですか?

川口:悩んだ事はあまりないですね。それなりには切れていると思います。

AKI:雨に関してですが、ある時期から乗れるようになりましたよね?

川口:そうですね。最初は雨で乗れず「はい、雨終わったー。晴れは良いけど...」と周りに言われていました(笑)

AKI:雨でも乗れるようになったキッカケってあるんですか?

川口:以前、川口の雨で落車して、飯塚優勝戦の朝練でも落車した事があるんですが、それがきっかけで「ここまで車を寝かせたらダメなんだ!」というのが分かるようになったんです。落車した事によって学んで。あとは、フォーク周りを扱ってダンパーを晴れだけじゃなく雨でも付けるようにしたら良くなりました。

AKI:一歩ずつ進んでる感じがありますね。

川口:そうですね。けど、まだまだ確信はありませんが、乗り方とかコースはデビュー当時とは変わってきたと思います。実際に先輩選手に教えてもらってからは凄く乗りやすくなって、乗り方に関しては少し掴んだ感じはあります。

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AKI:デビューして9ヶ月ほど経ちましたがいかがですか?

川口:あっという間でしたね。ただ、新人なので月に2節ほどしかなく暇です(笑)速くなって沢山レースに出れるようにならないとですね。

AKI:デビュー年は優秀新人選手賞を受賞されましたがその事に関してはどう感じますか?

川口:たまたまですよ。けど、この派閥じゃなかったら取れていなかったと思います。

AKI:それはどの辺りで感じますか?

川口:グリップの開けっぷりを指導してもらえたことですかね。どんなにエンジンが良くても、コースや開けっぷりが良くないと勝てないと思います。その開けっぷりをとにかく厳しく教えてもらっていて。デビュー当時は「おせぇ!」と言われていたんですが、言われる事によってムカつくというか、その言葉で頑張れました(笑)準決に乗った時には師匠に「上がり3.435くらい出さな優勝戦には乗れんけんね。」と言われて。準決は師匠に言われたタイムを出して優出を決めたんです。その一言があったから優勝戦まで行けたんだと思います。自分はそういう言葉で「タイムを出してやる!」と火がつきます。

AKI:良い関係ですね!!

川口:はい。その一言が凄くプラスになってます。なにも言われなかったら、頑張るのはもちろんですが火はついてなかったかもしれません。日頃、あれしろこれしろとかは言わないんですが、大事な時、肝心な時に言ってくれるんで凄く感謝してます。

AKI:同期の最優秀新人選手賞は上和田選手となりましたが?

川口:バイクの扱い方がうまいですね。1級車に乗り変わっても絶対速くなりますよ。もちろん追いつきたいです。今回は自分が優秀賞でしたが、今後は入れ替わっていたい!まずは、ハンデ40前にならないと追いつけないので頑張らないと。けど、抜かれる可能性もある訳で。気は抜けないです。頑張りたい。

AKI:2月に行われた選手表彰式・ファン感謝祭の雰囲気はいかがでしたか?

川口:ああいう場は初めてで緊張しました。けど、凄く良い経験になりました!

AKI:今後の課題は?

川口:整備を覚える事ですね。

AKI:目の前の目標は?

川口:優勝ですね。暖かくなれば逃げ有利になりますし、エンジンをバッチリ合わせて優勝したいです。

AKI:大きな目標は?

川口:安定して記念に出れるようになる事ですね。さすがに、いきなりSG優勝とかは想像できないので(笑)

AKI:こういう選手になりたい!というのはありますか?

川口:同じ派閥の有吉さん(飯塚25期:有吉辰也選手)の様な綺麗なレースをしたいです。内からも外からの捌いていける様に、有吉さんの様なレーススタイルを目指したいです。

AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

川口:顔と名前を覚えてもらえる様なレースをしたいと思います。応援よろしくお願いします!!!!

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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