初日のメインはA級4組で行われる夏越大空特別。フルゲート12頭に満たなかったのは少し残念だが、出走馬11頭は全馬に少なくとも馬券圏内(3着)がありそうな難解な一戦となった。この中で馬券の軸に相応しいのはセイウンアーテルだろう。転入当初の4戦は(0013)と結果を出せなかったが、5戦目以降は(1700)の超堅実派に変貌を遂げた。基本は好位差しだが、前走のように自らペースを作ることもできる。2着の多さから詰めの甘さを危惧する向きもあるが、相手や展開を加味すれば悲観材料は一切ない。2000mに延びてどうか、ブリンカー着用が裏目に出る可能性もないことはないが、陣営の何とか勝たせたいという気持ちは必ずや馬に伝わることだろう。2勝目は目前とみるが、現実的には馬券の軸(連軸)という評価が妥当か。意外と1着目が思わぬ好配当になったりして。ヒモ候補としては3頭を挙げたい。筆頭はダイチラポール。元中央1勝馬らしいレースぶりで僅差の2着と地力の高さは証明済み。2000mにも難なく対応することだろう。新人・近藤騎手はこれまでもソツのない騎乗が目に付くが、ここも思い切った騎乗で1着を獲りに行ってほしいもの。それだけの地力を備えた馬だろう。レイジングスラストはここ2走920m、1400mとこの馬には忙しかった印象。ゆったりと運べる距離で見直す手はあるか。前走の凡走で人気を落とすようなら絶好の狙い目になる。そういえば、3走前も案外な競馬を続けて若干人気を落としてからの激走だったっけ。もう1頭はエーオ。2000m以上の距離で持ち味を発揮してくるタイプのよう。それに加えてA級のペースにも慣れてきた様子だ。更に言えば夏場が合いそうな印象で前進あるのみだろう。他ではミーハやダイチラファールに注目したが、正直、3着ならば大半の馬にチャンスがありそう。懐に余裕があれば3着目は全通りにして、高目を待つのが得策かも。
◎(6)セイウンアーテル…昨暮の転入当初は8着、3着、11着、7着とモタついたが、3月戦で初めて連対を果たすと、4走連続で2着とすっかり堅実派に。9戦目にして当地初Vを飾ったが、その後は3走連続で2着と、再び詰めの課題を露呈している。とはいえ、毎回いい競馬はできており、相手や展開次第で2勝目は遠くないはず。初めての2000mに戸惑わなければ。ブリンカー着用と聞くので、その効果にも期待したい。
○(9)ダイチラポール…転入後2走は2着、2着。いずれも0秒1、0秒2差と着差も僅かだ。やはり中央で1勝を挙げただけのことはある。前2走の1400mから一気に2000mに延びてどうかだが、勝ち鞍は1700mのものだし、折り合いに難のあるタイプでもない。新人・近藤騎手も順調に勝ち鞍を重ねており、この馬でも初戦で2着と結果を出している。うまく流れに乗ってひと脚を生かす場面は十分だろう。
▲(8)レイジングスラスト…3走前の勝ちっぷりからするとここ2走は案外に映るが、距離不足、前残りの流れと敗因は明白だ。ゆったりと運べる距離は向くはずで、実際に5走前にはこの舞台で3着がある。状態面に陰りはないだけに、立ち回り次第で反撃の余地はあるか。前走の凡走で人気を落とすようなら狙ってみる価値はありそうだ。
△(3)エーオ…再転入2走目、2100mのB級3組をモノにしたが、A級昇格後は7着、5着、6着と足踏み。ただ、再びゆったりと運べる2000mに舞台が替わると2着と息を吹き返した。やはり長めの距離に適性があるようだ。加えて言えば、前走は1700mでも3着の踏ん張り。クラスにも慣れ、徐々に力を付けていることを示した。まだ若干パンチ不足の嫌いはあるので△とどめたが、ソツなく捌けば侮れない。
×(7)ミーハ…今年2月までは他厩舎に在籍して、1700mがベストの差しタイプのイメージが定着していたが、転厩が契機となったか、4月戦では1500mで先行抜け出しのイメージを一新する内容での勝ち上がり。A級復帰後2走は5着、3着。前走は久々に崩れたが、9キロ増の馬体も少なからず影響したか。ひと絞りあれば動きにキレが出るはずで、2000mも持って来いのタイプ。穴っぽさが充満する。
×(10)ダイチラファール…中央1勝クラスで比較的堅実にまとめていただけに、転入後は(0234)と勝ち星がないのは意外、というか不満。ただ、3月戦後はリフレッシュ放牧に出されて再仕上げが施された。追い切りの動きはひと追いごとに良化を辿り、臨戦態勢は整った様子だ。久々で2000mというのは息持ちの観点からはどうかだが、動けてもおかしくない。軽視は不可だろう。
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馬単 6→9 9→6 6→8 8→6 6→3 3→6 6→7 6→10