おすすめ注目レース
■2025年11月13日
第66回 東海菊花賞(SP1) オープンサラ系3歳以上 別定(名古屋)
仕上がり万全! マッドルーレット
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 岡村秀和"

 66回目を迎える名古屋伝統の重賞・東海菊花賞。今年も実力馬が顔をそろえて激戦が予想されるが、中でも注目したいのはマッドルーレット。今回を目標に乗り込みは順調で本数も重ねてきた。最終追い切りでも好時計をマークし、動き自体も満足できるものだった。今年に入って2つの重賞を制して、格負けしない実績も積み重ねてきた。持ち前の先行力が生かせる構成でもあり、勝ち負けの期待を懸けたい。昨年の覇者・ラジカルバローズも、ここに照準を合わせるようにして調子を上げている。走りごろの叩き3走目となり、乗り替わりでも名古屋期待の若手・塚本騎手を背にして連覇を狙っている。怖いのは高知・シンメデージー。中央交流重賞でも勝ち負け可能な実力派で、名古屋コースも3走目になる。優勝請負人・吉原騎手が引き続き鞍上となれば注目以上の存在となるだろう。実績面は見劣っても、グングン地力をつけているメイショウタイセツも楽しみな一頭。夏休み明けをひと叩きしての参戦は予定通りで、ひと追いごとに動きも良くなっている。まだ名古屋では連を外したことがなく、底を見せていない点も魅力的なので。以下はちょっと差がありそうな感じ。プリメイラは牡馬の一線級を相手にしては底力という点で見劣るし、笠松の3歳馬スターサンドビーチは古馬と初対戦で力関係が微妙だ。これらは恵まれて3着でもあれば御の字だろう。

◎(6)マッドルーレット…南関東で10勝を挙げて、昨年の11月に名古屋へ転入。いきなりA1組を勝ち上がり、ここまで当地区では重賞2勝を含む4勝を挙げている。ひと息後を叩いてのローテは予定通りで、攻めの動きから体調面はピークと言っていいだろう。昨年は4着だった同舞台。捲土重来を期す。

○(9)ラジカルバローズ…当地生え抜き馬で、使い出しは3歳の3月と遅れた。ただ、使いつつ地力を備えて、B級の身で挑戦した昨年の東海菊花賞をわずかデビュー8カ月で制した。その後は勝ち星に恵まれなかったが、前走のA1組で久々の勝利。この時期が合うタイプか。今年も調子を上げているので。

▲(8)シンメデージー…ここまで重賞5勝もさることながら、中央交流重賞の名古屋大賞典3着、佐賀記念2着、名古屋グランプリ2着の実力馬。ひと息後だった前走の白山大賞典でも4着。ここは狙い澄ました一戦で、勝ちに来たとも言えるだろう。名手・吉原騎手を背にして好勝負を約束。

△(7)メイショウタイセツ…中央デビューも4戦して見どころなし。それでも昨年9月に名古屋へ籍を移すと、ここまで14戦11勝とハイアベレージ。過去の重賞挑戦では2、5、2着と結果を残せていないが、確実に実力を兼ね備えてきた。ここはタイトル奪取の一戦となるか、注目したい。

×(3)プリメイラ…中央で勝ち上がれずに昨年8月に名古屋へ転入。いきなり勝ち上がると、当地の水も合ったのだろう。それから6連勝。その後も順調に勝利を積み重ねて、2走前の牝馬限定重賞・秋桜賞でうれしい重賞初勝利。牡馬の一線級とも互角に立ち回るか。

×(2)スターサンドビーチ…門別で2戦して勝ち上がれず。その後、笠松に移籍して3連勝も2、3歳の重賞戦線で善戦止まり。今回は8月以来のリフレッシュ明けで仕上がりは順調と聞くが、ここは相手がそろった印象。初めての古馬戦でもあり、今回は将来の糧となれば。



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馬単 6→9 6→8 6→7 6→3 6→2 9→6 8→6
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