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オートレース選手インタビュー
皆様と一緒にオートレースを盛り上げていきたい!|荒尾 聡選手
2022年4月 6日

飯塚所属の27期。オートレース界を代表する選手の1人。2021年度もSGを制覇。どんな1年だったのか振り返って頂きました。そして、2022年度はオッズパークとのスポンサー契約が決定!更なる活躍に期待です!

(取材日:2022年3月5日)

インタビュー / AKI

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AKI:2021年度はSG全日本選抜、地元GIダイヤモンド連覇!ご自身で振り返ってどんな1年でしたか?

荒尾:優出に関してはかなりしてるんですよね。ただ、優勝する確率というのが低い。メンバーが揃うとエンジン状態が普通だと勝てないですね。

AKI:そのエンジン状態は1年通していかがでしたか?

荒尾:高いところで安定はしてるかな。ただ、グレードの優勝戦となると足りない。悪くはないですけどね。2020年地元飯塚であったオッズパーク杯SGオールスター・オートレースの時が良すぎて。あの時は完調だった。優勝戦でも1枠からスタート決めれなかったけど捌いてのぶっちぎり。あの時が選手人生でマックスにエンジン状態が良かった時だと思います。その時と比べると足りないなぁという感じですね。

AKI:完調のエンジンから落ちてきてると感じたのはいつ頃なんですか?

荒尾:その年のGIダイヤモンドあたりから怪しかったんですよね。オールスターをピークに徐々に落ちてきた感じかな。パーツも色々交換するけど完調というまでの状態にはなってないですね。最高な状態を知ってるからこそ欲をかき過ぎちゃいます。

AKI:そんな中でも、2021年SG全日本選抜を制覇しています。その時の感触はどうだったんですか?

荒尾:...なんか良かったですね(笑)優勝戦で信夫さん(浜松24期:伊藤信夫選手)と周平(伊勢崎31期:青山周平選手)がやり合ったやつ。その節の初日とかは正直良い状態と言えなくて。準決勝で大きくセッティングを振ったら良くなったんですよね。けどやっぱり前年のオールスターの方が良かったかな。今もその完調だった時の状態を探している状態です。

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AKI:青山選手、鈴木圭一郎選手、荒尾選手と3強と言われることもあると思います。どのように感じていますか?

荒尾:俺は2人にちょっかい出してるだけ。あの2人は確実に1着を取ってくるけど、自分は凌いで凌いで勝ち上がってくる感じ。優勝戦には残るけど、あの2人みたいに優勝回数をかせげる感じではないです。けど、「荒尾おるなぁ、ちょっと買ってみるか!」と思ってくれたら良いなぁと思います。あの2人はまだまだこれからがあるので自分はちょっとちょっかい出して。けど、隙があれば自分が勝てるように戦っていきたいですね。自分も40歳を越えてただガツガツするだけじゃダメだと思う。GIIレジェンドカップにも出る様になったわけで、そんな選手が周平や圭一郎と同じことしてたら周りに何言われるか。実際自分も若い時はガツガツしてエンジン壊したりいっぱいしてきたけど、今は年齢とその経験があるからそれを活かしていかないといけないと思います。だから、2人と同じことをしててもダメ。あの2人は本当に良く練習してますよ。

AKI:荒尾選手といえばスタート巧者というイメージの方が多い中、荒尾選手自身は最近はそうでもないと仰っていますが。

荒尾:決して自分が遅くなったわけではなく、周りがみんな速くなってきた。特に周平や圭一郎が速すぎて勝てないからなんとかスタート行かれないように。0mは仕方ないとして10mオープンでは枠を主張できるようにと思って色々試したり練習をしています。やっぱり新型クラッチに変わったことは大きいですね。今が旧型なら勝ててたと思うけど、まだ対応し切れてないところがある。セッティング、切り方ともにですね。やっぱ20年近く旧型でやっていたことをポンっと変えろと言われても難しい。それに、旧型の時は深く考えずふかして離すだけで良かったし、切れなくなったら新品のクラッチ盤を入れれば良かった。けど、今の新型クラッチは繊細。クラッチ盤の枚数も増えたし、クラッチ盤の薄さも0.0何ミリ違うだけで切れなくなったりする。その辺りでの戸惑いはありますね。凄く切れる時もあるけど安定しない。今のオートレースは序盤で良い位置取れないと戦えないので今もスタートは研究中です。ただ、自分の中でのスタートは1周回3コーナーまでのこと。貢さん(伊勢崎22期:高橋貢選手)も同じことを言ってましたね。スタートが切れてる切れてないはあるけど、1周回3コーナーまでは自分の判断次第だと思う。なので、大事なのは"1周回3コーナーでどの位置につけられるか"ですね。ここまでが自分が思うスタートです。

AKI:2月の浜松GIスピード王決定戦の優勝戦では落車もありましたが、今回(レジェンドカップ準決終了後にインタビューを行いました。)は落車の影響も大きくなく優出できた感じですか?

荒尾:基本的に腰回りを簡単にしています。1番前!1番下!とか。みんなは、ハンドルの幅が何センチとか、サドルをこの位置にしてとかしてるけど、自分はバコン、ガコン!で終わる様にしています(笑)

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AKI:そんな感じなんですね!(笑)探せばもっと乗りやすいところがあるかもしれませんよ!?

荒尾:良いんよ大体で!大丈夫大丈夫なんとかなる。もちろん細かく合わせる人もいるけど自分は落車も多い方だしこのスタイルが合っている。なので、落車後も腰回りに関しては大きな影響はないと思ってもらって大丈夫です。エンジンに関してはクランクやヘッドを交換したりはしましたけど、セッティングは大体のところが決まっています。今回も良くはないけど悪くもない感じ。経験値ですね。ただ、エンジンが出てないと風の影響をもろに受けるということが分かりました。今まではそんなに気にならなかったんですが、今回の伊勢崎2日目に最後の最後に松尾さん(山陽26期:松尾啓史選手)に差されたのにはびっくりしたし、風の影響が大きい事がわかりました。そういう時は、さくちゃん(伊勢崎26期:佐久間健光選手)に音を聞いてもらったりします。

AKI:いろんな経験をして最近では毎年のようにSGでの優勝がありますよね!

荒尾:そうですね。やっぱりたっくん(日本競輪選手会福岡支部所属:園田匠選手)に教えてもらった整体の先生に出会ってから変わりましたね。人生のターニングポイントと言っても過言じゃない。メンタル、意識の問題、力を入れないということなどを教えてもらいました。10年ぶりにSGを取った2017年スーパスター王座決定戦の半年前に整体の先生と出会ったんですがそこから確実に変わりましたね。

AKI:今年に入って2度の優勝。しっかりとスポンサーの冠開催で勝つところが流石ですね!!

荒尾:ちゃんと仕事してるんですよ!(笑)やっぱ応援してくださってる開催はいつも以上に力が入りますし頑張らないと!と思います。

AKI:約4年ぶりのミッドでも存在感を見せつけて優勝しました!

荒尾:あの開催、実はエンジンが全く出てなかったですよね。けど、スタートが凄く切れてたんです。最初は違和感しかないんやろうなぁと思って練習に行ったら「すげーキレるやん!!」ってなって。そのままレースでも切れていました。消音になっても違和感なく乗れてますね。

AKI:4月から新年度も始まりますが、どんなレースをしていきたいです?

荒尾:綺麗なレースをすること、ですね。無理な捌きをせず。SGだからとか考え過ぎると力も入るし、お金をかけてるお客さんからすると普通開催もグレードレースも関係ない。どんなレースも綺麗なレースを心がけたいですね。

AKI:荒尾選手は積極的にスポンサー契約をしてオートレースの普及活動をされていますが、この度オッズパークさんともスポンサー契約が決まりましたね!

荒尾:そうなんです!本当にありがたいことですよね。走る広告塔になります!(笑)イベントとかはなかなかできないですがレースやリモートのイベントなどで"荒尾がおったら面白いな"って思ってくれたら嬉しいです。なので、どうか複数年契約をお願いします(笑)

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

荒尾:スポンサー企業の皆様とともにオートレースを盛り上げていけたらと思っています。これからも応援お願いします!!

(写真は浜松オート、伊勢崎オートfacebookより)

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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