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9月5日〜8日 川口オートの展望

2020年09月04日

 S級は外来のみ、地元の牙城を守れるか!


 

 今回、地元の出場選手はA級とB級だけ。S級は飯塚から有吉辰也と鐘ヶ江将平、それに山陽から岩崎亮一の3者だけ。地元勢は手薄になるが、走りに特徴ある選手は多く、外来勢をしっかりと迎え撃つ。

 まずはS級3車の近況から。3選手とも前走は今回と同じ川口走路で、ナイターGIだった。有吉辰也は初日に白星があったが、その後は失速。準決も6着で優勝戦には進めなかった。ただし、その前の伊勢崎SGでは準優勝をしているし、ナイターから昼に移行するとはいえ、前回の川口である程度のセッティングを掴んでいるだろうから、今回はキッチリと合わせてくるか。底力だけを見れば、出場選手の中で断トツ。優勝候補の筆頭に挙げられる。

 鐘ヶ江も前走の川口ナイターGIではイマイチだったが、その前の伊勢崎SGでは存在感を示していた。エンジンさえ折り合えばパワーある走りを披露できるはず。岩崎は前走の初日は白星だったが、有吉と同様にその後は失速。それでも走力としては今回出場する中では上位。エンジンが並かそれ以上になれば優勝争いに参加できる。

 その川口ナイターGIで準優勝だったのが中村友和。それも5日間のシリーズでオール連対だった。エンジンが良いのはもちろんの事、課題のスタートが良くなってきた面も大きいが、今回はハンデ戦が増えるので、スタートにそこまで比重を置かなくてもよい。最後方から怒涛の追い込みを見せてくれるだろう。浜松勢といえば鈴木健吾も好調。前走の地元開催では優勝戦まで進んでいた。スピードが持ち味で、バラける展開で結果を残しやすい。他にも鈴木静二、筒井健太の速攻や、野田光宏の渋太い走りにも注目したい。また、長欠明けで今年まだ2節しか走っていない斎藤正悟だが、ブランクを感じさせない走りを見せている。

 地元A級ではスピードある加賀谷建明や、道中の追い込みが鋭い中野憲人、混戦で力強い差しを決められる影山伸などが奮起しそう。佐藤正人、山田真弘あたりもエンジンはまずまず。逃げる展開なら石井大志、上和田拓海なども連に絡んでくるだろう。

 B級では浜松の新人・佐藤大地が前走の地元で初優出。結果は8着だったが、初日から連勝を決めるなど上達が著しい。


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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-20(25期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-37(31期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-23(25期)〕
鈴木 静二〔浜松 A-1(20期)〕
中村 友和〔浜松 A-10(32期)〕
加賀谷 建明〔川口 A-3(27期)〕
中野 憲人〔川口 A-9(24期)〕
影山 伸〔川口 A-32(22期)〕


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