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オートレース選手インタビュー
良いクランクが見つかり連勝街道まっしぐら!|鈴木 圭一郎選手
2024年6月 5日

3月20日から始まったプレミアムカップ初日から止まらない連勝。完全Vから浜松普通開催完全V。さらには山陽のGI令和グランドチャンピオンカップまでも完全V!連勝が止まらない鈴木選手。連勝の要因をお聞きしました!

(取材日:2024年4月20日)

インタビュー / AKI

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AKI:プレミアムカップ完全優勝決めました!何かスタートから勢いがありませんでしたか?

鈴木:スタートはずば抜けては切れてはなかったんですが、最近はチェンジを入れる前から入れた後の伸びる感じが良いです。なので、スタートの切れというよりも切った後の1コーナーが良い感じですね。

AKI:スタートを改良しているという時期がありましたが、良いところで切れるようになってきた感じですか?

鈴木:だいぶ慣れてきた感じですね。あとは、エンジンも大きいですね。最近クランクを2個買って2個とも使えそう。というのも、若獅子から新品を入れてて優勝はなかったんですけど安定はしていて、プレミアムの時もそのまま乗って優勝。その後、優勝したクランクを一度下ろして、浜松の普通開催でもう一つのクランクを入れたらそれも良くて優勝。その次の山陽のGI令和グランドチャンピオンカップもそのままのクランクで走って優勝。今は実績のあるクランクが2つに増えました。なので、エンジン面では余裕が出ましたね。最近は良いクランクも使い切っていてあんまり良くないなぁという感じ。別のクランク入れても動かないなぁと思っていた中で、今回連続して良いクランクに当たったという感じです。

AKI:去年、凄く良いという時と比べると勢いが無かったのはクランクで悩まれていたんですね。

鈴木:そうですね。クランクは大きいですね。あと、プレミアムカップの時は評判の良いタイヤがなくなってきていて。そんな中、準決が雨だったのは助けられた感じです。最終日も準決で使った雨おろしのタイヤで行って優勝できたので他のタイヤを使わなくて済んだんです。その次の浜松普通開催も雨が多く晴れ用のタイヤをそこまで使わなくて済んで、山陽のGIで使うタイヤが残っていたから優勝できたという感じ。プレミアムの準決の雨は大きいですね。山陽のGIは評判の良いタイヤが残っていて使うことができました。

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AKI:プレミアムカップ優勝戦では枠番選択で3枠を自ら選びましたがどういう意図があったんですか?

鈴木:1枠を選ぶ予定だったんですけど、雨で外のコースが効くということもあって、少し外目でいきたいなっという思いがあり3枠を取りました。山陽の走路は新しいので空回りしやすいんですよね。それに、準決も3枠で空回りをしなかったからイメージもよく空回りしないだろうと思って3枠を選びました。優勝戦はトップスタートで8周回先頭でしたが、エンジンも良くあっという間の8周回でした。状態が悪くて押さえて走っていたらキツイんですけど、自信を持って走れている時は疲れもなく、これでやられたらしょうがないと思って走っています。

AKI:スタートも安定して、良いクランクも見つかって流れが良いですね。

鈴木:そうですね。スタートが安定してるというのは自分の中で不安要素が一個ないので緊張感が良い緊張感になっている気がします。スタートの改良をしてる時はドキドキ感が大きくて、レースも冷静にできてない感じがあったかもしれないですね。なので、今はメンタル面も良い状態になっていると思います。

AKI:連勝が伸びる中、GI令和グランドチャンピオンカップの準決勝戦ではスルスルと捌いているように見えたんですが、手応えはいかがでしたか?

鈴木:まさにタイヤのお陰ですね。プレミアムや浜松でタイヤを使わなかった分、GIの準決で良いタイヤを使えたのが良かったです。もちろんエンジンも良かったですけど1番はタイヤですね。ただ、優勝戦はみんな同じ番号のタイヤを使ってくるのでエンジンを良くしておかないと勝てない。エンジンと腕の差、スタートの差が出てきます。

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AKI:メンタル面、エンジン面、タイヤ、良い状態できてますね!

鈴木:そうですね。同期からも「久々に良い感じだね!」と言われます。GI令和グランドチャンピオンカップの優勝戦も一度青山さん(伊勢崎31期:青山周平選手)に入られたんですが自分の中では良いペースで走ってると思っていて、後ろの音も聞こえてたけどこのペースで抜かれるなら本当の負けだなと思っていました。抜かれた時も「抜けられちゃったなぁ」と思ったけど「このスピードで入ってきたらはらむよな」と。自分が逆の立場でもはる車速だったのでそこは冷静に対処できました。

AKI:消音マフラーでのレースも増えていますが、消音に関してはどうですか?

鈴木:消音マフラーは当たり外れもありますしそこは運ですね。運よく良いマフラーに当たれば良いんですけど、ダメなのに当たっちゃうと求めてるところが出ない感じ。前検にマフラーもらってエンジンかけて「このマフラーあまりよくないな」と思った時は一生懸命整備してなんとか優勝戦に乗れたとしても優勝したことないんです。消音マフラーの個体差はありますね。他の方も言ってます。なので、マフラー抽選の運次第ですね。最低でも並以上の感じは欲しいですね。あとは、今のスタートの切り方になって消音マフラーでのスタートは経験値が浅いです。このスタートもマフラー次第で「マフラーが良くないとスタートも出て行かないね。」と宏和(浜松32期:鈴木宏和選手)も言ってました。回転が上がってこないマフラーだと自分自身でふかさないといけないから浮きやすくなるんですよ。マフラーも自分持ちにしたいくらいですね。それくらい影響はありますね。ただ、普通マフラーはだいぶ良いところで安定してますよ。

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AKI:ここまで連勝が止まりませんが"連勝"への意識はありますか?

鈴木:意識は今のところはないですね。あるのは9連勝から10連勝の時ですね。その時は意識しました。今回3回目の10連勝記録だったんですが、何回やっても緊張しますね。9連勝で終わったら何も意味がないですからね。これまで9連勝は結構あるんですよ。あと一勝というところは意識しちゃいますね。超えてしまえばなるようになるんで。連勝記録はそこまで意識してません。

AKI:奥様の吉川選手(飯塚33期:吉川麻季選手)が復帰されましたがどのように見ていますか?

鈴木:まずは復帰できて良かったなと思っています。復帰戦も事故なく走ってくれたし、スタートも遅いけど前みたいに危ないスタートではないから、勘が戻ってくれば良いかと思っています。子供もできて環境は変わりましたが、レース場に入ったら会えないですしレースへの気持ちは変わらないですね。いつも通りですよ。

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

鈴木:これからもいつもと同じ気持ちで頑張って走るんで応援してもらえたら嬉しいです。

※このあとSGオールスターで連勝記録を「18」に伸ばし記録樹立となりました。意識していないと言いながらもかなり意識してしまったそう(笑)元々記録を持っていた兄貴分で尊敬している中村雅人選手(川口28期:中村雅人選手)の記録を超えられたことは嬉しいとコメントが上がっていました。

(写真は山陽オートSNSより)

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