| おすすめ注目レース |
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
４日目のメインはＡ１ａ組で行われるシトリンオープン。実績馬あり、好調馬あり、３歳馬ありとタレント揃いでどこからでも狙って行けそうな印象だが、やはり中心に据えるのはマッドルーレットがいいだろう。南関東オープンからの転入で、まだ６歳という年齢を考えれば期待を集めるのは当然だが、初戦のＡ１組を好位から難なく３馬身差抜け出したし、当時よりも状態は数段上とみる。1700ｍも望むところだし、乗り損じがなければきっちりとモノにしてこの先にある重賞戦線へ弾みを付けることになりそうだ。これに対抗するのはハディアとファルコンウィングで前を固める今津博勢。ハディアは９月戦でマッドルーレットに完敗を喫しているが、当時は４カ月ぶりの実戦。叩き３走目の今回の方が動けるのは間違いない。自らハナに行く形もいいが、内からＡ２組、Ａ１ａ組と連勝中のアイスマンが積極策に出れば、これを見る形で運んで３角で先頭を奪うような形がよりいいかも。前走は超スローで持ち前の渋太さを殺がれた格好のファルコンウィングは僚馬との兼ね合いがあって今回も難しい立ち回りになりそう。勝負所の３角あたりでハディアと２頭で前に出る形ならワンツーの可能性もあるが、絶妙なさじ加減が要求されるか。勢いでは１番のアイスマンは行くにしても控えるにしても力は出せそう。あとは前回以上のメンバーとなって力関係がどうかに尽きるのでは。他では３歳馬２頭、1700ｍで良績のあるカルテメトレス、久々も好仕上がりのミトノウォリアー。世代間のレベル差がどうなのか、このレースである程度のことは分かるかも。
◎(10)マッドルーレット…南関東10勝の実績を引っ下げての移籍とあって注目を集めた初戦で、好位から難なく３馬身差抜け出した。この頃はまだ暑さの影響もあって体調は６～７分程度。姫山菊花賞では全国の猛者相手とあって８着止まりだが、０秒８差に食い下がって地力の一端は示した。その後はじっくりと間隔を取って遠征の疲れは癒えたし、ここにきて随分と気温が低下して出来はグングン上昇中だ。この先に控える重賞戦線で活躍するためにも、ここをきっちりとモノにして弾みを付けたい。
○(６)ハディア…復帰初戦でマッドルーレットに捕まり３馬身差の完敗を喫したが、こちらは４カ月ぶりの実戦だっただけに仕方ない？ 叩き２走目のＡ１ａ組で２番手からタイミング良く抜け出して復活を宣言。先行力があってレースを作れるのは強みで、ここも僚馬ファルコンウィングと前を固めれば優位に運べそうだ。本命馬は強力だが、先行有利の馬場を生かして粘闘の構え。スキあらば押し切りまであっていい？
▲(８)ファルコンウィング…８月に戦列復帰後は11着、２着、８着、３着と一進一退だが、初戦は久々でハイラップがこたえたし、２走前はダートグレードで度外視。叩きつつ良化して本領発揮の場と思われた前走の昇竜戦３着は物足りないが、前後半が54秒９－49秒６の極端な上がり勝負で一瞬の脚に泣いた感じ。僚馬ハディアとの兼ね合いはあるが、早めにペースを上げて持久力勝負に持ち込めば勝ち負け可能だろう。
△(２)アイスマン…中央２勝馬ながら転入当初は詰めの甘さが目に付いて善戦止まりだったが、２走前に着けたブリンカーの効果はてき面で、Ａ２組、Ａ１ａ組を連勝。逃げて差してと展開を問わないのは心強い。この中間も変わりなくきている様子だし1700ｍも克服済み。前回と同鞍でも若干相手は上がっている印象だが、ここも突破できれば先々の展望が明るくなる。試金石の一戦だけに４番手の評価だが怖さはある。
×(11)カルテメトレス…初の古馬との対戦となった前開催のＡ３組は３着。1400ｍは若干距離不足の印象で、しかも最内枠とあってレースがしづらかった面もあったか。それを考慮すれば０秒１差なら悪くない。今度はＡ１ａ組で条件は強化されるが、1700ｍは（３０００）と好相性。ゆったり先行できる距離が合う様子で、中間気配も良好だ。現時点でＡ１組だと力量面で不安はあるが、対応できれば楽しみが広がる。
×(１)ミトノウォリアー…重賞勝ちは笠松・ゴールドジュニア、新緑賞の２つのみだが、駿蹄賞、ダービーは各４着ながら３歳世代を牽引した１頭だ。６月戦後は去勢放牧を経ての復帰となるが、乗り込み入念で追い切りの動きも満足のいくもの。仕上げに関する不安はないとみる。どちらかと言えば1500ｍの方がいい気もするが、1700ｍまでは守備範囲。今回は人気からも解放されるし、伸び伸び走れるのが吉と出るか。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 10→6 10→8 10→2 10→11 10→1
初心者にオススメ！AI予想| 出走表 | レース結果 |
| ■おすすめ注目レース一覧 |