6月7日〜11日 伊勢崎オートの展望
2023年06月06日
青山周平が大会連覇へ向け準備万全!
今年も稲妻賞の季節がやってきた。気温が徐々に上がってくるこの時期、突然の降雨も多くなり、各選手はエンジン状態を整えるのに苦慮する。更に今の伊勢崎オートは5月に新走路になったばかり。調整が合う時と合わない時で大きく仕上がりが変わると言われる新走路。これらの状況に素早くマッチさせられた選手が活躍できるだろう。
前回の稲妻賞の覇者は青山周平。前走のGII川口記念では優勝を果たしており、エンジンも乗り手も好調。新走路では1節走っているが、そこでは準優勝。今の伊勢崎走路のセッティングもある程度は掴めているので、昨年に続いて連覇も十分あるだろう。好調度では高橋貢も負けていない。ここ2節は地元で走っているが、どちらも完全優勝。新走路で7走して全て1着という驚異の成績。当然、セッティングの面で大きなアドバンテージがある。
伊勢崎3番手は早川清太郎。3節前の地元優勝戦で試走22の数字をマークしたが、レースでは落車。その直後は調子を落としていたが、徐々に上向いてきている。まだ完調とはいっていないので、今節の序盤で上積みさせたいところ。吉原恭佑は前走の山陽ではまあまあ良かったし、伊勢崎新走路も2節走って、ある程度の結果は残している。新井恵匠、西原智昭、松本やすし、田村治郎、佐久間健光、内山高秀らのS級勢もエンジン的にはそこそこ。岩田行雄は元気一杯。前走のアフター5ナイターでは約14年ぶりに優勝を成し遂げた。すでに66歳になっているが、前を走る車に隙があればインから突っ込んでいける。
外来勢で最も有力なのは荒尾聡。前走の山陽ではオール連対で準優勝。ここ数節は上位着でまとまっており、エンジンは高い位置で保てている。まだ伊勢崎の新走路での実戦がない点は気になるが、調整力には定評ある荒尾なので、早い段階でエンジンを合わせてくるだろう。金子大輔は地元で優勝しての来場。シリーズ中はオール連対だった。伊勢崎新走路は1節走っており、その時は初日から連勝で優出3着。しっかりと対応させていた。丹村飛竜は前走の地元で優出し3着。準決まではオール連対だったので、その前までの不調からは脱出できている。岡部聡は前走の地元はイマイチだったが、その前は伊勢崎で走っており優出。調整面では一応のアドバンテージがある。
川口から来場のS級3者は前走が地元のGIIだった。加賀谷建明は初日から連勝したが、準決では5着で優勝戦には進めなかった。小林瑞季は3日目の7着が響き、準決に乗れなかったが、シリーズを通して見ればまずまず安定していた。泉田修佑はスタートの切れが良かった。厳しい位置からの競走を強いられていたが、よく奮闘していた。
A級では田中賢が好調。3節前に山陽で完全優勝を決めていたし、前走の地元も初日から3連勝で優出し5着。スタートから鋭い飛び出しを見せ、道中も軽快な走りをしていた。高宗良次は前走の山陽で重走路の優勝戦を制していた。良走路はまだエンジン不足気味だが、重走路なら十分勝負になる。急な雨がある季節なので、その時は狙ってみたい一人だ。
※6月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-45(32期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
金子 大輔〔浜松 S-12(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-32(29期)〕