施行距離が1500→2100mに替わった2024年は道営のアナザートゥルースが1着、遠征馬に凱歌が上がったが、2025年は名古屋のフークピグマリオンが1着。2着にマッドルーレット、3着にエルナーニが入って地元勢が上位を独占。3連単は71260円の高配当が飛び出した。今年の顔ぶれだと昨年と同様の結果までは求めづらいが、勝ち負け、あるいは上位争い可能な馬は複数いる。遠征馬も充実のラインナップで手に汗握る熱戦が期待できそうだ。
メンバーを眺めると、おそらく人気の中心は大井のナイトオブファイアが務めることになりそう。3歳限定とはいえ羽田盃2着、東京ダービー4着と中央馬相手に互角以上に渡り合ってきたし、地元馬同士の戸塚記念をきっちりとモノにして単なる善戦マンでないことを示している。ここに入れば前めの位置取りも可能で、好位~中団から抜け出す算段だろう。ただし、南関東地区以外での出走は今回が初めて。長距離輸送がこたえるかもしれないので絶対視は禁物かも。そこで狙ってみたいのはメイショウタイセツだ。地元記者としてはもちろん判官贔屓はあるが、実力、出来、展開まで加味すると地元の意地を示す可能性は十分とみる。2100mの舞台を考えれば、隊列さえ決まれば極端なスローでもない限りは動きづらいはず。今井騎手なら後続が押し寄せる一歩前にペースアップを図り、余力を残して直線へ。そのまま追撃を振り切るシーンを描ける。展開的な狙い目で言えば、メイショウタイセツの番手に収まるリジンが面白いか。南関東ではまだ条件馬の身だが、地方馬場では底を見せていないし、何よりもこのメンバー構成なら機動力が生きそうだ。格上馬たちにアッと言わせる場面も。一方で、身上のバテぬ強みを生かしたいダノンフロイデも鞍上に豪腕・塚本騎手を配してきたあたり、陣営の意図が見え隠れ。他馬よりも一呼吸早めのスパートで粘り込みを図る構えだ。その他の馬では兵庫の昇り馬ジグラートだが、主戦の小牧太騎手が騎乗停止で乗れないのが痛い。“持ってる男”大畑雅章騎手ならとは思うが、テン乗りだけに好凡走の落差は覚悟しないと。これとの比較なら末脚勝負に懸けるエイトワンが面白いかも。有力各馬は少なくとも中団には位置しそうなだけに、じっくりと構えての直線勝負ができる。肝が据わった大畑慧悟騎手ならギリギリまで追い出しを我慢して、一瞬の切れ味を最大限に引き出してくれそう。勝ち負けとは言わないまでも、2着、3着なら十分見込んでいいのでは。
◎(1)メイショウタイセツ…かきつばた記念はダートグレードで高速決着。この馬自身も出遅れて流れに乗れず、不完全燃焼に終わったので度外視でいいだろう。地方馬同士なら十分にやれることは2走前の梅見月杯で証明済み。今回は前走の反省を踏まえ、積極策を標榜する。遠征馬に徹底先行型は不在で、先手候補のケルンコンサートやパピタはメイショウタイセツが内から主張すれば無理せず自重するはず。前半にうまく貯金を作れば、強力遠征馬を封じ込むことは可能だろう。地元の総大将として他地区の馬に好きにはさせない構え。
○(9)ナイトオブファイア…南関東デビューで2100mの戸塚記念勝ち。羽田盃2着、東京ダービー4着と3歳のダートグレードで勝ち負けの実績はここに入れば胸を張れるものだ。直近4走は全てダートグレードで浦和記念5着、ダイオライト記念4着と古馬戦でも存在感を示している。530キロを超す大型馬でひと息後を叩いた上積みは大きく、前走に比べればウンとくみしやすい相手になった。2100mも持って来いのタイプで反撃必至の情勢と言えそう。あとは南関東地区以外は初めてだけに輸送を無難にこなせばになるか。
▲(4)リジン…3歳10月とデビューは遅れたが、南関東で(5200)の成績で中央へ移籍。中央では初戦の1勝クラスを勝っただけで(1107)だが、2勝クラスでも随所に脚は見せていた。昨秋11月に再び南関東へ戻ると、地元浦和の2000mで立て続けに3連勝。地方馬場ではまだ底を見せていない。B2B3クラスを勝ち上がっただけで、全国交流重賞というのは楽でないが、ここへ向けての調整は順調のようだし、展開的にもメイショウタイセツの番手に収まれば有利に運べそう。大駆けの魅力は十分とみた。
△(11)ダノンフロイデ…本を正せば中央3勝馬。内訳は芝2000mを2勝、ダート1800mを1勝。中央終盤は3勝クラスで2桁着順を続けて壁を感じさせたが、高知への移籍が転機となったか、地元A3で2着すると、報知オールスターカップ5着、だるま夕日賞4着、白鷺賞4着と地方重賞なら遜色ない力を示した。前走時よりもいい調整が施されたようだし、地元の塚本騎手を確保できたのも大きい。前々で持ち前の渋太さを生かせば。
×(2)ジグラート…中央未勝利から3歳7月に兵庫へ転じると、常に勝ち負けを演じながらも長らくC1で足踏みが続いた。ただ、C2降格で勝利の味を思い出したか、5歳以降は(10010)の快進撃で今年3月の白鷺賞でも1番人気に推されるまで飛躍を遂げた。同レースは1番枠がこたえたか6着に甘んじたが、陣営にショックの色はなさそう。ここに向けて抜かりない仕上げが施された様子。惜しむらくは小牧太騎手が乗れないこと。大畑雅章騎手の手綱捌きに注目だ。
×(6)エイトワン…今期は名古屋記念4着、梅見月杯5着。重賞では善戦止まりで、昇竜戦2着、A1組1着と手薄なオープンなら勝ち負けという力量か。極端に暑さに弱いタイプとあってあと数戦が正念場と言えるが、ここ2走は37秒台の上がりをマークしているように、道中でためを利かせればかなり切れる脚を繰り出す。遠征馬はそれぞれ色気を持っての出走だけに各馬早めの仕掛けは請け負い。最後に脚を繰り出す同馬に3連単の穴馬の資格は十分とみた。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 1→9 9→1 1→4 4→1 1→11 11→1 1→2 1→6