伊勢崎所属の29期。今年はなかなか優勝ができず苦しむレースが続いていましたが、7月3日に行われた川口オートキューポラ杯で優勝を飾りました!1年ぶりのグレード優勝!どんな状態で臨めたのか、優勝した時の気持ちなどお話をお聞きしていきました。
(取材日:2022:7月8日)
インタビュー / AKI
AKI:キューポラ杯優勝おめでとうございます!
早川:ありがとうございます。
AKI:優勝したお気持ちはいかがですか?
早川:今年はずっと優勝できてなかったので、そんな簡単に優勝はできないだろうなと思っていました。正直、初日からの手応えも良くなかったので、優勝戦に進めたものの優勝できるかな?という感じでした。なので、優勝できて本当に良かったです。
AKI:今年はなかなか優勝ができていなかったということですが、エンジン的にはあまり良いとは言えない状態が続いていたんですか?
早川:そうですね。地元でもそんなに動いてくれてる感じはなかったですし良い感じではなかったですね。伊勢崎の稲妻の時なんかはパーツ交換をしたり色々扱っていたんですがそこまで上向いている感じはなかったですね。
AKI:消音マフラーに関してはどうですか?
早川:消音マフラーは嫌いじゃないですね。乗った感じ雰囲気はだいぶ変わるんですが苦手意識はないです。グリップの開閉の感じとかもちろん変化はあるんですが、変わったら変わったなりに対応するのでそこまで問題はないです。
AKI:優勝戦では試走タイム3.31でしたが、手応えはいかがでしたか?
早川:体感はそうでもなかったんですが、タイムが少し出てたので「ちょっとは良いのかな?」と思っていました。
AKI:ただ、スタートでは厳しい位置になりました。
早川:スタートはいつも通りなんですけど良い位置につけれなくて包まれる感じになっちゃいました。逆にそれが良かったのかも知れませんね。展開的に自分に向いてくれましたし、インコースも空いていました。消音マフラーはインコースを走るとあまり良くんかったんですが、優勝戦のエンジン状態はインコースが走れるような状態に変わってくれていたので。1周回でインコースを走らされたときにインコース向きのエンジンだと分かりました。「あれ?思ったより良いかな?」という感じでした。早めにインコースから抜け出せたのが良かったですね。
AKI:エンジンは何か扱っていたんですか?
早川:優勝戦の時だけ大きくセッティングを扱っていきました。最後なんで、ダメでもしょうがないと思って。準決のままだと勝てないのが分かっていたので良くなればいいかなと思って扱いました。普通のマフラーだとやるセッティングなんですけど、消音マフラーでは合いそうにないなと思っていたセッティングをやってみたら意外とレース前の感じが良かったので行ってみようかなと思いレースに臨みました。それがハマってインコースで戦うことが出来ました。
AKI:消音マフラーでもインコースで車速を落とさず走れるんですね!
早川:そうですね。エンジンさえ合ってくれれば消音マフラーでもインコースを走ることができます。合ってないと無理ですけど、優勝戦前にセッティングを扱って合ってくれました。
タイヤも準決で使っていたもので少し低かったんですけど、最終レースでしたし不安はそこまでなかったです。
AKI:先頭に立ってからはどんな気持ちで走られていたんですか?
早川:上手く先頭に立てたんでそれでやられたら仕方ないと思っていましたし、あの開催自体後半の追いは届いていなかったので先頭に立てればチャンスはあるかなと思っていました。
AKI:エンジンももちろんですが、展開も早川選手に向きましたね!
早川:そうですね。レース後永井さん(川口25期:永井大介選手)に「展開めちゃくちゃ恵まれたな!」と言われました(笑)ただ、エンジン良くないと展開も良くならないのでエンジンが上向いてくれてよかったです。
AKI:表彰式ではお客様の前でのインタビューとなりましたがいかがでしたか?
早川:たくさんの声援や祝福の言葉が聞こえて、やっぱりお客さんがいるというのは良いですね。今まで、コロナ禍で表彰式を出来ていなかったんですけど、目の前でお客さんの反応があるとレースもやり甲斐があります。ウイニングランの時もお客さんが喜んでる姿を直に感じられて、実感も湧きましたし嬉しかったです。ウイニングランがなかった時は優勝しても中々実感がわかないというか「あれ?優勝したんだっけかな?」というような感覚でした。1人で車で帰るときも「仕事終わったけど良かったのか悪かったのか分からないや」というような不思議な感じでした。なので、本当にファンの方の存在は大切です。
AKI:なかなか勝てない中での今回の優勝は一つポイントになりましたか?
早川:そうですね。今回は正直優勝できる自信がなくって。大体優勝できる時はエンジンが良くチャンスがあるかもという感じがあるんですが今回は違いました。もちろん最初から諦めてた訳ではないんですけど、勝負の世界なので頑張りたいけど厳しいかなという時があります。なので、今回のような勝ち方、勝て方もあるんだなぁと思いましたね。新しい発見でした。
AKI:今後はSGオートレースグランプリも控えていますがグランプリへの気持ちはいかがですか?
早川:やっぱり大きなレースになると良い状態じゃないと戦えなくって。近況はそこそこの状態が続いていたので、今回の優勝は自分自身も改めて頑張ろうと思えました。
AKI:話は変わって、伊勢崎オートといえばYoutube動画もたくさんアップされていますがいかがですか?
早川:周りの反応も良いみたいで嬉しいですね。実際撮影はなかなか慣れなくって難しいところもあるんですが、田村治郎(伊勢崎30期:田村治郎選手)が先頭に立ってやってくれて雰囲気も良くなってきてます。撮影もナチュラルに行っているので、普段のロッカーの雰囲気のまま撮影させてもらっています。恥ずかしいですが楽しいです(笑)けど、お客さんが楽しんでくれたら良いですね。
AKI:早川選手も色々いたずらをしたりというお話もありますし!(笑)
早川:あれはヤラセです(笑)多分ヤラセです(笑)
AKI:それでは、インタビューをご覧の皆様にメッセージをお願いします。
早川:やっと徐々にファンの方と触れ合う機会が増えてきてるので、油断は出来ないですが触れ合う場が増えてくれたら良いなぁと思っています。そのためにも、自分もレースを頑張りますので応援をよろしくお願いします。
(写真は川口オートFacebookより)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。2013年4月〜2018年3月まで飯塚オートイメージガール3代目「勝利の女神」として活動した後、レポーターを経て、現在は飯塚オートCS放送、ネット放送のメインMCを担当。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベントやYouTube配信などに出演中。