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■2025年11月3日
JBCクラシック(船橋)
底見せていないミッキーファイト
全国公営競馬専門紙協会 事務局

【中央所属馬の評価】

 ミッキーファイトはここまで一貫ダート路線で大崩れがなく、帝王賞JpnIも制した。順調に進めばいつかフォーエバーヤングとの再戦が楽しみな存在。秋緒戦でも結果が求められる立場で、仕上げに抜かりはないだろう。

 ウィルソンテソーロは昨年のJBCクラシックの覇者。チャンピオンズC、東京大賞典2着・2着と激走が続いた反動が出たか今年は精彩を欠いていたが、秋緒戦で南部杯を快勝。これで軌道修正なら連覇に視界が開けてきた。

 サンライズジパングは東京コースのフェブラリーSは2着だったが、1600mは根本的に忙しい。少しでも距離延長は歓迎で叩いての上積みも見込める。かなり伸びしろがありそうなだけに一変あっても不思議はない。

 シャマルはスプリントの1000mよりは1800mのほうが対応できるという判断か。船橋は1600mのかしわ記念を連覇とコース適性そのものは高いし、それを強みに徹底先行で粘りこむ。

 メイショウハリオは無念の除外となった帝王賞以来。ひと叩きが妥当な感もあるが、昨年JBCクラシック2着、今春の川崎記念を完勝からは年齢的な衰えは感じられない。いきなりでも動ける態勢にあるかがカギになりそう。

 キングズソードはブランク考慮するなら日テレ盃は上々の滑り出しと言える。順調に駒を進められれば目標は東京大賞典になりそうだが、叩いての上積みは見込めるだけに現時点でも軽くは扱えない。

【地方所属馬の評価】

 サントノーレは2月のかきつばた記念は条件が合わず精彩を欠いたが、今回と同舞台の前2戦が南関限定とはいえ圧巻の勝ちっぷり。再びJRA一線級を相手にしてどこまでやれるか。

 ライトウォーリアの前2戦は展開的にも厳しくなったし仕方ない。それでも入着ラインでまとめるのが地力の高さ。逃げて息の入るかたちに持ち込めるようならば、もっと粘れていい。

 ギガキングは条件ベストで迎える地元での大一番だけに参戦は当然。さすがに勝ち負けとなると厳しいが、なんとか見せ場はつくりたいところ。

 アラジンバローズは昨年JBCスプリントで3着と健闘して、今年はクラシック挑戦。直前に佐賀で重賞楽勝と勢いがあるが、ここは相手のレベルが違う。

 ウインリブルマンはあらためてダートグレード競走挑戦だが、さすがに一変まではどうか。見送りが妥当だろう。

 グランデマーレも使えるところは使うという情勢が続いている。ここも追走が精いっぱいだろう。

 ホウオウトゥルースの前走日本テレビ盃3着は直線勝負に徹してあわやの場面。この馬なりに状態そのものはよさそうだが、JRA勢のメンバーがそろって厳しい。

 ミックファイアは最後の南関東三冠馬だが、古馬が相手になってからは頭打ち。JpnI(GI)に挑戦し続けて仕方ない面もあるが、勝ち負けの期待は酷。

【解説者の予想】

 ミッキーファイトはデビュー以来一貫してダートで【6-1-2-0】と底を見せておらず、重賞4勝の実績。今春の帝王賞を快勝。左回り、オーストラリアの白い砂、いずれも経験済みで、初コースの船橋だが死角は見当たらない。
 地方競馬の期待はサントノーレ。京浜盃に勝ち、ジャパンダートクラシックは7着、かきつばた記念6着とダートグレード競走では近走結果が出ていないが、近2走今回と同条件を連勝中。勢いに乗ってJBCクラシック制覇に期待。
 ウィルソンテソーロはこのところ再び勝ち味に遅い面が出てきていたが、前走南部杯を快勝。左回り1800mの経験も豊富で、初コースとはいえ不安はないし、JBCクラシック連覇も期待できる。
 サンライズジパングは南部杯ではズブい面をみせたが、叩かれて上積みが期待できる。展開が向きそうな点も好材料。シャマルは昨年1400mのJBCスプリントに出走し7着、今年は1800mのJBCクラシックに出走してきた。1800mは22年チャンピオンズC5着以来となるが、こなせない条件ではないだけに注意が必要。メイショウハリオは1度叩いてからがベストだが、底力はあるだけに軽視できない。キングズソードは長期休養明けの日本テレビ盃で4着と健闘し健在をアピール。23年JBCクラシック、24年帝王賞を制するなどここ一番に強いタイプだけに、注意が必要だ。

 ◎13ミッキーファイト
 ○5サントノーレ
 ▲9ウィルソンテソーロ
 △11サンライズジパング
 △7シャマル
 △2メイショウハリオ
 △12キングズソード



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馬単 13→5 13→9 13→11 13→7 13→2 13→12