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■2024年9月21日
金沢シンデレラカップ2歳牝馬 牝馬(地方全国交流)サラ系2歳 定量(金沢)
吉原騎手が自在に決める!トレヴェナ
"競馬カナザワ 大井 明洋"

 2021年を除くグランダムジャパン2歳シーズンとして行われた過去7回、金沢3勝は当時無敗で後に活躍したヤマミダンス、ショウガタップリ、そして道営1勝後に転入マナバレンシア。そのレベルでないと4勝・2着6回と圧倒的優勢の北海道馬には太刀打ちできないということ。その他の地区の馬券圏内は2019年2着の佐賀・ミスカゴシマ、2022年3着の兵庫・カタラの2頭しかいない。例年好走が多い園田プリンセスCからの参戦は日程がタイトになったことで今年はなくなったが、認定もしくはオープンを勝っていたり2勝している北海道勢は好走率が高い。石川テレビ杯が北海道からの転入馬ワンツーだった点からも、北海道勢有利は間違いない。今年は戦績的に3頭が拮抗ムード。当日のデキは注視したいものの、最も魅力的なのは上々の末脚で前走重賞2着(1)トレヴェナ。展開有利に思えるのは先行を想定する(4)プチプラージュで、将来性ある馬体に映るのは(3)レディーティアラ。割り込む可能性があるなら船橋(6)ロシュニ。以下3頭は大幅な上積みがほしいところ。

◎は(1)トレヴェナ。3戦目で先行して初勝利後は差す競馬でOP3着→重賞2着。使いつつ体重も増えて成長を見せているし、前走・フルールCは後方から内目を縫って伸びての2着で、レディーティアラに先着。前々走はプチプラージュに先着されているが、直線で進路が塞がったのも痛かったクビ差。ここ2走の対戦から見ると有力3頭の中では最も魅力的に映り、距離延長も全く問題ないはずの末脚。長距離輸送さえ無事クリアすれば吉原騎手が自在に勝利に導く。

○は(4)プチプラージュ。2戦目で勝ち上がった内容もそうだが、前で運べてレースが上手な点はトレヴェナ、レディーティアラより当地向きと言える。前々走の1700mだけは崩れたものの、1200mに戻った前走は抜け出しかけたゴール寸前で外から差されたアタマ差2着、トレヴェナ(3着)には先着。他馬よりレース間隔が開いた点がどう出るかだけ。

▲は(3)レディーティアラ。レース映像を見る限りスケールの大きそうな馬体と走法で将来性はありそうだが、3~4コーナーでモタつくような面を見せている。その点で広い門別からのコース替わりは何とも言えないところだが、距離延長に関しては歓迎だろう。2週連続でしっかり追い切っている点も、同じローテのトレヴェナより上。頭数・距離の違いも考えると、前走の0秒4差は覆しても不思議ない。

△は(6)ロシュニ。2戦目で一変の勝利、1500m2度目の前走が大幅時計短縮の3/4差と、経験を糧にしての走力を上げている点が強調材料。現時点で道営勢との比較は難しいものの、距離経験は強味になるし、380キロ台と小柄だけに力の要る船橋より軽い当地の馬場の方が向くはず。揉まれない枠順も絶好、輸送しても体重維持なら面白いかも。

穴は(2)フェルナンダ。気性的な幼さを残しており5頭の大外からだったのも新馬戦の勝因だが、裏を返せば潜在能力だけで勝ったとも言える。キャリア1戦の休養明けで初コーナー4回が道営馬相手と、常識的には厳しい情勢だが、良くなる要素・伸びしろは非常に大きい点は強調しておきたい。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 1→4 1→3 4→1 3→1 4→6 4→2
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