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オートレース選手インタビュー
スーパースターガールズ王座決定戦、強さ見せつけ制覇!!|佐藤 摩弥選手
2023年2月28日

昨年末のガールズ王座決定戦では危なげなく勝利!女子レーサーの中で圧倒的な強さを見せつけました。しかし、佐藤選手は去年の9月ごろまで成績は低迷。なかなか活躍が見られない時期が続きました。しかし、調子を取り戻し"強い"さとまや"が帰ってきました!年末までのこと、ガールズ王座への思い、今後目標など、お話ししていただきました。

(取材日:2023年2月18日)

インタビュー / AKI

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AKI:年末のガールズ王座決定戦、1着おめでとうございます!

佐藤:ありがとうございます!

AKI:年末の舞台までの状態を振り返っていかがですか?

佐藤:去年の11月に行われたSG日本選手権が年末の王座決定戦トライアルに向けてのラストチャンス。準決勝戦まで行くも結果は3着。レース後はすごく悔しかったですね。けど、それまでの不調を考えるとSG準決勝戦での3着は去年の中では好成績だったので、悔しい中でもまだこれからチャンスはあるのかなと思える開催だったので良かったです。選手権が終わってガールズ王座の方に出場が決まって、そこからは「ガールズで勝とう!」と気持ちに切り替えました。やっぱり取りこぼしたくはないなと思っていましたし、負けられないなぁと。もちろんレースなので何が起こるかわかりませんし、絶対はないんですけど。後は賞金の50万が欲しいしというのと副賞のルイ・ヴィトンの鞄も欲しいなと思って。そっちの方が気持ちは強かったかもですね(笑)人間の心理って面白く、賞金の方が全然高いのに副賞がお得な感じがしちゃって欲しくなりました(笑)

AKI:ガールズ王座は一発勝負。復調してきていましたが、新走路、消音マフラーというのはどう感じていたんですか?

佐藤:心配はそこだけというか、車の調子はタイムも出てきて落ち着いて走れば勝てるかなと言う自信はありました。ただ、新走路も消音マフラーも苦手なのでどうなのかな?と。それが不安要素ではありましたが、ガールズ王座の前に新走路、消音マフラーで走ってみて、想像よりは乗れるという感触があって。飯塚の新走路の時は千切られまくって8着とかでみんなに心配されるくらいでした。そこまでだったらやばいなと思っていたんですけど、川口の新走路は接地感がないけど飯塚の新走路よりは乗れるなという感じ。少し安心しました。

AKI:迎えたガールズ王座ですが、試走タイム3.30でした。手応えはいかがでしたか?

佐藤:感触は良かったですね。前に日和ちゃん(伊勢崎35期:新井日和選手)がいて、試走では2級車ということもあり上手く車間が取れなくって。ただ、そこまで影響なくしっかり3.30試走出たかなという感じ。本番もミスなく走れれば大丈夫かなという感覚はありました。レース直前は緊張しなかったですね。むしろ、開催前の方が不安というか、勝ちたいというよりも「勝たないとまずいかな。」というプレッシャーがありました。周りにも「ガールズ頑張れよ!」だったり言われました。気にしないようにしていたんですが、周りにプレッシャーをかけられたという感じ。頑張れは良いんですけど"余裕だな!"と言われちゃうと「そんな甘くないですよ。」というか。去年、ガールズ予選走ってみて、自分の調子が良くなかったのもあるんですけど、2、3年前の頃とはレベルが違うというか、女子のレベルが上がってきているなというのは感じていました。なので、"絶対勝てる!"という自信はなかったですね。ただ、試走終わった後は緊張しなかったです。スタートラインに立った時も冷静に1コーナーの状況把握をしながらしっかり走ろうと思っていました。

AKI:結果的にレースはぶっちぎりの競走になりましたね!

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佐藤:仕掛けが早かったですよね。安心というか、先頭立てて良かったですね。ゴールした瞬間もホッとしたという方が大きかったと思います。後は「ヴィトンゲット!!」となっていました(笑)

AKI:レース後はウイニングランや表彰式もありましたがいかがでしたか?

佐藤:ゴールして1周回った時もファンの方が祝福してくれている姿が見えて嬉しかったです。試走も上がりも良くって次の日からも戦えるという感触があったのも良かったですね。

AKI:シリーズ戦の予選に入ってからの動きはどうでしたか?

佐藤:2日も2着が取れて予選突破が見えてきたのもあるんですが、そこで満足せず準決のために3日目はセッティングを試して行ったんです。消音マフラー特有なんですが、ちょっとセッティングを変えるだけで動きが大きく変わっちゃう。3日目は悪い方にいってしまいました。なので、準決では戻して。1着で優勝戦に進ことが出来ました。

AKI:優勝戦では準決勝で争った黒川選手(川口33期:黒川京介選手)との戦いになりました。

佐藤:そうなんです。優勝をすごく意識したレースになりましたね。チャンスはあるなって。正直、黒川くんが優勝戦の朝練で落車していたのでレースではノーマークでした。クロちゃんは厳しいだろうなと思って。なので、そのクロちゃんに負けたのはもう凄いなというか、感心しちゃいました。ビジョンも見ていましたが、すぐ後ろにクロちゃんがいて。自分が少し滑り出していて、最後グリップを開けられなくなったところを捲られちゃいました。悔しいですけど、タイムも出ていましたし、滑らしたりとミスはあったにしてもあの展開でクロちゃんに負けたというのはクロちゃんが凄かったという感じです。本当はガールズ王座とシリーズ戦で優勝できたらカッコよかったんですけど。当日は流石に悔しかったですね。

AKI:ただ、長く苦しい時期を乗り越えて、去年の終盤から状態は良くなってきましたね。

佐藤:そうですね。1年ぐらいは苦しかったですね。一昨年SGオールスターで優出してからパッタリでした。去年の9月に優勝するまで1年ちょっとですね。優勝した後は優出もたくさんしてグレードも優出して。なので、ランクは上がると思っていたんですが、昨日(2023年2月17日)のランク発表を見て「こんなに!!?」となりました。S級の20~30位くらいと思っていたのがS-14だったのでびっくりしましたね。「おおおぉ?」となりました。今は最重ハンデの中でもインコースからのスタートで正直楽していたんですけど「あー厳しくなるなー!」という気持ちが大きいです。練習でインコースだと先行できる選手も外からスタート切ると枠を残されてしまったり、外のコースは本当に厳しいですね。4月からは試練です。でも、こうやって調子が上がっているうちに外で走れるのは良いことです。なので、今の良い状態を維持しつつ頑張っていきたいです。

AKI:今年も2月が終わろうとしていますが、何か目標とかはありますか?

佐藤:決まった目標は決めないタイプなんですけど、怪我しないで走りたいですね。実は今年は厄年で。占いとか良いことしか信じないタイプなんですけど、5歳からバイクに乗っていて骨折したのが厄年だけなんですよ。だから、厄年にビビりまくって厄祓いに行ってきました。なので、調子が上がってきたからこそ気をつけたいです。ランクが上がって位置も厳しくなって、厳しいところを入っていかないと勝てないのは分かっているんですけど、怪我とか事故したら意味がないので、そこは調子に乗らずに落ち着いたレースを心がけたいです。とにかく怪我のない1年にして、成績もついてきたら良いですね。後は、去年優勝してからパーツはほとんど替えてないんですが、今後は大きなレースも続いてくるので何か動き出そうかなと考えています。新品のパーツも準備していきたですね。怪我なく良い状態をキープして、またSGの優勝戦に乗りたいというのは目標としてあります。

AKI:佐藤選手は課題とかあるんですか?

佐藤:課題だらけですね。本当は大きなコースを回ってスピードを出したいとか思いますが、乗り方とか十数年やっていると変えるのが難しいんですよね。本当はそこも挑戦しなきゃいけないと思うんですが、元々がドドド持ちで、ドドドがある中で外回っちゃうと上手く走れず。後は減量してドドドがくる頻度が上がりました。重さの問題、前後の比重の問題でしょうね。浜松とかはハネがきやすいです。川口だと新走路、消音マフラーだとだいぶマシだったんですがくる時はすごく跳ねちゃう。その辺りが今の課題ですかね。

AKI:それにしても10キロの減量はすごいですね!!

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佐藤:後はキープできるかどうかですね。最近は食べてしまったのでまた頑張んないと。実際減量して車の進み具合は変わったと思います。もちろんエンジンも安定して良いんですけど、エンジンがダメな時もダメな割に直線は伸びてくれるなと感じます。みんなにはエンジンすごく出ていると思われています。良いんですけど、2年前のめちゃくちゃ良い時と比べると全然なんです。けど、これだけ成績が良くなっているというのはそういうことだと思います。元々減量しようと思った理由は"洋服をおしゃれに着こなしたい"だったんですけど、結果として仕事にも良い影響があったので最高です。なるべくキープできるように頑張ります。

AKI:最近、新人選手が入ってきていますが、どうご覧になっていますか?

佐藤:浜松の新人やばいですよね!デビュー節で試走3.30って凄くないですか!?みんな優秀です。こわ!(笑)2級の内は捲られたくないな?。佐藤励くん(川口35期:佐藤励選手)も今は2級車なのでスタートで食って勝てているんですけど、1級車になったらペロリと捲られちゃうと思います。それに、また37期養成所の合格発表でましたよね!みんな若い!ってなりました。もう最近は若いだけで羨ましいと思っちゃいます(笑)私も10年前は若かったたんだけどな(笑)

AKI:それでは最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。

佐藤:ずっと調子が悪い間も変わらず応援してもらって嬉しかったです。またSGの舞台で活躍している姿を見せたいと思っているので変わらず応援してもらえると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

(写真は川口オートSNSより)

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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