今年の1月17日にデビューしたばかりの村田選手。オートレーサーになるキッカケはなんと「オッズパークのCM」だったそう!!どんな経緯で知ってそこから選手になろうと思ったのか、お話をお聞きしてきました!
(取材日:2024年2月26日)
インタビュー / AKI
AKI:初めてオートレースを知ったのがオッズパークのCMを見た時と聞きました!
村田:そうですね。いつも通りテレビを見ていたらオッズパークのCMが流れて。その時にチラッとオートレースの映像が映って。そこで「なんだこれ?」となったのが初めてです。それまではオートレースは知りませんでした。家からボートレース場は近いので、ボートレース、競馬は知ってたんですが、オートレースは知りませんでした。
AKI:そのCMはアンタッチャブルの山崎さんのですか!?
村田:そうです!なんだろう?となって調べてみたら、たまたま選手募集の期間で受けてみようとなりました。ただ、バイク経験はレースのようなものはなく通勤で中型に乗るくらい。
AKI:選手募集を見てすぐに"受けてみよう!"となったんですか?
村田:そうですね。軽い感じというか、すぐに受けてみようってなりました。バイク自体は通勤くらいですが乗っててカッコいいなぁと思っていたので試験を受けようと思いました。それまでは、公営競技の選手になろうって少しも思っていませんでした。オッズパークのCMが本当にキッカケです。
AKI:それまでは働かれていたんですよね?
村田:はい。高校卒業してから工場で働いていました。当時はこれをしたいというのが特になく。公営競技も少し遊ぶ程度で。ボートレースを観たりしてましたがボートレーサーになろうというのはありませんでした。なので、CMの「オーズオッズオッズオッズオッズパーク!」がキッカケです(笑)一瞬映る競走車の姿を見て「あ、カッコいい!」と思ったところからですね。
AKI:試験を受けるにあたって周りの反応はどうでしたか?
村田:周りには親にも言ってなくて。試験の最後に保護者面談があって、そこで初めて親に言いました。「手伝ってくれない?」と。親は驚いてました(笑)「えっ?」という感じ。けど、親は森さん(川口25期:森且行選手)を知ってる世代でオートレースも知ってたみたいで。最初伝えた時も驚いていましたが否定的ではありませんでしたね。やりたい事やっていいよ、という感じで自由にさせてくれる親です。
AKI:実際試験を受けて受かりました!その時の気持ちはいかがでしたか?
村田:嬉しかったんですが「本当に!!?」という気持ちも大きかったです。試験で同じ時間、部屋の方が昔からオートレーサーになりたい!という感じの方で。それに比べたら自分は"受けてみよっかなぁ!"という感じだったので自分が受かってびっくりしました。
AKI:そこから、養成期間が始まりますがいかがでしたか?
村田:楽しかったですね!ずっとバイクに乗れて、色々バイクを扱ったりも出来ましたし。バイクにそんなに乗った事がない中で、競走車に乗ったり扱ったりすることは奥が深いなぁと。面白かったですね。競走車を扱うのは楽しいですね!ただ、初めて競走車に乗ってみたときは見てた時とは全然違いました。初めの方というか、今もなんですが、走行が上手くいかなくって。フォームやスピードを上げていくことの難しさを感じています。課題をクリアして出来ていくことは楽しかったんですけど、上手くいかなかったらしんどいというのはありましたね。同期も速いし自分と比較してしまう部分はあります。後は、養成所で初めて落車したときは恐怖心が出てしまいました。ただ、転げたのが夏休み前でそのまま夏休みに入って。久々に乗ってみたら落車の恐怖心を良い感じに忘れていて(笑)夏休み明けからは少しずつ速くなるようになって、上手く乗れるようになりました。少し感覚を空けるというのも良いんだなぁと思いました。
AKI:そんな苦労を乗り越えてデビューしましたがここまでいかがですか?
村田:いやー思ってたのとは違いましたね。主に走りの面が多いんですけど。デビュー戦も緊張しましたね。試走前からいろんな気持ちがあって一節目は全くダメでした。いっぱいいっぱいというか緊張もあって集中しきれなかったです。初めはへこんだんですが、切り替えるしかないなと思って。とにかく練習して上手くならないと。誰よりも練習に行って頑張らないと!という考えに切り替わりました。「次のレースこそ1着取ろう!」と思って臨みました。
AKI:そして、次の節の2日目に掴んだ初勝利!いかがでしたか?
村田:嬉しかったです!「やっと取れた〜!」という感じ。5走目での1着だったんですが凄く長く感じました。同期がどんどん1着を取っていたので頑張らないとと思っていました。養成所の時はみんなと一緒に走って、卒業検定でのタイムもあまり変わらなかった中でデビューしてからは差が出て悔しいです。環境が変わって上手く対応出来てないと思うので、そこを早く対応出来るようになりたいですね。
AKI:オートレース公式でのインタビューで尊敬する選手は?という項目に「ダルビッシュ有選手」と出ていましたがどういうところを尊敬してるんですか?
村田:元々オートレース選手を知らない中で、ずっと野球をやってて憧れていたダルビッシュさんだったので名前を挙げさせてもらいました。スポーツ選手という面で尊敬してます。メジャーに行っても活躍してて、身体のこと、探究心、常に上を目指して上手くなろうという気持ちはオートレーサーになった自分にとっても大切なことだと思います。乗り方やセッティング、腰回りやハンドル周りなど、これからどんどん良くしていかないといけないので、そういう"探究心"を見習っていきたいなと思っています。
AKI:たしかに、いつも競走車を何かしら扱ってますよね!?
村田:そうなんです。時間がある時はいつも扱ってます。なので、師匠(山陽31期:春本綾斗選手)にはやりすぎて訳わからんくなるぞと言われています(笑)けど、色んなことしたいと思ってとにかく手を動かしています。競走車に乗り出して1年も経ってないのでとにかく色んなことして、色んな発見して、その方が大事なことかなぁと思っています。オートレースを好きになったので、家でもレースを見たり考えたりするようになって。"探究心"を大切にして色んなことを学んでいきたいです。
AKI:お話が出ましたが師匠はどんなかんじですか?
村田:この前の飯塚整備日の時に師匠は斡旋なかったんですが、自分が「練習したい!したい!」と言っていたらわざわざ来てくれて。凄く優しく、師匠が春本さんで良かったなぁと思います。なので、師匠にも恩返しできるように頑張らないとなぁと思っています。
AKI:1年前には考えられないような人生の変化がありましたね!
村田:そうですね(笑)オートレース人生になってます!友達にも報告したら、デビュー戦見てくれたり、レース場まで見に来てくれたり、恩返ししたいなぁと思っています。
AKI:始まったばかりのオートレーサー人生。今後の目標はありますか?
村田:まずはS級の選手には絶対になりたいです。その為には日頃の生活から気を付けていきたいです。レース場の外では走ったり体を動かしたりしてます。元々体質的に太りにくいところもありますが、結構気をつけて生活はしています。
AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージお願いします!
村田:オートレースは未経験者でもチャレンジできて、スピード感、迫力が凄く魅力です!今はなかなか成績を残せてないんですが、これから一走一走確実に成長してとにかく強くなるので応援よろしくお願いします!
(写真の一部はJKAより)
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