3日目のメインは東海地区の3歳馬の頂点を決める東海優駿。5月の駿蹄賞では圧倒的1番人気に推されたアストラビアンコがよもやの2着敗退。気性面の不安が露呈した格好で、それまでの一強ムードから一転して混戦ムードに変わってきた。このレースの焦点は2歳王者のアストラビアンコの巻き返しがあるのか否か。記者の結論から言えば五分五分といったところ。走るとも走らないとも断言することはできない。神のみぞ知るといった感じか。駿蹄賞前の調教段階でコーナーで気難しいところを見せることしばしばだったが、それでも実戦へ行けば大丈夫かと思われていた。ただ、現実に実戦で起こって(2角で減速)しまうとやはり不安がつきまとう。陣営としては工夫を凝らして調整しているが、特に改善した様子は見られない。まともに走ってくれれば圧倒まである脚力の持ち主だけに扱いは厄介だ。丁半博打のようなものなのでお薦めはしづらいというのが本音か。駿蹄賞を勝ったリバーサルトップが出走していればこれを推すという手もあったが、直前で回避してしまったので…。一応、アストラビアンコが力を発揮してくると信じて1着流しの馬券を買うが、穴党はこれが負ける、あるいは圏外に去るという馬券もありかもしれない。
◎(10)アストラビアンコ…昨年11月に転入後は重賞3つを含む5連勝。大本命で迎えた駿蹄賞でよもやの2着と苦杯を嘗めた。2角で気難しい面を見せて後退したのが要因だが、それでも0秒2差まで詰めてきたのは地力の高さ以外の何物でもない。最後まで真面目に集中して走ればというところだが、中間の調整過程からは不安点解消とはいかない感じで…。絶対視は危険だが、陣営の創意工夫で修正してくるとみたい。
○(4)アルティメイタム…当初から距離が延びれば頭角を現すと見られていた馬で、2歳時にはネクストスター名古屋2着、準重賞の若駒盃1着。3歳になって新春ペガサスカップ2着、準重賞の中京ペガスターカップ1着。中京ペガスターカップで2000mを経験したのは強みで、その後はここ一本の仕上げ。正直まだ本物と言える状態ではないが、新春ペガサスカップでの差(アストラビアンコと1秒7差)は詰められるはず。
▲(3)リバーストリート…道営オープン勝ち、フローラルカップ3着の実績を引っ下げて笠松へ移籍。初戦の準重賞・ジュニアクラウン1着、ネクストスター笠松2着と上々の滑り出しだったが、その後は足踏み。ただ、前走のクイーンカップで6馬身差の圧勝劇を演じて自信を回復してきた。モマれ弱さはあるが、すんなり運べば頑張りを見せるタイプ。名古屋も2度目だし鞍上に渡邊騎手を迎えた。型にハマれば怖さあり。
△(9)マイネルモンテュス…中央では芝2000mばかりで全て2桁着順と芽が出なかったが、転入後は連勝を飾り、スプリングカップ2着で一線級にのし上がると、次戦の1a組特別を勝って賞金を加算、東海優駿の出走を決定的なものにした。以降はここへ向けてのローテで、4月戦は距離不足で3着、前走の駿蹄賞は積極策が裏目で4着に甘んじた。前走の反省を踏まえ今度は末脚勝負を模索している様子。これが当たれば。
×(6)タガノアイゼン…転入後3連勝で迎えた駿蹄賞では5着。それまでの鞍上の意のままに動けるレースぶりからすると、掲示板がやっとのレース内容には物足りなさが残った。鞍上も笠松リーディングの渡邊騎手から名古屋の新人・近藤騎手への手替わりではおのずとトーンダウンしてしまう。ただ、引き続き状態は良さそうだし、近藤騎手も1開催ごとに成長がうかがえる。大仕事はどうかも馬券圏内なら十分か。
×(7)エレガントファラオ…中央1勝は姫路の交流戦のものだが、3歳1勝クラスからこれだけ早い時期での移籍は当地では珍しく、やはり注目が必要だろう。転入2走目、1700mでの勝ち上がりとなったが、道中でうまくためを利かせれば距離の融通は利くタイプとみた。さすがに2100mともなると適性の差が出る可能性はあるが、ここはあくまでも挑戦者の立場だし思い切った騎乗が可能。3着ぐらいならあっていい。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 10→4 10→3 10→9 10→6 10→7