山陽オート「特別G1共同通信社杯プレミアムカップ」 モトロト・通常賭式発売中!  伊勢崎オート モトロト・通常賭式発売中!
オートレース選手インタビュー
良い報告が出来ました!!|片野 利沙選手
2022年2月 1日

川口所属の32期。年末のガールズ王座決定戦でスタートから見事なレースを披露し3代目女王に輝いた。初代に続いて2度目の女王に返り咲いた。いろんな想いを抱えながら走った年末のレース。その時の気持ちや、車の状態、2022年への抱負など、お話していただきました。

(取材日:2022年1月8日)

インタビュー / AKI

risa_k_220201_01.png

AKI:ガールズ王座決定戦優勝おめでとうございます!

片野:ありがとうございます!

AKI:優勝した今のお気持ちはいかがですか?

片野:良かったですね。本当に。エンジン的には動いてたので、勝てて良かったです。

AKI:今までのガールズで10mオープンはありませんでしたよね?

片野:初めてですね。女子選手の全体的なレベルが上がってきているということだと思います。枠番が決まる前は「0m、10m」でのレースになると思っていたので、10mのオープンになったのはびっくりしました。ハンデがあると捌いている間に前が先に行っちゃう可能性もあったのでオープンでスタート切ればという気持ちはありました。ただ、年末あたりはスタートがあまり切れていませんでした。なので、まさか本番でスタート切って良い位置にいれるなんて思ってもいませんでした。スタート切って自分でもびっくり(笑)自分の想定では枠なりスタートで1車1車捌いていく展開になるだろうなぁと思っていたので。自分の想像していた展開とは全然違いました。

AKI:良い方に違ったんですね!スタート後にバックストレッチでは本当に良い位置につけてましたね!

片野:そうなんです。スタートのイメージとしては、永井さん(川口25期:永井大介選手)のカマシをイメージしてました。スタート後の1〜2コーナで車速をつけてバックで良い位置つける感じ。スタート遅れてもバックで巻き返したりとか、色々レースを見て参考にしていました。でも、まさかスタート切れて同じ様な展開になるとは思いませんでした。永井さんに怒られちゃうかもしれませんね(笑)けど、あの展開がなかったら優勝はきつかったかなと思います。タイヤも滑っていたので。

risa_k_220201_02.png

AKI:何度か滑るシーンがありましたよね。

片野:4コーナの立ち上がりで1度滑ってしまって。外からはぽんちゃん(川口34期:本田仁恵選手)も見えて、結構キツかったですね。焦りました。けど、自分が滑った時に前を走るえりちゃん(伊勢崎33期:高橋絵莉子選手)が外に突張ったのか膨らんだ様に見えたので、そこを自分が突っ込んだ感じです。上手くいって良かったです。普段の自分は丁寧なレースを心がけているんですが、ガールズは意地で行っちゃいました。去年は本当に色々あって。自分はだいぶ落ち着いてきましたが、まだ黒岩さん(川口26期:故黒岩明選手)がいないのが不思議な感じです。実は亡くなられる前にガールズ王座の話をしていて、「このエンジンだったらいけるだろう!」と黒岩さんに言ってもらっていたんです。「頑張ります!」なんて話をしていたんです。なので、ガールズ戦は黒岩さんへの想いも強かったです。良い報告ができて本当に良かったです。

AKI:背中を押してもらった感じですね。

片野:そうなんです。年末は凄く良い状態で臨めました。けど、年始は全くダメで。年末から2日しか経ってないのにどうしちゃったの?ってくらい動きが変わってしまっていました。年末の上がり3.38台はどこにいっちゃったの?ってなってます(笑)なので、今は色々扱って状態を戻そうとしています。もしかしたら年末まで頑張ってくれたのかもしれませんね。エンジンも背中を押してくれたのかもしれません。なので、これからは自分で立て直せるように頑張らなきゃですね。

AKI:あるネットニュースで上がってましたが、ガールズ王座の賞金は二重整形に使うということでしたが真相は??

片野:本当です!(笑)この後カウンセリングに行ってきます!ガールズ勝った後の取材で二重整形のこと話したらネットニュースになってて笑いましたね(笑)変に隠すより、公言して「やりました!どうですか?」の方が良いかな?と思って(笑)二重のことも全然書いてもらって大丈夫です!むしろネタです(笑)楽しみにしててください、パッチリお目目です!

AKI:次は"初優勝"、優勝回数に"1"が付くのをいろんな方が楽しみにしてると思います!

片野:そうですね。今年こそですね!今は最重ハンから20m前の位置でも外枠に置かれるようになったし、大きな枠を背負う様にもなって、以前よりは戦えるようになっていると思います。なので、もっと自分を成長させれるように。年始はボロボロだったので立て直したいですね!

AKI:女子レーサーのレベル向上のお話がありましたが、レースをしていて感じることもありますか?

片野:試走から良いタイムを出してきますし、年末のガールズ王座のレースは年々レベルが上がってきてると思います。走っていても、抜き辛いと思う時も増えましたし、突っ込んでからの車速もあります。以前は自分の持っている力の100%以上を出して、落車したり、危ないシーンもあったと思うんですが、今は安定して安全に走れてると思います。今後も若い子が入ってきて、同期と並んで意地になることもあると思うんですが、まずは安全にしっかり走って欲しいなと思います。"冷静に"ですね。

AKI:前回のインタビューで"冷静に走るが合言葉"とおっしゃっていましたが、年末も冷静に走れたんじゃないですか?

片野:そうですね。意地になったところもあったし、熱くもなりましたが、一杯一杯にはなりませんでしたね。冷静には走れました。けど、緊張はしましたね。今回はどうしても黒岩さんに良い報告をしたかったので。それが結果良い方向に行って良かったです。けど、自分もこのままじゃダメだなと思いました。年始で早速崩れちゃいましたし(笑)今まではエンジンが悪くなると黒岩さんに頼っていた部分があって。なので、こんなにエンジンが良くないことはあまりないんですが、これは黒岩さんが私に与えた課題だと思って頑張ります。

risa_k_220201_03.png

AKI:黒岩選手は整備力があっていろんな選手が頼っていたと聞いたことがあります。

片野:本当に整備力凄かったです。車が良くない原因をすぐに発見するし、少しエンジンをかけただけでどういうエンジンか分かる。整備面で自分もお世話になりました。受け継ぐことができたら良いんですがまだまだです。けど、黒岩さんといた約10年間でエンジンの感触とかは分かるようになったので、あとはそれを思い返してもっと整備力を磨いていきたいですね。

AKI:整備に関しては今の課題という感じですか?

片野:そうですね。整備力、そして乗り方ですね。このままだといっぱいだなと思ったので、最近は腰回りをいじっています。後は、スタート力とフロントを使うという事です。スタートは今のままじゃダメだと思ってて。クラッチ周りや切り方を模索しています。スタート次第で展開が変わりますし、今はみんなスタートが速いので自分もスタート力を上げていかないと。フロントについては摩弥さん(川口31期:佐藤摩弥選手)や越智さん(飯塚25期:越智尚寿選手)に言われていることで、フロントの接地感を感じるということ。そうすると車の向きが変わるのが早くなるんです。難しいことらしくなかなか上手くいかないですが、上手い選手はみんな使ってると思うので今年は習得したいですね。

AKI:目標はありますか?

片野:まずは優勝すること。なんですが、今言った課題を30歳までにクリアしたいですね。あと1年です。なるべく早くクリア出来る様に日々頑張ります。

AKI:ランクも確実に上がっていってますね!

片野:そうなんです。ランクも少しずつ上がってきているのでもっと上を目指して。2021年前期はAの二桁にランクが上がってびっくりしました!間違ってない?と思うくらい(笑)ランクが上がるということはハンデ位置もきつくなって捌きも必要になってきますが、そこで捌きも少し覚えられたので良かったです。後は、人の内に入るのには慣れたので、混戦で自分がどう突っ込んで入っていったらいいか。それができればハンデが下がっても戦えると思います。ここをクリアして後ろで戦っていきたいです。

AKI:去年のSGはオールスターだけではなく、グランプリにも初めて出場しましたよね!

片野:そうなんです。グランプリに出られたことは本当に嬉しかったですね。けど、レースはボコボコにされましたね。けど、グランプリで「このままじゃダメだ」と思えたんです。練習からみんなに追い回されて、全然歯が立たなくて。焦りましたね。自分の成長にプラスになる悔しさ、奮い立たせるものがあった大会でした。今もこの気持ちを忘れないように。本当に良いきっかけになりました。"摩弥さんとグレードを一緒に回る"というのが少しずつ増えてきて、やっとここまで来られたなという感じ。それでいて、課題もいっぱい出てきて。本当はもっと早く課題に気づけたら良かったんですが、この課題に気づけたのも自分のレベルが上がっているということだと思います。2021年は本当に変化の1年、今までで1番大きな1年でした。

AKI:2022年はどんな1年にしたいですか?

片野:高いレベルに持っていけるように、悩んで、考えて、ハンデをどんどん下げていきたいですね。優勝してハンデを下げたいです。

AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

片野:今年はもっと成長した姿を見せられるように、去年以上に考えて頑張ります。今後とも応援よろしくお願いします!

(写真は川口オートFacebookより)

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

TOP