オートレース選手インタビュー
SGタイトル初獲得も近い|長田 稚也選手
2026年1月22日

飯塚オート所属の34期・長田稚也選手にお話をお聞きしました。

(取材日12/27)

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—昨年を振り返ってみてどんな一年でしたか?

最初の方は良くなかったんですけど、少しずつ整備を勉強しながらやってきて、なんとなく形になってきたかなって感じです。いろいろ考えながらやって、最近は成績も残せるようになってきました。昨年は整備力がついたような気がしますね。あとスタートも以前よりは切れるようになったし、レース勘も前よりも良くなったんじゃないかなと思います。整備は自分でやりながらというのもあるんですけど、ちょっと分からない時はアドバイスをもらって、それを自分の頭の中で理屈だとかをしっかり噛み砕いて理解した上で、次につながるようにできてきたかなと。落ち着いて整備できるようになりましたね。昨年パーツは、春にケースを新品に換えて、日本選手権(SG)前後にはクランクを新品に換えたぐらいです。新品はこの2つしか換えてないです。換えたパーツがすぐに良い方向にはまってくれました。エンジンは安定しています。そういう面でも落ち着いて過ごせていますし、ちゃんと一個一個、勉強ができています。本当にダメな時はキャブを調整しても反応しないし、良い時は大きく反応してくれますね。良いパーツは調整の当たり幅が広いんじゃないかなと思います。一昨年の自分よりは整備できていると思います。

—やっぱりエンジンは大事ですもんね。

そうですね。後ろ(のハンデ)から走っているので、横にもすごい人たちがたくさんいるし、前もみんなすごいタイムで上がったりするので、少しでもレースに付いていけるようなエンジンを作らないと。乗り手一本じゃきついですね。前の人も逃げるとタイムがすごいですしね。エンジンのベースが良い中で走れれば、追いつけますから。

—スタートが良くなったのには理由があるのですか?

スタートは、巧い人にちょこちょこ教えてもらってから切っています。「どうやって切っていますか」と質問して教えてもらってから練習して、まだ完璧ではないんですけど、以前より1つ2つくらいはいいスタートを安定して切れるようになってきたんじゃないかと思います。スタートが切れればレースの展開も作れるので、全然違います。同ハンより少しでも前に行ければ、その後も違いますね。同ハンを抜くのが一番力を使うので、そこが1周2周かからないだけで全然違うし、大事ですね。もっとスタートは磨いていきたいです。SGだとオープンが多くなるので、どんどん磨いていかないと獲りたいものも見えてこないですからね。たまたま切れるんじゃなくて、安定して毎回いいスタートを切れるようになりたいです。

—現時点で課題を挙げるとしたら?

整備力はもっと磨いていくつもりです。あとは走り方も、もっともっと...。さばき方とか付ける位置とか、同ハンの人と走るとボロが出ますね。そういうところでもっと厳しい付け位置ができるように、安定していいスタートを毎回切る練習はしています。全体的に1つ2つスケールアップしたいですね。

—ロードレースの経験がない選手の中でも、長田稚也さんのさばきは定評ありますよ。

そう思ってもらえるのは嬉しいし、ありがたいです。でも、もうちょっと上のレベルで戦うために磨いていきたいこともありますし、これからどんどん色々な経験することが多くなってくると思います。全くバイクの経験がなくてもできる、っていう「希望」じゃないですけど、これから入ってくる新人の方にも、バイク経験がないだけで悲観してほしくはないですね。経験がなくても上を目指してもらえるような、目標となれる先輩になりたいです。そのためにも、もっと磨いていきたいですね。

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—さばきの面でお手本としている選手はいますか?

やっぱり雅人さん(中村雅人選手・川口28期)とか、あと車の扱いが抜群にうまいと思ったのは金子さん(金子大輔選手・浜松29期)や荒尾さん(荒尾聡選手・飯塚27期)。付け位置がすごくうまいというか、雅人さんは車が良い時こそ、その良いところをどうやって活かすかっていうのをすごく上手くやってるし、エンジンが良くない時でもさばいてくるので...。昔の、バイク経験がない人が多い方達の中で、ずっとロード経験者の方と対等に戦っていくのは、本当にすごいことだと思います。昔は今ほどスタートにも特化してないし、そういった意味でも、本当にすごいと思います。

—そもそもオートレーサになろうと思ったのはなぜですか?

親の実家に帰るたびに飯塚と山陽でずっとレースを見ていて、格好いいなと思っていました。そんな中、兄(長田恭徳選手・山陽32期)が選手になって『あれ、選手ってなれるものなんだ』って思って。それまでは全く選手になるつもりはなかったんですが、兄の姿を見て、自分もなりたいと思うようになったのがキッカケですね。兄がなっていなかったら、自分もなっていませんでした。影響は強いですね。

—お兄さんはどんな存在ですか?

頼りになります。自分は末っ子で、バカな感じなんですけど、そういうのも笑いながら受け止めて、包んでくれます。自分は三兄弟で兄、姉、自分なんですけど、すごく長男らしい感じで頼りになるし、優しいし。自分が最重ハンになって定着してからも、すごく意見交換もしますし、気軽に何でも聞けるのでやりやすくて安心感もあります。

—今後の目標は?

SGは獲りたいですね。今回は悔しい思いのスーパースター王座決定戦のシリーズ戦回りだったので、今年はSGを取れるようにコツコツやりたいです。

—最後に、オッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

ネットでもすごく楽しめる競技だとは思いますが、オートレースは本場で音とかの迫力を楽しんでもらえるスポーツだと思っています。競艇や競輪、競馬とはまた違う楽しみ方があると思うので、それを本場で感じて欲しいです。時間がある時は、本場で選手を応援してもらえたら嬉しいですね。

(オートタイムス編集部)

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