期待された転入初戦が案外だったマムティキングだが、+11キロと太目残りだったし、1700mの距離も若干長かったか。ただ、ひと叩きしたことで馬体が引き締まった印象で、今回は1ハロンの距離短縮となる一戦。そして何より、この中間は追い切りを強化して抜群の動きを披露。反撃の期待は十分か。相手は大崩れがない堅実差しで確実の上位に顔を出すセイヴァリアント。こちらも1500mに戻るのはいいし、引き続き稽古で小気味のいい動きを見せている。一発ならイーヴンキールを指名したい。気温上昇で確実に状態面は上向きだし、追い切りの動きも一走ごとによくなっているぞ。高知のA級で活躍していたマイネルラックだが、今年で11歳となった。当地とのレベル差を考えるといきなりも十分だが、初戦は連下までの扱いに。サンマルエンパイアは地力の面で劣勢の立場。展開等の助けが欲しい。中央4勝馬・テイエムアトムの動きはもうひとつ。人気はするだろうが、初戦は斜に構えてみる。
◎(1)マムティキング…レベルの高い南関東で8勝し、オープン勝ちもある実力馬。転入初戦で人気を裏切る形になったが、仕上がり途上だった面も。ブリンカーを着用した追い切りで抜群の動き。一変がありそうな気配。
○(7)セイヴァリアント…多少距離が長かった前走は伸びあぐねたが、追い切りの動きから出来落ちはなさそうだし、今回はベストの1500m戦。引き続き笠松のリーディングが鞍上なら馬券に欠かせぬ。
▲(10)イーヴンキール…下鞍のレースとはいえ、昨年の5~7月にかけて4連勝した馬。この辺りの時季が稼働期なのだろう。A4組、A2組を連勝して意気上がる。勢いは侮れないので。
△(2)マイネルラック…中央3勝クラスから高知に転じて彼の地のA級で活躍。ただ、今年で11歳となったし、1年以上勝ち星を挙げていない。警戒は必要だが、過度な期待まではどうか。
×(5)サンマルエンパイア…あまり丈夫なタイプではないが、最近は順調に使えるし、レースで大崩れすることもない。だが、今回はオープンでの一戦。地力の面では劣勢だ。
×(9)テイエムアトム…まだ6歳と老け込む年齢ではないし、何より中央で4勝を挙げているオープン馬。転入初戦から期待は高まるが、大型馬にありがちな緩さが目立つ。判断に迷う。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 1→7 1→10 1→2 1→5 1→9 7→1 10→1