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オートレース選手インタビュー
最重ハンデに定着出来るように。遅咲きでも良いので頑張ります!!|井村淳一選手
2020年10月30日

飯塚所属の28期。2019年、2020年と成績安定。SG出場の機会も増えています。今年に入ってからは2度の優勝を果たし、ミッドナイトも相性抜群。勝利者インタビューでのキャラも魅力的で「イムイム」の愛称も徐々に浸透してきました。現在は最重ハンデでの競走。上位選手とのレースをどのように感じているのか、近況の車の状態なども合わせてお聞きしてきました。(取材日:2020年10月21日)

インタビュー / AKI

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AKI:今年はすでに2度優勝があります。状態は良いんじゃないですか?

井村:今年良いですね!去年から良い状態でした!エンジンは安定してます。

AKI:エンジン安定の要因はなんですか?

井村:ここ2節はあまり良くなかったので、地元に戻ってきて以前良かったクランクとロッドを交換。ヘッドも交換。色々と部品交換をしました。自分は物に頼るタイプ。本当に悪くなると部品を交換して対応します。なので、クランクやヘッドは色々なものを持っていますよ。半年に一回はパーツを交換して悪い状態が続かないようにしています。

AKI:なるほど。今回パーツを交換してレースした感じはいかがでしたか?

井村:前はエンジン扱っても反応がなかったのが、今は反応があるし状態は悪くないと思います。最近の中ではタイムも出たし良いと思いますよ。

AKI:井村選手はどの様なエンジンを求めていくタイプですか?

井村:直線の伸びかな。直線でぎゅっと持っていってくれるエンジンが好きですね。1番はそこです。

AKI:ハネに関しては?

井村:ハネは出にくい方ですね。以前はハネがあったりしたんですが、このタイヤになってからはハネが少なくなりました。前のタイヤは食いつき過ぎていた感じ。タイヤが変わって滑りやすくなったという選手もいるけど、自分は丁度良くなりましたね。実際成績も上がっていますし。

AKI:現在は、最重ハンデでのレースが続いています。最重ハンデでのレースはどう感じていらっしゃいますか?

井村:元々は最重ハンから10m前の位置で、優勝しては下がって、勝てなくて戻ってを繰り返しています。最重ハンに下がるとやっぱり厳しいですね。そう簡単には勝たせてくれない。今回はこのまま定着したいですね。

AKI:10mの差は大きいんですね。

井村:全然違います。まずスタートが違います。スタートラインに並んで横を見たら格上の選手がいる。10m前の時は後ろに食われない様にスタート切れればと思っていたんですが、最重ハンは枠を残さないといけない。いつも張り込まないといけない。このモチベーションから違いますよね。後はエンジンの整備。最重ハンは普通のエンジンじゃ勝てない。ある程度良い状態を保っておかないと厳しいです。自分はまだ、10m前の時のスピードと一緒。レベルは最重ハンになりきれていません。けど、一番後ろに行ったからにはずっと後ろで走りたい。どんなに頑張ってもハンデが前にいくときはある。けど、最重ハンはやっぱり厳しいなと諦めて前に行くのと、一生懸命やって前に行くのは違うと思うんです。この位置でいいやと諦めてしまうと、それ以上に走れなくなっちゃうと思うんです。むしろ、どんどん走れなくなって、ハンデも10m前どころか20m、30m前になってしまうと思います。

AKI:気持ちがとても大切ということですね。

井村:そうですね。気持ちは本当に大切だと思います。諦めちゃうとどんどん成績が下がって、クビが近づいてしまいます。しっかりと踏ん張りたいです。

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AKI:整備のお話しが少し出ましたが、エンジンを扱う頻度は以前より増えましたか?

井村:それが減ったんです。以前はパーツをバンバン変えていたんですが、今はある程度の状態を保てそうならパーツ交換をせずに乗り込む様にしています。パーツを交換し過ぎてセッティングが訳分からない状態になる。今は自分に合ったやり方、セッティング、コツを見つけた感じです。

AKI:レース場によってセッティングは変えられるんですか?

井村:はい。ここのレース場はこのセッティングというのが大体あります。基本的にキャブのセッティングで浜松だとヘッドのバネまで扱います。

AKI:合うセッティングというのは全場見つかっているんですか?

井村:山陽は地元から少し扱えば出る感じ。浜松は自分の好きなセッティングがありますね。川口と伊勢崎は...分かりません(苦笑)遠征の回数もあると思います。伊勢崎は今年1回くらいしか行ってないような。あと、川口は難しく苦手意識がありますね。飯塚や山陽で相性の良い消音マフラーでさえ、川口になると合わなくなるんです。乗りづらくなるんですよね。こう考えると遠征では浜松が1番合いますね。

AKI:スタートに関してはいかがですか?以前はスタートにムラがあるというコメントが多い印象だったんですが、ここ最近は減ったように感じます!

井村:減ったんです!!切れる様になりました。これは、最重ハンでスタートを切る様になっていつも張り込むという感覚が良い方向に向かっているのかなと思います。要は気持ちです。

AKI:クラッチのセッティングは変えているんですか?

井村:セッティングは変えていません。やっぱり「スタート切らないと。枠は残していこう!」

という気持ちなんでしょうね。最重ハンのスタートはいつも勝負がけみたいな感じ。キツイんですけどスタートの切れは良くなりました。

AKI:最重ハンを経験して良くなってきたところがありますが、今後最重ハンに定着するには、課題というのはなんだと考えていますか?

井村:まだまだ安定してないし、試走通り走れない時もある。自分は買いづらい選手だと思うんです。んー。もっと躊躇なく飛び込める様になりたいですね。例えば篠原さん(飯塚26期:篠原睦選手)。自分が行くの行かないの?と少し躊躇するところも迷わずに飛び込む。それが強い理由だと思います。その違いは大きい。レースへの情熱は自分にもあるので、あとは勢いですかね。S級上位は本当に凄いです。

AKI:なるほど。勢いですね!!

井村:はい。躊躇せずに!色々やることはやって少しずつでも成長していきたいですね。最近は仕事が楽しくなりました!やっぱりしっかり向き合わないとですね!

AKI:最重ハンになって色々見えてくるものがあったんですね!

井村:そうですね。もちろん厳しいレースにはなるんですが、車と向き合ってエンジン良くなって成績も上昇して。この前の浜松では最重ハンから戦えて凄く楽しかった。最重ハンで勝てるのはやっぱり違います。1着の嬉しさが。この感覚を覚えておかないと。やっぱり仕事も楽しまないとですね。

AKI:いろんなことが良い方向に向かっているんですね!最初に今年2度の優勝のお話をしましたが、年初めの優勝は久々の日中開催での優勝でした。

井村:そうなんです。ミッドでは優勝していたんですが、日中では久々の優勝で、すごく嬉しかったのを覚えています。もちろんミッドでの優勝もうれしいんですが、日中での優勝はめちゃくちゃ嬉しかったです。

AKI:久々のウイニングランに表彰式、ウイニングインタビューでしたが、改めて振り返るといかがですか?

井村:嬉しかったんですが、やっぱり緊張しましたね(笑)お客さんの前でのインタビューはとくに緊張しました。噛むし滑舌悪いし慣れません(笑)

AKI:こうやってお話しされている分には全くそんな感じはしないんですが、カメラやお客さんの前だと緊張されてる感じがあります!(笑)

井村:意識しちゃうんでしょうね。なんか、変なこと言ってしまわない様にと思って緊張しちゃう。キャラはインタビューとは全然違うんですけどね。インタビューでは完全に良い子ぶってますよ(笑)

AKI:ミッドナイトでのインタビューでは、「イムイム!」「人の良さがにじみ出てる!」とSNS等でコメントが上がっていますよ!

井村:そのイメージは行き過ぎな気が...(笑)本当はもっとバカですし、同期に天然と言われてます(笑)お客さんのイメージとは大きな違いがありますね(笑)

AKI:同期のお話が出ましたが、28期はみなさん仲が良いイメージです。

井村:そうですね。28期はキャラが濃いし自分勝手やけど(笑)みんな優しくて良い人ばかりです。自分がなにかやらかしたらちゃんと怒ってくれますし。「それはダメだよ。ちゃんとしないと。」と。付き合いやすいです。

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AKI:井村選手は以前、競走車に「28th」とペイントされていましたよね!

井村:はい。28期だし28期愛?ですかね。自分以外は誰もしていませんでしたが(笑)なんなら、ヘルメットにも「28th」と書いていました(笑)

AKI:28期愛!!!(笑)

井村:どこの期でも「良かったー!」となるんでしょうけど、自分は28期で良かった!!と思います。

AKI:話は変わって、井村選手は目標を立てるタイプなんですか?

井村;これ!といった目標は立てないんですが...やっぱり最低でも年間1000万以上は稼がないと...というのは冗談で(笑)

AKI:いや、賞金取りなんで大切ですよ!!(笑)

井村:そうですね(笑)んー今は最重ハン定着ですね。

AKI:去年と今年はSGに出る機会もあり、大きなレースでも走れるようになりました。グレードに対する想いはいかがですか?

井村:SGにも出れて状態の良さは出てますね。なので、年間通してSGに出れることも目標にしたいですね!あとはやっぱり何かタイトルは欲しいと思っています。めちゃくちゃ欲しいです。いきなりSGとは言わないので、GIIでもGIでも取れれば嬉しいです。地元で取れればなお!地元は特に記憶に残りますしね。プロフィールの顔写真の横のタイトル欄に印が欲しいです!遅咲きで良いので頑張りたい!

AKI:S級に関しては?

井村:なりたいね。なれるもんなら。それを言ったら、鈴木圭一郎(浜松32期:鈴木圭一郎選手)になりたいです(笑)なれるもんなら(笑)

AKI:それは確かに(笑)

井村:とりあえず今は最重ハンに定着出来るように。そこを目標に頑張っていきたいですね。

AKI:選手になって18年目。この18年間はどうでしたか。

井村:選手として大きな怪我もなく、憧れていた選手になれて、良かったと思います。人生今が1番楽しいです!!

AKI:今回、飯塚がリニューアル、新走路、新照明となりました。走路の感触はいかがでしたか?

井村:んー。思ったよりも食いつきが弱かったかな〜という感じでしたね。少し上滑りしそうな感じ。黒潮が付けばまた変わってきそうです。何度か走って掴みたいですね。自分もギャンブルをするので、お客さんの気持ちは分かりますし、期待に応えれるように頑張りたい。

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AKI:今後の活躍も期待しています!それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

井村:自分はずっと追って買ってもらえればいつかは恩返しできるタイプ、穴配当を出すタイプだと思っています。試走が出て人気になってる時に頑張るのはもちろんですが、試走が出ていない時でも最後まで諦めず、一生懸命走ります。チャンスを逃さないように走るのでよかったら狙ってみてください!応援よろしくお願いします。


インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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