2009年10月にデビュー、全日本2歳優駿を筆頭に中央交流重賞を5勝した、笠松を代表する名牝・ラブミーチャン。その名を冠した2歳牝馬の重賞も今年で12回目となる。直近の5年では門別勢が2勝、金沢・大井・名古屋が1勝ずつで地元笠松勢の勝利はなくやや劣勢だ。ラブリーボニータは攻め馬の動きが良好でなんとか地元の意地を見せたいが、今年も遠征勢はかなり強力。重賞連勝中の◎(5)ココキュンキュンとデビュー後2戦2勝と負け知らずの×(7)リマンシテの兵庫勢や、重賞で上位争いの実績がある○(6)フェアリーライズ、▲(1)ミスティライズ、△(10)ウィルラウスの門別勢も素質十分。やはり遠征勢が中心の上位争いになりそうな予感。名古屋勢では門別在籍時に(1・1・0・2)の実績を残し転入後も安定している×(3)マンデーロウリュウに注目。
◎(5)ココキュンキュン 820mだったデビュー戦こそ1秒8差の3着に敗れたが、1400mに距離が延びた2走目から3連勝。続く認定レースではスローのインコースで折り合いを欠く競馬になって4着に敗れたものの、2走前の園田プリンセスCでは中団から見事に差し切って重賞初勝利とすかさず軌道を修正。さらに金沢へ遠征した前走も金沢シンデレラCも制して重賞を連勝と潜在能力の高さをアピールすると同時に長距離輸送に心配がないことを証明。鞍上の山本咲希到騎手も手の内に入れた印象があり、重賞3連勝十分だ。
○(6)フェアリーライズ 門別の認定新馬戦を4馬身差の快勝。2走目の2歳オープンでも0秒1差の3着に健闘し、2歳戦線のトップクラスへと躍進した。3走目となった前走は盛岡の重賞・プリンセスカップで2着。初の遠征ゆえか14キロ減だったが、パドックでの気配は上々。レースでも外々を回らされるロスがありながら長くいい脚を使っていた。また、このレースで前走から2ハロンの距離延長となる1400mを克服した点も今後に大きなプラスで1600mのここでも期待感十分。
▲(1)ミスティライズ 5月に門別でデビューして1100mを1分8秒5の好時計で快勝。ひと息入れて、約2カ月半ぶりとなった重賞・リリーCでは12キロ増の馬体で2着、続く重賞・フルールCでも2着と牝馬重賞戦線の上位常連としての地位を確立。2走前の重賞・園田プリンセスCでは出遅れて向正面から早めにマクって見せ場を作ったものの5着にやぶれたが、展開や初の遠征と敗因は考えられる。前走は中央交流重賞・エーデルワイス賞で5着と底力のあるところは見せており、ここで力負けするとは思えない。
△(10)ウィルラウス デビュー2走目で牝馬限定の認定未勝利を2馬身差の快勝。その後は勝ち鞍こそないものの、前走は盛岡・プリンセスCで4着。ここで対抗視したフェアリーライズから0秒5差と素質的には圏内十分の1頭。前走で404キロまで減った馬体が回復していれば上位争いできていい。
×(7)リマンシテ 9月3日にデビューとやや遅めで、まだ2戦のキャリアだが、先行力を武器に連勝中。ここまで挙げた上位勢と比べると実績では見劣るが、まだ底を見せていないのが魅力。相手強化、距離延長、そして長距離輸送とこなすべき課題は多いが、すんなり先行できれば大駆けがあっても驚けない。
×(3)マンデーロウリュウ 門別デビューで(1・1・0・2)の実績を残して3走前から名古屋へ移籍。今回の門別からの遠征勢と比べても大きくヒケを取る戦歴ではないし、前走ではネクストスター名古屋3着と重賞でやれるメドもついた。転入後の堅実な末脚をみても、さらに距離が延びるのは歓迎で連に押さえておきたい。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 5→6 5→1 5→10 5→7 5→3 6→5 1→5 6→1 1→6