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栗駒賞観戦記。

2019年07月02日

久しぶりに水沢競馬場に行って来ました。
JRAに移籍して頑張っていたラブバレットの岩手復帰戦、さらに四連覇の偉業が懸かる栗駒賞を見るために。

前日はかなりの雨、当日もお昼過ぎに強い雨が降り、かなりの不良馬場。
今の水沢はとにかく時計が速い馬場で、この日も前半から速いタイムが出ていました。

パドックに現れたラブバレットは、−12キロという数字もあってか、これまでより少し小さく見えてしまい...。
特に、すぐ前を歩く2番人気のサインズストームが、546キロという大きな体で、筋肉も柔らかそうにむっちりと盛り上がっているため、
「もしやサインズストームのスピードに負けてしまうのでは...」と、勝手に不安になっていました。

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サインズストームは5連勝で早池峰スプリントを8馬身差で圧勝した、勢いのある上がり馬。
さらに騎乗する岩本怜騎手はデビュー2年目の今年、大ブレイク。
サインズストームと共に同期の中で一番最初に重賞勝利を果たし、この日も3勝を挙げる活躍ぶり。

ラブバレットと山本聡哉騎手もすごいけれど、またまたすごいコンビが出て来たな、と思っていたのです。

しかし。
レースでは圧倒的な力を見せつけてラブバレットが勝利!
道中から逃げるサインズストームをがっちりマークして、終始手ごたえ優勢、4コーナーを回ると山本聡哉騎手がほとんど追うことはなく、余裕の走りでした。
パドックで感じた馬体の大きさは逆転し、68キロの差があるのにラブバレットの方が大きく見えるくらい、凄まじいオーラを感じました。

勝手に不安になって、本当にすみませんでした。と謝りたいくらい。
圧倒的な強さを見せて、四連覇を達成しました!

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菅原勲調教師
「まずはホッとしました。この後は馬の状態を見て考えます。
選択肢としては、岩鷲賞を使うか、クラスターカップ直行か。
今回は移籍初戦でまだ絶好調というわけではない中で、あれだけの走りをしてくれましたから、今後の馬の様子をじっくりと見極めます」


山本聡哉騎手
「四連覇が達成出来てとても嬉しいです。
調教では、いい時と比べると物足りない部分はあったのですが、やっぱり力が違いますね。
勝ててホッとしました。
またこの馬と一緒にレースが出来て嬉しいです」

これだけの馬ですから、お2人とも相当なプレッシャーがあったようで、レース後はホッとした笑顔がとても印象的でした。

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8歳ですが、まだまだ元気なラブバレット。
特に、レースにいっての存在感は圧倒的でしたね。
これからどんなパフォーマンスを見せてくれるか、また楽しみが増えました。

2着だったサインズストームにとっては、試練のレースとなりました。
ただ、ラブバレット相手に真っ向勝負をしたわけで、3着が10馬身離れていたことを考えると、逃げてよく粘ったなと思います。

この経験を糧に、人馬ともにさらに成長した姿を楽しみにしています!


取材終わりに水沢江刺駅でビールを買って新幹線に乗り込もうとしたら、この日の売店は16:30で終了していました!!
水沢江刺駅をご利用の際は、くれぐれもお気を付けを(笑)。

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