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オートレース選手インタビュー
念願の地元グレード制覇!!|岩見 貴史選手
2022年1月18日

飯塚所属の29期。ここ数年安定した成績を残している。そんな中、2021年12月5日、飯塚オートGI開設記念を優勝。2度目のGI制覇。目標としていた"地元グレード制覇"を成し遂げた。その時の状態や気持ち、今後の目標などお話していただきました。

(取材日:2021年12月23日)

インタビュー / AKI

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AKI:GIは2度目、地元GI初優勝となりました。お気持ちいかがですか?

岩見:嬉しかったですね。目標としていた地元グレード制覇だったので。

AKI:優勝戦は10mオープンの3枠でした。この位置はどう思いましたか?

岩見:正直、良い位置だなと思いました。「先手取ってるだろう」とお客さんも車券を買ってくれると思ったので、ここはしっかり応えないとという気持ちでした。ただ、1枠の辻さん(飯塚28期:辻大樹選手)がスタート切れていたので、先に1コーナーはまわられるだろうなとは思っていました。そこは想定内です。その後は辻さんが被せてくると思ったので外のコースから行きました。毎レース毎レース展開を考えないと。自分の理想にレースではどう近づけるかですね。

AKI:その後はすぐ後ろに荒尾選手が迫っていました!

岩見:後ろが来るの早かったですね。ツナギが赤かったのですぐ誰かわかりました。「ちょっと待って赤じゃん!」ってなりましたね(笑)残りの周回がまだまだ残っていたのでしんどかったです。あらゆる手を使ってくるだろうなとは思っていたので。けど、先頭キープする走りは練習も出来ますし、そういうレースも嫌いじゃない。本当はもっと大きなコースを回って行きたかったんですが、開けて回ったらねじ込まれると思っていたのでコースを考えながら走りました。優勝戦は珍しくミスなく走れたかなと思います。

AKI:初日から良い感触はあったんですよね?

岩見:はい、ありました。準決の日が特に良かったです。決勝はもう少しこうしたいなというところがあったので扱っていったら試走で手応えがなくなってしまって。やばいと思いましたね。軽かった。エンジンスカスカでした。レース道中も変わらずでいつ後ろが来るのか、いっそ早く来てくれないかなと思ってました(笑)本当にキツかったです。なので、100点満点のエンジンじゃない中、よく走れたなと思います。

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AKI:良いレースが出来たんですね!我慢のレース、レース後はやはり疲れましたか?

岩見:疲れたというか、初めてレース残り2周で体の感覚がなくなりました。びっくりしました。後は、落車があったので「みんな大丈夫かな?」というのはありました。自分の後ろで落車があってどういう状態か分からなかったので。けど、みんな立ってたので良かったです。

AKI:前回のこのインタビュー(2020年6月26日アップの記事)「選手生活で1番良い状態」と仰っていました!GIの際もかなり車の状態は安定して良い状態に見えましたがいかがですか?

岩見:前回の記事読み返しましたがそんなこと言ってましたね!(笑)今も1年半前から変わらず安定していますよ!けど、整備はちょくちょくやってます。GI優勝した後の山陽ではキャブをバラしたので中身のパーツを交換したり。日替わりじゃないですけど、エンジンが合ってなければ整備します。

AKI:目標としていた地元グレード制覇を決めたわけですが、次の目標は決まっていますか?

岩見:次はスーパースターに出場ですかね。SGの決勝に乗ってその結果でSSの舞台を走ってみたいです。優勝とかはまだ1つ、2つ上の目標だと思うので、とりあえずSGの優出、そして年末の舞台にというのが今の目標です。

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AKI:そのために、今後良くしていきたいところ、課題はありますか?

岩見:課題というか、今の好調をキープすることですね。この前のGI優勝で先手さえ取れればある程度しのげるんだという手応えはありました。今の状態でSGの準決、スタート決めれば戦えると思うので、0mでも、10mの外でもスタートで先行することです。

AKI:スタート定評がありますが、ご自身で2021年の切れはいかがですか?

岩見:スタートは、クロちゃん(川口33期:黒川京介選手)や瑞季(川口32期:小林瑞季選手)とか、若い子が速くて。下からの突き上げがきてます。それを去年の若獅子の決勝で感じたんです。なので、そこからセッティング変えたり、切り方変えたりして、最近そこそこに切れるようになってきました。大きい舞台でもバンっと切れることもありましたし。けど、もっと切れるかな、もっと切っていきたいなという気持ちがあるのでこれからも探っていきます。まだまだ、圭一郎(浜松32期:鈴木圭一郎選手)、周平(伊勢崎31期:青山周平選手)、荒尾さん(飯塚27期:荒尾聡選手)なんかに先行かれてしまうので、そこを行き切れるように。スタートの切れをガチガチに固めたいですね。

AKI:今までの選手人生の中で1番良いを更新していますが、今年の賞金はこちら...

岩見:え!!(選手資料を見て)今までで1番良いですね!!へーこんなにいってたんだ!!来年税金が大変ですね(笑)けど、この歳になっても伸びしろだね。ピークは2015年だと思ってたので(笑)まだ頑張れそう!あと、これだけ良くなった要因として考えれるのはミッドナイトが増えたことかな。最初は消音マフラーのセットや、レース体形に戸惑ってしまったけど、今は苦手意識もないですし、何よりも時間があること。いろんな仕事が出来るからグレードレースの前、前検日とか整備日にバタバタする事がなくなりました。ミッドナイト様々ですね。

AKI:2021年地元GI優勝を決めましたが、改めて振り返ってどんな1年でしたか?

岩見:今年の初めは怪我で走れなかったんですが、終わりではGIも取れたし成績としては良かった1年でした。けど、業界的には悲しいこともあったので良い一年とは言えないですね。

AKI:2022年はどんな1年にしたいですか?

岩見:継続して良い成績を取れるように。そして、他の選手、仲間がいてレースが出来るので、怪我をせず、させず、事故なくレースができれば良いなと思います。

AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

岩見:ある同期が年間通しての目標を立てていることを若い時に教えてくれた事があったんですが、それを聞いてから自分も年間の目標を立てていたんです。"年間30勝、10優出、3優勝"これを初めて達成することが出来ました。今までは一つクリアしても他がクリアできなかったりしていたんですが、やっとクリアすることが出来たんです。なので、来年もクリア出来る様に頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

(写真は飯塚オートレース場提供)

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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