シーズンの大一番「百万石賞」のトライアルとして新設後、第2回~第5回にハクサンアマゾネスが4連覇したこともあり低配当が続いたものの、絶対女王が引退した昨年は様相が変わって混沌としている中で行われ3→2→5番人気の決着で高配当に。今年も新勢力の転入で勢力図が固まっていない。再始動戦となる昨年の中日杯馬や今季転入で連勝して参戦馬の動向が読み切れない面あり、昨年までとは全く違う馬場になっている点でも、予想・絞り込みは困難な「前哨戦」。
レースの鍵になるのは「ペース」「展開」だが、メンバー中4頭が出走の4月12日のJBCイヤー記念のようなスローペースにはならないであろう顔ぶれ。その点でも◎(5)ナミダノキスという決断。今季2戦が案外な走り、昨季もシーズン2戦目この重賞で5着と崩れている点は誰もが気になるところでも、次の大一番にピークを迎えるようにしていたはずで追い切りも一戦毎に強化中。状態面の上積み+展開の違い+距離延長で今度は好結果を出してほしい。とはいえ勝ち切れるとも断言はできず、他馬の勝利も十分だが候補は多数いて悩ましい。注目は当然、昨年12月の中日杯覇者(4)クーアフュルストになるが、中日杯後に移籍した兵庫では順調さを欠いて3月の一戦のみ、帰厩直後は毛ヅヤが冴えない姿。約1ヵ月の間に態勢を整え直したものの、あくまで目標は「次」。それならB2ながら強い連勝(2)シンリミテスの方が未知の魅力という点でも楽しみがある。一進一退の態勢・結果になっているダートグレード勝ち馬(10)ヴェルテックスは長距離実績は断然、案外だった前走より動けていい状況でもあり上位評価。2着だった昨年より先行タイプが多くて展開は楽ではなさそうな(9)マリンデュンデュンも思い切った策に出ての変化はあり得る。連勝で重賞挑戦の2頭(3)ファイヴレター、(7)スーパーチャンドも距離が延びて更に良さが出ていい戦績と走りだけに、即通用の可能性あり。
◎は(5)ナミダノキス。昨年はこの重賞5着から百万石賞を勝って頂点に。順調さ欠いた後だった12月2着・2着より馬体回復・馬力UPを期待した今季だが、2戦とも道中モタついてリュウノブレイクにマクられたし、前走も遅れ差しという感じで直線だけ詰めた3着。とはいえ一戦毎に追い切り負荷を強めているように、復調一途と見ていいし、距離も展開も好転するここで真の力を見せてくれるはずだ。
○は(2)シンリミテス。今季1500mの最速時計で勝った転入初戦が昨季A1馬やJRA3勝馬を相手に衝撃の大差勝ち、前走も馬なり圧勝。気配も良く、気性・発馬が課題だったJRA時の良績は1800m前後。馬体的にも距離は全く問題ないはずで、スンナリ先行さえ叶えば一線級相手でも好勝負と見た。
▲は(4)クーアフュルスト。緩急のキツい展開で追込決着・他地区強豪相手だった北國王冠4着も先頭で直線に向いたし、中日杯は1/2という着差以上の強さでナミダノキスの追撃を封じて金沢最強の座に。ただ、その後に一時移籍した兵庫で順調さを欠いて3月24日も人気を下回る敗戦、帰厩時は毛ヅヤとトモの感触が冴えなかった。復調度と態勢・スンナリ先行できるかが不透明な今回は少し評価を下げる。
△は(10)ヴェルテックス。4才12月に2500mJpnII名古屋グランプリ勝ち、次走の翌年2月JpnI川崎記念も3着。勝利はなかった南関東時も一昨年は2000m以上のオープンで2着2回・3着1回。長距離での実績は断然。ひと息後+本質的に距離不足の重馬場で前走は案外だったが、中1週の連戦・適距離なら、前進あるのみだろう。
注は(9)マリンデュンデュン。開幕戦快勝の1400mなら折り合いに気を遣わず能力をフルに発揮と見た前走も3~4角で動けず5着。前々走JBCイヤー記念もそうだったが、肝心なところでモタつくのが問題。要因が精神面であればベストの逃げに持ち込めた時に一変する余地はある。現に同距離の一昨年・中日杯勝ちと昨年2着は「逃げ」。思い切った策なら。
穴は(3)ファイヴレター。調教周回も難しい9歳馬だが、2勝クラス好走実績通りB2→B1準重賞を連勝。その時計や内容だと一線級相手の重賞で通用は難しいものの、促されて動いているレースぶり、JRA時1900mで3着あり。大幅相手強化の長距離戦の方が初めて真剣に走る可能性、大駆けもあり得る話。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 5→2 5→4 5→10 5→9 5→3 2→5 4→5