時期的にC1クラス中位組までは勝ち上がってきた中央未勝利転入馬がポンポン勝っているが、ここはその3歳馬が不在の組合せ。脚質も割とハッキリしている面々でもある。6~7月に3連勝後は休養していた(3)ミスターキングにとっては恵まれた一戦と言える。肝心な仕上がり状態も問題なさそう。そうであれば負ける相手ではない。逆転があるとすれば(9)エイシンティップス。気分良く運べないと下がってしまう難しい気性だけに大外枠は歓迎、近走以上に走れる可能性あり。夏場より踏ん張りは増してきそうな先行(6)マイネルジュリアンも上位候補。思わぬ流れになる乱戦が想定できない点で、差し・追込の(2)サクセスソング、(5)ドミナンス、そして前走2着は1~2コーナーをロスなく回れたのも良かった(8)エムティウィンドは展開的に何とも言えないところで、押さえ評価に。
◎は(3)ミスターキング。休養明けの今春転入時は使いつつ上向いた経緯あり、久々で動けるかが最大の焦点だが、前開催をパスして毎週のように追い切って、帰厩直後は重く映った体も仕上がってきた模様。気難しさを出させない積極策で結果が良くなった馬だけに、むしろ浮沈の鍵は展開だが、さほど速い馬もいない組合せの幸運。スタートで遅れない限り、勝利は高確率。
○は(9)エイシンティップス。砂を被ったら後退するなど、かなり気難しい印象が強い馬。ムラのある成績はその点だが、ポジションを悪くしなさそうな顔ぶれの大外枠は歓迎。元々中央1勝馬で、地力はミスターキングより上とも言える。また、厩舎3頭出しになった関係での手替わりだが、気合注入には定評のある中島騎手が騎乗するのも魅力的。快走も一考を。
▲は(6)マイネルジュリアン。近走も好位より前でレースして内容は悪くないが、暑さでトモが緩んでいた夏場は内にササる面がキツくなっていたし、気温低下で持ち直してくると見ている馬。理想は1400mではあるものの、好ポジションも見込めるここは3歳2頭に屈した前走以上も視野。
△は(2)サクセスソング。1500mで差しが届く馬場や展開になれば前々走のように好走可能。中間の攻め気配も悪くないようで、発馬と流れに尽きる。
注は(8)エムティウィンド。落ち着いて脚を使って2着・2着のここ2走を見ても、道中ロスなく回って勝負所から外に出して差す形がベスト。今回の方が相手も強化した感あり、外枠から理想の形に持ち込めるかが浮沈の鍵に。
穴は(5)ドミナンス。夏場より状態そのものは良くなっているはず。現に追い切りも強化してきた。極端な追込脚質で展開に左右されるのは否めないが、1500mで2頭ほどが強い競馬をした場合に3着浮上は十分あり得る。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 3→9 3→6 9→3 3→2 3→8 3→5