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オートレース選手インタビュー
自身を育てたオートレース、今度はファンへ喜びを届ける|石川 哲也選手
2024年6月24日

伊勢崎オート所属の34期・石川哲也選手にお話をお聞きしました。

(取材日5/22)

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—オートレーサーになったきっかけは?

きっかけは父親ですよね。じゃなければ知らなかったですもん。自分はずっと栃木に住んでいたので。栃木の人はオートレースを知らないですもんね。森さん(川口25期・森且行選手)と言えば分かりますけど。近くにレース場がないと馴染みがないですもんね。

—いつ頃からなりたいと思ったのですか?

高校を卒業して、すぐになりたかったけど、ちょうど船橋が廃止になるかどうかの騒動があって、1回諦めたんです。でも、オート見てたらやっぱりなりたいなと思って勝手に応募しました。最初は受けることをお母さんが止めようとしたんですよ。やっぱりお父さんを見てると怪我をしたりなんだり、それが嫌だと言って。

—養成所生活はどうでしたか?

もう嫌でしたね。バイクに乗るのはいいけど、朝早いし、消灯もあるし、規律が...。それがすごく嫌だった。バイクに乗っている時だけです、良かったのは。車もバイクも好きで、乗り物が好きなんです。バイクは乗ってなかったけど、最初はカート乗っていて、ずっと車とかバイクは好きで。自分、野球をやっていたので体力訓練とかは大丈夫でした。ただ、ホントに朝が苦手だったから、いつも起こしてもらってました。乗る訓練では最初、うまく乗れなかったですよ全然。ただ、グリップを開けていればいいと思っていたけど、バイクは寝ないし、曲がらないし、なんなら最初は(グリップが)全開にならなかったし。これはすげーなって思ったっすよ。周りから見てるのとは全然違ったですね。押しがけの練習もめっちゃ嫌だった。最初、全然エンジンがかからなかった。

—デビュー戦のことは覚えていますか?

覚えてますよ。デビュー戦は8着。緊張はそんなにはしなかったです。オートを見ていたから自分の試走タイムと周りの試走タイムを見比べて『これは無理じゃないか』と思って全然、緊張しなくなっちゃった(笑)。試走タイムがちゃんと出た方が緊張したでしょうね。

—初勝利を迎えた時はどうでしたか?

良かったですね。ひと安心というか。

—ここまででオートレーサーとしてやってきて苦しかったことはありますか?

いやあ〜常にですよ。やっぱり成績が良くないと。あとは結果が良くてもレースで人に迷惑をかけたりすると、それはそれで嫌だし。迷惑かけないようにレースしないといけないから。最近だとハンデが後ろにいったり、前にいったりしているけど、一番後ろで安定したいんですよね。この10メーターの差って大きいんですよ。全然違うんですよね。

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—ご自身の中で今、課題ってありますか?

最初の1周目じゃないですかね。最初の1周目と、あとは綺麗に抜くことって言うかレースすることですよね。危なくないように。自分も生活かかっているけど、みんなも生活かかってますからね。危ないレースはしないように。

—ここまでで嬉しかったことはありますか?

それはやっぱり、優勝した時は嬉しかったし、記念の優勝戦に乗れた時も嬉しかったし、まあ、いろいろありますね。あと車を買えたことが嬉しかったです。選手になったらずっと買いたいと思っていた車があったんですよ。それを買えたから嬉しかったです。【ちなみに何ていう車ですか?】カマロっていうアメ車です。維持費も高いんですけど、乗っていて楽しいですよ。排気量が6200ccでパワーがあるから、ポーンってアクセル踏むと(車内の)荷物が全部後ろにいくんですよ(笑)。

—体調面で取り組んでいることはありますか?

変な乗り方をしてるから腰とかすぐ痛くなるので、体が痛い時はなるべく医者に行きます。他はストレッチをするぐらいですかね。体力はそんなにいらないだろうし。自分は体重もそんなに増えないですから、一応は気をつけてますけど、増えないように気をつけるだけで。元々、あまり食べないので。

—今後の目標はありますか?

とりあえず最重ハンになって安定したい、安定して成績を出したい。今はばらつきがあるので。ハンデも前にいったり後ろにいったりで、前にいっても苦戦して、とかなので、いろいろあるから安定したいですね。伊勢崎はみんな速い先輩たちが多いから見習っていきたいです。

—同期との仲はどうですか?

同期はみんな仲いいですよ。同期の34期だったら今は、稚也(飯塚34期・長田稚也選手)が一番速くて、あいつも良いヤツだから聞けば教えてくれるし、いろいろやってくれるから、頑張って追いつこうと。追いつけ追い越せと思って、いい刺激になります。すごいですよね、ほんとにすごく綺麗なレースするから。人もできていますよ。

—最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

お客さんがオートレースを応援していただいているから僕が育ったようなものなので、親父はそのお金で僕を育てたので。今度は逆に僕が信頼できる選手になってお客さんに還元できればという気持ちで走ります。

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