タイセイプレシャス、初重賞制覇!
2021年01月10日
7日に笠松競馬場で行われた白銀争覇にて、タイセイプレシャスが初重賞制覇を飾りました。
騎乗した水野翔騎手にとっては国内初重賞制覇、管理する後藤佑耶調教師も初めての重賞制覇となりました。
後藤調教師に喜びの声を伺いました。
赤見:初の重賞制覇、おめでとうございます!どんなお気持ちですか?
後藤:ありがとうございます。水野翔君が上手く乗ってくれましたね。
初めて重賞を勝つことが出来てとても嬉しいです。
頑張ってくれた馬、預けてくれたオーナー、厩舎スタッフや周りの方々のお陰です。感謝の気持ちでいっぱいです。
赤見:タイセイプレシャスはJRAからの移籍初戦でした。初戦から手ごたえは大きかったのでしょうか?
後藤:能力の高い馬であることはわかっていましたが、初めての笠松でしたし、正直半信半疑でした。
気性的に熱くなってしまうタイプで、特にゲートに課題があるのでそこが一番不安でしたね。
僕は尾上げをするためにゲートに行っていたんですけど、やはりゲート内で大人しくはしていなかったです。
赤見:レースは最後方からとなりました。
後藤:JRA時代からゲートが課題だったと聞いていましたし、今回もポンと出たんですけどダッシュが付かなかったですね。
ただ重賞で前が流れてくれて、勝負所で内が開いて。水野君は最初からあそこを狙っていたみたいです。
本当に上手に乗ってくれました。
馬自身も休み明けでプラス10キロという体でしたから、まだ仕上がり途上の中でよく頑張ってくれました。
赤見:ゴール前は3頭タイム差なしの大接戦でした。勝ったことはわかりましたか?
後藤:いや、全然見えなかったんですよ。ゲートに行ってましたから。
勝ったことがわかった時にはすごく嬉しかったです。
赤見:移籍初戦でこれだけのパフォーマンスを見せてくれました。今後の可能性はいかがでしょうか?
後藤:先ほども言ったように、休み明けで100%の仕上がりというわけではない中でこの走りですから、やはり能力は高いですよね。
今回は1400m戦でしたが、マイルくらいまでは許容範囲だと思います。
今後のことはオーナーとご相談しながら決めていきますが、気性的に少し難しい面があって、普段はおっとりしているんですが、スイッチが入るとかなりテンションが上がってしまうんですよ。
今回もゲートと、レース後もけっこう大変でしたから、すぐに遠征へということではなくて、この馬に合う対処法を探っていきながら、しばらくは地元で走らせる方向で考えていこうと思っています。
これからもタイセイプレシャスを応援していただけたら嬉しいです。
宜しくお願い致します。