馬場改修で約2カ月の中断期間があった笠松競馬が再開。その初日からSPIの岐阜金賞といきなり大いに盛り上がりそうだ。ここで中心視するのは◎(3)トゥーナフォーティ。デビュー後6勝しているが、そのうち4つは6月以降の4連勝で挙げたもの。前走では準重賞を逃げ切ったように、ここへ来ての充実度は他馬を一歩リードしている。これに対して実績で上回るのが2、3歳時に重賞実績がある○(4)スターサンドビーチと▲(7)エバーシンス。前者は長距離になってから安定感がアップしており、今回1900mに距離が延びるのはプラス。後者は追い込み一手だが、末脚の切れ味は世代でも屈指のものがあり、改修でその決め手が生きるような馬場になっていれば勝機もあろう。末脚の堅実味では△(6)マルヨハルキも負けていない。好走が1400mに集中しているぶん、距離延長は微妙だが軽視は禁物だ。さらに転入後3連勝中と底を見せていない×(8)ロングトーン、テンに動けないものの毎回必ずひと脚は使ってくる×(12)サンヨウスフィーダも連争いなら十分の素質を秘めている。
◎(3)トゥーナフォーティ 昨年8月にデビュー後、今年5月までは9戦2勝だったが、その後は破竹の4連勝中。元々、スピードはあるタイプだったが、近況は自在にペースを操れるようになり末の粘りがしっかりしてきた。前走で準重賞けやき杯を快勝。重賞でも十分にやれる力があるはず。
○(4)スターサンドビーチ 門別デビューで2→4着の後、7月から笠松へ移籍後に3連勝。その後は重賞戦線で伸び悩んだかに思えたが、4月に行われた1900mの準重賞・笠松プリンシパルCを快勝し復活。東海優駿でも4着など、距離が延びてから安定して力を発揮できているのが心強い。
▲(7)エバーシンス 昨年のラブミーチャン記念の勝ち馬。その後は重賞勝ちこそないが、3走前に東海優駿3着、2走前には古馬相手にAー4組を快勝しているように、決して早熟なタイプでもあるまい。追い込み一手で展開次第の面はあるが、笠松コースに実績があるのは好材料。
△(6)マルヨハルキ デビュー時から陣営の期待の高かった馬だが、堅実な末脚で常に見せ場を作っている。まだ重賞勝ちこそないが、再々、SPIで上位争いを繰り返してきた実力の持ち主。唯一、掲示板を外したのが1600m。短の差し馬の可能性はあるが、3歳以降の充実ぶりなら問題ないか。
×(8)ロングトーン 中央では芝で5走して7着が最高だったが、6月に名古屋へ転入後は3連勝。好位キープからきっちり抜け出す手堅い取り口は安定感抜群だし、前走時計は同日の3歳2組より0秒5速い優秀なもの。輸送、初コース、相手強化になるが、難なく克服しても不思議はない。
×(12)サンヨウスフィーダ 門別では9戦して4着が最高だったが、昨年11月名古屋へ転入直後に連勝。その後はやや伸び悩んだが、5月に入ると好調モードに突入。安定した末脚で見せ場を作り続けている。このメンバーに入ると自力で差し切れるかは微妙だが、馬券圏内なら十分だ。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 3→4 3→7 3→6 3→8 3→12 4→3 7→3 4→7 7→4