偶然にも連勝馬2頭と昨季A1勝ち馬の激突となり要注目。その連勝馬ティアップブランカ、アルカウンは共に逃げ馬。格上スギノグローアップは昨年10月以来、明らかな長距離向きで1500mは忙しい。3頭の首位争いなのは間違いなくても、どう転ぶか分からない面もある一戦だ。
◎は(5)ティアップブランカ。開幕開催だった前々走の勝ち時計は同日・同距離に行われたA1-1の2着ハクサンアマゾネスと同じ。それも追わず馬なり。冬季出走の利はあったとはいえ衝撃的なものだった。その走破時計や勝ちっぷりに関しては前走で後退したものの、馬場差にすると1秒近く差がある状態でもあったし、序盤で内の馬とハナ争いになって仕掛けた分、折り合いに苦労した影響も。距離が延びて強力同型との対戦だと少々不安はあるものの、ビッシリ追い切っても前走は体重が増えていたほどで、目下の充実ぶりは疑いない。連闘だが中間も好気配に映った。アルカウンをやりすごして上手に運べば問題なく力発揮と信じたい。
〇は(1)スギノグローアップ。東京記念3着など重賞好走もある大井在籍時の2020年11月に当地で北國王冠を制しており、その年と翌年のイヌワシ賞も2着・3着。昨年の転入初戦はA1-1勝ち、次走の重賞・利家盃はハクサンアマゾネスに次ぐ2着(重賞の常連ファストフラッシュに先着)。このクラス・相手なら実力は二枚も三枚も上だが、今回は休養明けで距離不足。直前の追い切りは問題ない動きではあったものの、快足2頭に対してどう立ち回りになるかは少々不透明な分で○印に留めた次第。
▲は(6)アルカウン。スプリント重賞でもハナ争いを演じたほどで快足ぶりは当地屈指、あえて控えない限りティアップブランカを制して逃げることになりそう。前走と違い中2週になった分、追い切りも消化したし、気温が上がった方が良くなりそうな今春の見た目でもある。当面の相手となる2頭がどう動いてくるかに尽きる。
△は(2)ピエナパプリカ。上記3頭には分が悪そうだが、冬休みでリフレッシュしたことで今春は渋太い走りができており、中間も至って順調。自身は崩れず走れるはず。
注は(4)ルビースター。B1まで3連勝した勢い・走りにはまだ戻り切らないものの、使いつつ後退はない雰囲気。先行勢が止まる展開になったケースの3着なら可能性。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 5→1 5→6 1→5 6→5 5→2 5→4