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6月19日〜23日 浜松オートの展望

2024年06月18日

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浜松32期の三銃士


 G2開催へ昇格してから今回で2度目となる『浜松記念 曳馬野賞』。昨年10月の前回大会は鈴木圭一郎が5日制の2日目から4連勝で『初代』覇者となった。
 今季の鈴木圭はオートレース新記録となる18連勝を達成したうえ、今年の半分が終わっていないのに現在56勝。昨年に青山周平が樹立した年間最多勝利数の記録97勝を大幅に更新できるペースで勝ちまくっている。5月以降18戦で2連対を外しておらず、今大会も万全の構えで臨めそうだ。
 その鈴木圭を今月3日の浜松デイレースで破ったのが同期32期の鈴木宏和。浜松アーリーレースから連続Vとなった。4月から5月にかけてはSGオールスター(飯塚ナイター)とG1ゴールデンレース(浜松デイレース)に連続優出。前期ランキングはS15、今期はS4。来期もS級上位を維持しそうな活躍ぶりだ。そうした現状で欲しいのはグレードレースのタイトル。ひとつ獲れば、更なる飛躍へつながる可能性もあるだろう。
 同じく32期の中村友和も、今月16日の川口ナイター決勝で鈴木圭に土をつけて優勝。4月下旬のアーリーレースから浜松の開催6節に出走して、それ以前よりも上位の着順を取るケースが増加しているので、春以降の浜松の気候にエンジンが合ってきたとも考えられる。
 昨年の曳馬野賞を準優勝した金子大輔が、ここにきて本格化している。4節前と3節前の浜松デイレース決勝は共にスーパーハンデ鈴木圭の後塵を拝したが、2節前の浜松アーリーを4戦4勝で制すると、返す刀で前節の浜松アーリーも3戦3勝、2節連続の完全Vで通算7連勝。5月以降は21戦13勝の白星ラッシュとなっている。
 伊藤信夫は今月9日のアーリー決勝ゴール間際、逃げ込む金子大へタイヤ半分ほどまで差を詰めた。昨年7月以来Vから遠ざかっているが、現在は2節連続で優出し近9走が3着以内と、上昇カーブを描きながら安定してきた。
 佐藤貴也の前節はG2稲妻賞(伊勢崎ナイター)優出。ゴール通過は5着だったが、逃げる荒尾聡の背後で青山周平・早川清太郎・中村雅人らが繰り広げた大激戦に佐藤貴も加わっていて、エンジン状態は良かった。最近の浜松では先月中旬のゴールデンレース最終日に勝利。続いてデイレース一般開催2節に出場して9戦5勝、すべて4着以内と着順をまとめており、地元の気候も掴めている。
 まだ2級車ながら栗原佳祐は9度目、吉林直都は7度目のグレードレース挑戦となる今回。それぞれの直近の大レースは、栗原佳はゴールデンレース初日の『ゴールデンドリーム』戦を最重ハンの20メートル前から逃げて、鈴木圭には捕まったが佐藤励や佐藤貴也を大差でチギって2着。最終日は本走タイム3.400秒で独走勝利した。吉林はG2川口記念の初日を永井大介に先着して2着。4日目は岡部聡を振り切って勝利すると最終日5日目は残り半周で森本優佑に差されたが2着に逃げ残った。両名とも厳しいハンデ位置へ置かれることになるだろうが、車券の対象に十分なりうるし、今まで出場したグレード戦より優秀な成績を挙げる可能性を秘めている。


 永井大介は今月上旬の地元ナイター開催を初日2着からの4連勝で優勝し、波に乗ってきた感がある。過去1年の浜松デイレースでは、今と気候の近い昨年7月の一般開催、そして昨秋のSG日本選手権に優出している。
 川口S級5名のうち、6月13日〜16日のナイター開催に出場した佐藤摩弥・若井友和・森且行の3名とも優出を果たしており、エンジンを仕上げてくる手腕はさすがというほかない。
 その中でも特に佐藤摩弥が過去1年の浜松で高い実績を残している。昨年9月の特別G1プレミアムカップに優出。11月の日本選手権では2023年3度目のSG優出(同年最初のSG優出も、2月に浜松でおこなわれた全日本選抜だった)。今年に入っても、浜松に出走した1月と5月の2開催とも優出している。昨年の曳馬野賞は強風や降雨に日替わりで見舞われる不安定な天候に折り合いを欠いたものの、おおむね季節を問わず好走できていることは強みでもあり自信にもつながりそう。


 高橋貢は近況のグレードレースでは準決勝戦どまりが相次いでいるが、過去1年の浜松デイレースは昨年9月の特別G1プレミアムカップが5戦4勝。11月のSG日本選手権と今年1月の一般開催に優出し、先月ゴールデンレースは5走して2連対3度と、悪くない流れで今節を迎える。
 伊藤正真は過去1年、消音アーリーには優出歴があるものの浜松レギュラーマフラーでは未勝利が続いていたが、先月デイレース5日制開催の4日目は、自身の20メートル前から先に抜け出して独走態勢に入った大物ルーキー浅倉樹良を、本走3.395秒の好タイムでレース終盤に捕えて勝利した。


 飯塚勢で気になるのは浦田信輔の動向。2月の落車事故から5月に実戦復帰して3節を走り、まだ本来の動きにはほど遠い印象ながら、過去にゴールデンレースを4連覇するなど浜松走路との相性は長年良好で、完全復活を心待ちにしている大勢のファンのためにも得意の舞台で巻き返したいところだ。
 昨秋当地の日本選手権で自身初のSG優出を果たした長田稚也は、今年5月は相次ぐ落車に見舞われたが、6月に入ると飯塚ミッドナイトに優出し、続く飯塚デイレースで今年の初優勝を挙げた。若い成長株は上昇気流に乗ったときに大仕事をやってのけることがあるので注目したい。


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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-4(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-7(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-11(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-16(24期)〕
中村 友和〔浜松 A-1(32期)〕
栗原 佳祐〔浜松 A-117(36期)〕
吉林 直都〔浜松 A-205(36期)〕


高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-18(34期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-26(31期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-30(23期)〕


 文/鈴木


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