6月15日〜18日 川口オートの展望
2023年06月14日
加賀谷建明が地元勢をけん引か!
最近の川口オートはナイター開催が多いが、今回もナイターの4日間開催。S級は地元も外来も強力なメンバーで、S級の中から優勝者が現れそうだが、それに待ったをかけるA級、B級選手はいるのか。気になる選手を挙げていく。
地元ランクトップは加賀谷建明。前走の伊勢崎GIIでは3日目の8着が響いて準決に乗れなかったが、それ以外は良い走りを見せていたのでエンジン的には悪くない。川口走路にもしっかり合わせてくればスピードある走りが披露できる。永井大介は前走の地元では優出6着。重走路に苦しんでいたが、準決までの良走路は問題なかったし、その前の節のGIIでも優出していたようにエンジン自体は良い部類。佐藤摩弥は前走で優出し3着。シリーズ中はオール車券絡みだったし、その前のGIIでも優出していたので、エンジン的には十分戦える状態にある。若井友和は前走で優出を逃したが、その前のGIIでは優出していたので、エンジンはまずまずで悪くはない。
平田雅崇は、前走の山陽では4走中2回の1着。エンジンは悪くない。泉田修佑は前走の伊勢崎GIIでは白星こそなかったが、シリーズ中の着取りはまとまっていた。定評あるスタートは切れているし、道中の攻めも良くなっている。小林瑞季は近況フライングが多い。スタートは無理できない状況。山田達也と鈴木清は、そこまで悪くはないが、もう少し上積みは欲しいといったところか。
外来勢で有力なのは高橋貢と有吉辰也。高橋貢は伊勢崎オートが新走路になってから快進撃が続いていたが、前走のGIIでは初日に白星を挙げたものの、そこからは失速。重走路の最終日は1着で締めたが、やや不安残り。ただし、エンジンさえ普通の状態になれば確かな捌きで車群を割って行ける。有吉は前走の地元で優出5着。予選準決はオール連対だったし、近況は1着率も高いので自身の走りができる状態。
伊勢崎のGII稲妻賞で優出していたのは内山高秀と吉原恭佑。優勝戦は重走路だったが内山は準優勝だった。枠の利を生かして好走を見せていたし、予選道中も動きは軽快だった。吉原は優勝戦で3着。スタートの切れは良いし、道中も鋭い走りを見せていた。久門徹は前走の山陽ではそこそこ。猛ダッシュからの速攻に期待できる。
A級では長田稚也と上和田拓海の34期コンビが楽しみな存在。長田稚は前走の地元で初日3着。準決には乗れなかったが、残りの2走はともに1着。近況は上位着が多いし、川口では今年優勝の経験もある。S級陣に割り込んでいける1番手はこの長田稚だ。上和田は前走の浜松ではよく車券に貢献していた。34期ナンバー1は上和田の声が高かったが、今は長田稚も成長が著しく同格の存在。直接対決となったら見ものだ。
B級ではスピードある石井大志、速攻力がある佐々木敏夫、独走に入れば残り目がある西村昭紀あたりに注目。
※6月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-16(25期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-41(26期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-45(32期)〕