力量差が大きいメンバーになりがちで平穏な決着が多い重賞だったが、2023年の第4回から「金沢デビュー馬」の縛りが外れて少し様相に変化。その初年度こそ3連単620円という人気馬決着も、4月実施になったここ2年は3着に伏兵台頭の3連単1万円台(昨年は1・2着が人気と逆になったことも要因)。とはいえ1・2着は人気の馬。前年の重賞戦線活躍馬、前哨戦・若駒賞を好走した馬の上位争いになる傾向あり。
例年と違うのは開幕開催・若駒賞を勝ったのは重賞出走歴ない(1)ピカピカピロコだった点。2歳重賞3連勝・次走の他地区相手ネクストスター中日本アタマ差2着の金沢世代最強牡馬エムティジークを差し切った殊勲の勝利だが、展開がハマっただけとも思えない末脚だった。馬体減を考慮してか少し間隔があるここに照準を合わせ準備万端のようだが、人気を背負う立場になっての立ち回りがどうかという懸念は少しある。その点でも2歳トップ戦線を賑わせた(2)グリーゼが条件好転で奮起してほしい思いが強い。若駒賞3着も当時の馬場で不利な外3番手から2馬身半差なら覆せないことはないし、揉まれない展開に持ち込みやすい顔ぶれのここは前走から大きく変わっていい。一発快走なら今季転入組。強い連勝(5)ライクシュガーは相手強化で時計短縮は必要だが、無理なくレースの主導権を握れば通用してもいい。若さを残しながらも重賞で上位争い(8)ケーズコマクサも秘めたる能力を発揮なら面白い。前がモツれれば差す脚がある(4)エイシンディーヴァが浮上しそう。潜在能力は高い(3)オレンジケーキも経験を積んでの変わり身があって不思議ない。
◎は(2)グリーゼ。昨年転入初戦・全国交流シンデレラC2着の中身は濃かったものの、その後はエムティジークに完敗続き。ただ、その辺りは気性の若さも要因。揉まれる展開は苦手、今春まだ少し毛も長いが、成長すれば頂点も狙える素材は疑いない。地元牝馬同士と相手好転のここ、スンナリ運べると走りもかなり違うはずだ。
○は(1)ピカピカピロコ。2組を3勝の昨季は無理使いせず。JRA遠征→大井一時移籍を経て、満を持して一線級と初対戦の前走・若駒賞は見事な末脚で最強馬を撃破。当時の大幅馬体減が懸念材料も、ここ照準の仕上げで、見た目は悪くない。1枠からどう立ち回るかに尽きる。
▲は(5)ライクシュガー。行きっぷり良すぎるくらいでも終いが甘くなることなく連勝。兵庫での1勝・16日の重賞3着馬に先着した2着の戦績は伊達ではない。素材では負けておらず、相手・展開の違いを耐えられるかどうかだけ。
△は(8)ケーズコマクサ。世代屈指の好素材と見るが、課題は当日テンションも高い気性面。成長+冬毛が抜けてパワーUPなら、もっと走力を上げていい。異例の2日前追い切りが奏功すれば快走もあり得る。
注は(4)エイシンディーヴァ。発馬で外にヨレて(5)ライクシュガーに前走完敗だが、休養明けの転入初戦でテンションも高い気性的に手探り状態でもあった。確かな追い上げは流れが厳しくなりがちな重賞では強味に。
穴は(3)オレンジケーキ。唯一の大敗9着/9頭は2戦目の認定戦で砂を被った時。前走ネクストスター中日本も他が行く展開に対応できなかったが、細く映った3月より上昇ムード。前走の経験も糧にできるはずの好素材、控える競馬への慣れ+地元牝馬同士の一戦で変化を見せてもいい。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 2→1 1→2 2→5 2→8 2→4 2→3 5→2