金曜のメインレースは1870mのA1A2クラスの混合戦。9頭と少々寂しい頭数になってしまったが上位は混戦模様で波乱になってもおかしくない。そんななか本命に推すのは(2)エントラップメント。転入後の連勝内容がよくまだ園田では底を見せていない点も魅力。今回は格上馬が相手だが引けを取らない。相手候補は距離延長がプラス材料の(4)アキュートガールと実績面では上位の(6)トリプルスリルの2頭。他には転入初戦の(1)マルカアトラスや大崩れが少ない(8)ホクザンゴールドの橋本厩舎2頭が続く。
◎ (2)エントラップメント…JRAから転入後2連勝とまだ園田では底を見せていない馬。レース間隔が詰まっているのでこの中間は速い時計を出していないが好状態をキープしている印象。今回は距離延長と格上の馬が相手なので試金石の一戦となるが、前者はJRA在籍時に新馬戦(中山ダート1800m戦)を勝っているし、後者はまだ4歳で伸び代があるし能力的にここでも通用しそうなので心配は要らない。ここ2戦のように先手を奪う競馬ができればこのメンバーでも勝ち負けできるだろう。
〇 (4)アキュートガール…昨年の新春賞を勝ち、その後の梅見月杯で2着など重賞競走で好勝負をしていたがその後は低迷気味。2走前の兵庫サマークイーン賞では3着馬にハナ差の4着と復活の兆しを見せた。前走は金沢の読売レディス杯では輸送の影響で大きく馬体が減っていたが上がり最速の脚を見せていた。今回は約1カ月レース間隔を開けての調整。前走で減っていた馬体が戻っているかがポイントになるが、大幅馬体増なら上位争いが十分可能だ。
▲ (6)トリプルスリル…ここ最近は成績が振るわないが、転入してきた当初は今回と同じ条件で勝っているし、今年初めの新春賞で3着になるなど実績では上位。前走は7着だったが上位2頭が強かったし、3着馬とは0秒7差とそこまで離れてなかった。気性的に難しい面がある模様だが、自分の力を発揮できる走りができれば勝ち負けしてもおかしくない存在。
△ (1)マルカアトラス…今回がJRAから転入初戦。まだ未知の面が多い馬ではあるが、JRAではダートの中距離戦で3勝をし、2走前の準オープンクラスの競馬では最後まで渋太い粘りを見せて3着と上々の内容を見せていた。橋本厩舎に転厩後は速い時計自体は1本しかなくもうひと追いが必要な感じがするが、普段の乗り込みはしっかりしているので仕上がり状態は上々。自分の競馬ができればいきなり好勝負ができそう。
△ (8)ホクザンゴールド…逃げから好位まで脚質に幅がある。前走は好位で反応の良い動きで折り合い、直線でもしっかりとした伸び脚を見せて快勝。この中間も順調に乗り込まれており、追い切りでは手応えの良い動きを披露。今回は昇級戦に加え格上馬が相手なので一筋縄にはいかないが、調子の良さでそのあたりをカバーできればいい勝負ができそう。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 2→4 4→2 2→6 2→1 2→8