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馬インフルエンザ

2007年08月18日

 今回の、馬インフルエンザ大流行・・中央競馬開催中止に続き、地方競馬でも大井と金沢で開催が中止になってしまいました。。感染ルートや感染状況もハッキリしていない今、いつ平常に戻るのか、先が見えない状態です。


 開催をしている競馬場でも、他場の馬が出走出来ないという影響が出ているし、すでに日本全国の問題になっています。


 そもそも、馬インフルエンザとはウイルス性の呼吸器感染症で、人間にとってのインフルエンザと似ている。感染すると即発症し、比較的短期間で完治する。
 でも、競走馬たちは毎年2回の予防接種を受けているわけで、今までの考えでいくと安全なはずであったのです。爆発的な感染になっていない事や、感染しても発症していない馬もいる事などから、予防接種の効果は出ているのかもしれないけれど、今までの対策では防げないという事になりました。


 鳥インフルエンザと響きが似ているので、なんとなくイメージがそちら方向に傾きそうですが、人には移らないし、そもそも食用の鳥と競走馬とでは、全くもって存在理由が違うので、一般の方が恐怖に思う事は何もないのです。


 人間にも、風邪とインフルエンザがあるように、馬にも風邪とインフルエンザがあります。大きな鼻の穴から青ッパナを垂らし、咳をする。熱が上がり、食欲がなくなる。風邪もインフルエンザも、同じような症状が出る事も、人間と同じ。ただ、鼻でしか呼吸出来ない競走馬にとって、鼻水の苦しみは人間以上でしょう。しかも、ティッシュで鼻をかむ・・というわけにもいかないし。

 たくさんの競走馬たちが、今そんな状態で病気と闘っていると思うと、とても切なくなってくる・・・そしてたくさんの関係者たちが、看病したり、ウイルスから守ろうとしたり、開催中止で右往左往したり・・・先が見えない中で頑張っている。


 開催がぁーとか、お金がぁーとか、色々な問題があるけれど、とにかく早く感染ルートを特定して、日本から馬インフルエンザウイルスを撃退し、馬たちの鼻水を止めてあげてほしい。
ルーチェ2.JPG
 命を賭けて走っている競走馬たち。商業動物である事は紛れもない事実だけど、こんな時くらい『馬最優先』で事態の収拾をしてほしい。

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