おすすめ注目レース
■2025年11月3日
第6回 JBC2歳優駿(門別)
シーズザスローンがJBC2歳王者に輝く
"ケイバブック 對馬大樹"

【中央所属馬の評価】
(9)ケントンは中山のダート1800で新馬勝ち。道中は好位置を進み、4角では外に持ち出して4番手からメンバー最速の上がりで差し切り勝ち。追われてからしっかり反応していたようにいいセンスの持ち主。ここでの力関係が鍵だが、末脚勝負なら出番あり。

(7)ジュウリョクピエロは阪神のダート1800で新馬勝ち。勝ち時計は前日の未勝利戦を勝ったシーズザスローンより0秒2遅かったが、好位差しの競馬で勝ち上がった内容は決して悪くない。JRA勢の中では力の差はないし、門別の白砂が合えば一発可能。

(1)シーズザスローンは芝の3戦は(3)(2)(2)着と惜敗が続いたが、ダート替わりの前走は楽な手応えで4角先頭、直線はノーステッキで後続に7馬身差をつける圧勝。「ダートの走りはいいね。道中の行きっぷりや追ってからの反応も良かった」とレース後の武豊騎手のコメント。ここでも有力候補とみる。

(4)タマモフリージアは京都ダート1800で新馬勝ち。1分54秒5の勝ち時計だが、道中は外々を回っていたし、時計以上に強い内容だった。初輸送、初ナイターと心配な面はあるが、潜在能力はここでも見劣らないし、スムーズな競馬ができればチャンスがあっていい。

(5)フルールドールはデビュー戦(芝1600)4着だったが、ダート替わりの2戦目で初勝利。母も中央のダートでV歴があり、この馬もダート適性の高さを証明してみせた。スピードもあり、前走で1800を克服したのも好材料。中間、更にパワーアップしているし、今のデキなら重賞でも好勝負に。

【ホッカイドウ競馬所属馬の評価】

(10)エンドレスソロウはここまで3戦3勝。中でも注目したのは前走のサンライズCで、重賞初挑戦で初距離、そして一挙のメンバー強化の中で2番手から余裕十分に抜け出したこの馬のポテンシャルは相当に高い。JRAの1勝馬相手なら地力で見劣らないはず。無傷の4連勝で2歳王者に輝くか。

(8)スターシップは3戦目の未勝利戦で初勝利を挙げると、前走のサンライズCまで4戦連続連対。いずれも上がり最速をマークしており、相当な脚力の持ち主だ。今回は前走の勝ち馬+JRA所属馬が相手だが、末脚の破壊力はここでも一、二を争うし、追い比べになればこの馬にも勝機は十分。

(2)アヤサンジョウタロは栄冠賞5着、ブリーダーズGJC3着、サンライズCで3着。重賞で3戦連続入着はこのメンバー相手でも評価できる内容だ。成長している姿は中間の動きにもはっきり見て取れたし、ダートグレードでも軽視はできない。

(3)タイセイシャルトは未勝利、アタックチャレンジ競走(JRA認定未勝利)を連勝した2勝馬だが、オープンに入ってからの2走が案外で。ダートグレードの今回は評価落ちも否めない。

(6)レーザーベルンはメンバー最多の7戦のキャリアだが、前走で3組戦を勝ち上がったばかり。今回は重賞初挑戦でいきなりダートグレードでは、力的にも割引が必要だろう。

(11)トレモロはブリーダーズGJCでは渋太く粘って掲示板を確保したが、サンライズCでは8着完敗。先行力は水準でも末の粘りが物足りない。もう少し末脚強化しないと上位は厳しい。

【解説者の予想】
北の2歳ダート王者を決める一戦。JRAから5頭、地元北海道から6頭が参戦。今年は11頭の精鋭で争われる。本命はJRA所属の(1)シーズザスローン。芝デビューで(3)(2)(2)着と惜敗が続いたが、ダート替わりの前走が圧巻のパフォーマンス。勝ち時計も上々であの内容なら上のクラスでも楽しみだろう。まだまだ伸びしろが見込めるし、ここで重賞初制覇へ。相手に地元の無敗馬(10)エンドレスソロウを指名。前哨戦のサンライズCを勝ち、デビューから3連勝を達成。ポテンシャルの高さに今回も注目したい。決め手確かな(8)スターシップも4戦連続連対と勢いがあるし、末脚勝負なら出番あり。(5)フルールドール、(7)ジュウリョクピエロ、(2)アヤサンジョウタロもスムーズな競馬ができれば上位の一角へ。

◎(1)シーズザスローン
○(10)エンドレスソロウ
▲(8)スターシップ
△(5)フルールドール
△(7)ジュウリョクピエロ
△(2)アヤサンジョウタロ



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 1→10 10→1 1→8 8→1 10→5 5→1 1→7 1→2